私は普段から仕事でカッターナイフをよく使います。
パターンを切る時、革を切る時、ソールのトリミングをするときなど、もしかしたら他の職人さんに比べてもカッターナイフを使う頻度が高いかもしれません。
そもそも、日本では靴の職人さんは包丁を使うのが一般的ですが、私はイギリスの学校で学ぶときに包丁というものが存在していなかったので使いませんでしたし、革を裁断する時にはクリッキングナイフというものがありましたが、使うたびにしっかりと研がなくてはいけなかったので、当時から学校ではカッターナイフOKということになっていました。
そんな訳で、研がなくても良いし切れなくなったらポキポキと刃を折ってしまえばまた切れ味復活というありがたいカッターナイフに依存することになったのでした。
そして、私が30年近く使い続けているのがOLFAのカッターナイフです。
聞くところによると、刃をポキポキと折って切れ味復活というシステムを開発したのがOLFAなのだとか。
折る刃からOLFAとなったと聞いています。
そんな絶大な信頼を置OLFAですが、6~7年くらい前から刃が突然に質が落ちまして、以前はスッと革を切ることができた刃がなんとなく引っかかるようになって、もしかしたら自分の勘違いかとも思っていましたが、偶然にも以前に購入してあった刃があってそれを使ったらやはりスッと切れて、これは何とかしないといかんと思っていたのでした。
普段私が使っているのは小型刃のもので、刃のみを黒刃に変えています。
黒刃とは、通常のシルバーの刃よりも切れ味が良い代わりに刃がこぼれやすいというもので、おそらく焼きの入れ方が違うのでしょう。
とにかく上手に使えばよく切れるものです。
そして、先日そんなカッターナイフの替刃の在庫がだいぶ少なくなってきたので、そろそろ買おうかと思ってネットで探していたのですが、なんとOLFA以外にも黒刃を出しているメーカーがあるじゃないですか!
貝印ですよ。
貝印は、あの刃物で有名な岐阜県の関市発祥の刃物を得意とするメーカーで、我が家にも貝印の製品がたくさんあります。
そんな貝印から、カッターナイフの黒刃の替刃が出ていることを知りまして、早速購入して使ってみました。

左がこれまで使ってきたOLFAの黒刃の替刃で、右が貝印の黒刃の替刃です。
サイズや厚さは規格ものなので同じです。

これまでのOLFAの刃と、

今回購入した貝印の刃です。

左が貝印の刃。
で、使ってみた感想ですが、まだ今日使い始めたばかりなので刃のへたりが少ないことを承知のうえでお伝えすると、これまでのOLFAのものはある程度革を切っているとはっきりとわかるくらいに刃が切れなくなる傾向がありましたが、同じ条件で使ってみても貝印の方が切れ味が落ちてくるまでの時間が長かったです。
つまり、耐久性があるということ。
さらにその後にそのままソールのトリミングでゴムを切りましたが、ここまで使っても切れ味が落ちてくる変化は緩やかでした。
なかなか優秀です。
ただ、細かいことですがひとつだけ問題がありまして、貝印の刃はオイルがたくさん塗ってあって使っているとたくさんゴミがくっつきます。
上の写真でも刃にゴミがたくさんついているのがわかります。
いや、べつにゴミがついたところで作業に何の支障もないので構わないと言えば構わないのですが、ちょっとだけ気になりました。
使っている時に刃がこぼれたりすることもなく、とっても良いと思いますよ。
私はだいたい1か月に刃を2枚くらい使うので、今回買った50枚入り×2個は4年くらいかけて使い終わる予定です。
今回はAmazonで750円くらいで購入したのですが、今後Amazonで購入する時に3,500円に届かないときにはこの貝印のカッターナイフの替刃(黒刃)を購入すればよいですね。
まだあといくつかは必要です。
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