生地色のウェルトの話

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私たちシューリパブリックでは、靴をご注文いただく際にウェルトの色をお選びいただくのですが、黒、こげ茶のほかに生地色という選択肢があります。

ウェルトとは、このパーツのことです。

ウェルト

フォーマルな雰囲気の靴やビジネス仕様の靴、もしくは落ち着いた雰囲気に仕上げるのであれば、黒、もしくはこげ茶色のウェルトをお勧めしていますが、ちょっとカジュアルな雰囲気を強めに出したり、もしくは軽やかな雰囲気にしたいということであれば、生地色のウェルトもとってもお薦めです。

ただ、この生地色のウェルトは2点ほど注意していただきたいことがありまして、是非それらを知っておいていただきたいと思います。

まず、ひとつ目は経年変化で色が変わってくること。

ウェルト

このブルーのモンキーブーツのウェルトも元々はこれ区代の生地色でしたが、何年か経ってだいぶ色が濃くなってきました。

ウェルト

こちらのセミブローグのウェルトも然りで、10年以上経ってアメ色になってきています。

この変化の具合は、もう結構初めのうちに大きく変化をして、その後徐々にさらに濃くなっていく感じなので、うすいベージュ色のこの雰囲気が好きだからという理由でお選びいただくとちょっとがっかりしてしまうかもしれません。

基本的にウェルトはヌメ革なので、写真の靴のように経年変化を楽しんでいただきたいと思います。

そしてもうひとつは、ヌメ革の色が変化するのと同じようなことなのですが、ヌメ革は耐候性がやや低めであまりにも過酷な環境に置かれているとコチコチに硬くなってしまうことがあります。

普通に履いて家の中に保管してあればあまりそういうケースはないのですが、時々どうしてこうなった?という靴を見かけることがあるので、念のために知っておいてください。

ただ、ウェルトはオールソール交換修理の時に一緒に交換できるパーツなので、それほど神経質になる必要はありませんし、何なら色も変更することだって可能です。

革製品は、気にし始めたら何もできなくなってしまいますから、ある程度はおおらかな気持ちで付き合っていただくのが良いかなって思います。

そういっていながらなんですが、意外と靴は丈夫なのでそう簡単に壊れるものではありませんし、メンテナンスで状態を改善することも可能です。

その方によって丈夫だと感じる方もいらっしゃれば、弱いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

日本の製品は、国産車のようにメンテナンスなしで壊れないのが当たり前になってしまっている風潮があるので、その感覚ではたまにメンテナンスが必要とお伝えしたいのですが、過保護に扱う必要はないのです。

付き合っていくうちにその加減がわかってくると思いますので、ぜひ靴とは上手にお付き合いください。

また、初めのうちは扱い方の加減がわからない方もいらっしゃるので、靴の点検(状態確認)をさせていただいています。

せっかく靴を作ってくださった皆様には、できるだけ永く靴を履いて気に履いていただきたいと思っております。

 

お知らせ

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