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ラスティング

昨日に引き続き、今日もラスティングの残りを進めます。 せっかくなので、ラスティングの作業を細かくご紹介します。 昨日と同じで、ラストの上にアッパーが載っているところ。 靴には、基本的につま先とカカトの部分に芯が入っています。 つま先の芯は足の指先を守るため、カカトの芯はカカトをしっかりとホールドして安定させるためと言われています。 写真は、これからカカトの芯(スティフナーと言います)をセットするところ。 水溶性の接着剤を塗り、 革のスティフナーをセットして、 さらにもう一度こちらの面にも接着剤を塗ってラスティングに進みます。 ラスティングは、まずつま先を引いてクギで仮留めします。 このクギですが、イギリスのビスポークの職人さんの多くは25ミリほどのものを使っている突起ています。 私は19ミリのものを使っています。 つま先周辺のラスティング。 私の手がぎこちないと思った方、これには理由がありまして、 ラスティングの基本はカカトのカウンターポイント(というポイントがあります)から放射状に引くということになっていまして、 つま先周辺はこっち方向に引く必要があるのです。 土踏まずのちょっと前の部分も、カウンターポイントから放射状に引くとなるとこの方向に引きます。 そうすると、本の何本かクギを打っただけで甲の部分がピタリとラストにくっつきます。 カカト周りのラスティングですが、やはり放射状に引くのでこちら方向に引きます。 この部分も然り。 私の場合、土踏まずは最後にラスティングをします。 靴のラスティングで、最も浮きやすいのが土踏まずと言われていまして、 土踏まずの部分はほかの場所のラスティングが決まった後に思いっきり力を込めてキッチリと引く必要があるのです。 全体的に良いバランスでキッチリと引くことができました。 こんな感じにラスティングができています。 でも、じつはこれでOKではなく、 後日革が落ち着いてから、必要に応じて再度引いてよりパリッと仕上げます。 さらに、ウェルティングの時にも革が引かれるので、さらにパリッと仕上がります。   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ1 】 シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。       【 お知らせ2 】 9月29日(土)と30日(日)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにて、恒例のイベントを開催いたします。 IVY PRODUCTSさんでも、お客様の足を計測して、足の特徴や適した靴のサイズをご案内させていただきます。 また、いつも既製品を履くとここの部分が痛いのはなぜか、この問題を解決するにはどうしたらよいかということの、ご相談も承ります。 さらに、ご希望があればシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴のご注文も承ります。 なかなか埼玉の工房へ行くことができないとい方、まずは一度ご覧になってみてください。 ご注文ではないけれど、ご興味をお持ちいただいている方も、ウェルカムです。 長野周辺にお住いの方、お時間がございましたらお気軽にお越しください。   【 お知らせ3 】 10月27日(土)と28日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、恒例のイベントを開催いたします。 SUNさんでも、お客様の足を計測して、足の特徴や適した靴のサイズをご案内させていただきます。 また、いつも既製品を履くとここの部分が痛いのはなぜか、この問題を解決するにはどうしたらよいかということの、ご相談も承ります。 さらに、ご希望があればシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴のご注文も承ります。 なかなか埼玉の工房へ行くことができないとい方、まずは一度ご覧になってみてください。 ご注文ではないけれど、ご興味をお持ちいただいている方も、ウェルカムです。 SUNさんは、三ノ宮駅から徒歩でも数分で、トアロードと高架の交わる交差点近くです。 こちらを参照。 神戸周辺にお住いの方、ぜひお越しください。   【 お知らせ4 】 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。     シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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