ダケジャナイヨ!オーダーメイド靴

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オーダーメイドの靴って言うと、一般的には自分で好きな素材を選んで足に合わせて好きなデザインで作るというイメージがあると思いますが、じつは私たちシューリパブリックのオーダーメイド靴の特徴と言える部分はそこじゃないのです。

特徴としては日常仕様を謳っているのでもう少し身近なものと感じていただけるかもしれませんが、それだけじゃないのです。

なので、一般的に言うオーダーメイド靴の特徴とそれに加えて私たちシューリパブリックのオーダーメイド靴の特徴をお伝えしたいと思います。

今回は、特にフィッティングについてお伝えします。

これはオーダーメイドの靴を作っている工房ならみんな同じことを考えていると思いますが、それを実現する手法は様々。

とにかく履いてくださる方が快適に過ごせること、これがオーダーメイド靴のフィッティングが目指すところです。

大雑把なことを言うと、基本的には既製品の靴は小さいサイズから大きいサイズまでサイズが違うものがそろっていても、それらは単に縦と横の比率をほぼ同じにしたまま拡大縮小をしているだけで、その奇人から外れてしまっている足の方にはなかなか合いません。

親切なブランドは、ウィズの展開を出しているケースもありますが、それでも同じ比率で全体的に広がっていたり細くなっている程度のものです。

それがないよりはあった方が全然ありがたいのは間違いありませんが、それでも救える靴難民は限られています。

ラスト

こちらは、ちょうど工房のかごの中にあったあるお客様のラストです。

この方は、標準的な足に対して親指と小指、それに小指の後ろの部分が少し出ていて、親指の付け根は薄く、甲が高いという特徴を持っています。

ラスト

たいして、こちらもたまたまかごの中にあったお客様のラストですが、小指の先の方が少し出ていて、親指の付け根部分は薄く、甲も低めという特徴があります。

そっか、上のお客様と少し形が違うのかと思ったら、じつは全然違います。

先にご紹介したお客様は・・・、

ラスト

ラストのウィズが4Eベースなので、けっこう幅広の足なのに対して、

ラスト

あとからご紹介したお客様のウィズはEという、標準よりも少し細めの足なのでした。

そもそも足長が違うので単純に比較することはできませんが、もし仮に同じ足長だった場合、ウィズがEと4Eではそれくらい違うのかというと、足囲で18㎜違うことになります。

そこにそれぞれに調整をしているので実際にはもうちょっと変わってくるかもしれません。

このあたりが、皆さんが良く知っているオーダーメイド靴が足に合う理由と思われるかもしれませんが、じつはさらに奥があります。

またまた極端な例をお伝えします。

AさんとBさんという2人のお客様がいたとします。

二人とも足の計測をした時に輪郭をトレースしたら全く同じ足長で同じシルエットでした。

足囲を測るためにメジャーでぐるりと足の周りを測ってみたところ、まず沿わせただけの数値は偶然にも全く同じでした。

ですが、靴を作る際にはある程度の締め付けが必要です。

どれくらい締めるのかは作り手の考え方によるところなので詳しくお伝えしませんが、Aさんはほぼ筋肉だったのでメジャーを締めた時にほぼ数値が変わらなかったのに対し、Bさんは少々ぽっちゃりの方でメジャーが結構締まりました。

この時点で、AさんとBさんの計測から作られるラストの数値は全然違うものになります。

ここでひとつ言えるのは、同じ形をしている足でも体質、もしくは肉付きなどの違いで、理想的なフィッティングとなる靴のラストは違ってくるということ。

これが作り手がお客様の足を見て判断しなくてはいけない要素のひとつです。

さらにほかにも判断ポイントがありまして、

その足は丈夫なのか、それとも華奢なのか、

靴擦れしやすそうか否か、

多少鍛える要素が必要なのか否か、

特別歩き方の癖があるか否かなどなど。

さらに、お客様のフィッティングの好みとしてルーズ目が好きか、それともタイト目が好きか。

それから、どんな環境の下で使うのか。

今回ご注文いただいた靴のデザインと素材はどんなものなのか。

ソースを集め始めたらきりがないくらいたくさんのことを確認して、そしてお客様が最も快適に履いていただけるようにセッティングします。

その上で、私たちシューリパブリックの靴ならシューリパブリックの靴らしい特徴をしっかりとフィッティングにも詰め込んで作ります。

ラストを調整するだけでも、こんな感じでたくさんの情報を詰め込んでいます。

ただ足に合わせると言ってしまえばその一言に過ぎませんが、足のデータ ⇒⇒⇒⇒ ラストの数値というこの ⇒⇒⇒⇒ の部分には、たくさんに理屈や経験に伴った調整が加わるのです。

⇒⇒⇒⇒に関しては、作り手によって全然異なる部分なので、靴をご注文される際にはこの辺りもしっかりと作り手に確認をされるのが良いでしょう。

★★★お知らせ★★★

★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。

★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。

★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。

★地元のコミュニティバスのご案内をアクセスのページに追加しました。日曜日は運休です。

★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。