余談ですが、今年は早々に真冬用のコートを引っ張り出して、もうすでに着ています。
朝はさほど早くないのでそれほど寒いわけではないのですが、帰りは日が沈んだらもうこの辺りは途端に寒くなるので、自転車で帰る時なんて絶対に厚手の風を通さないコートが必要なのです。
もしかしたら覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、私は昨年と一昨年は狂ったようにコートを買いまくって大変なことになりました。
買ってから学んだのは、ひとシーズンに着れるコートは数が限られているということ。
クリーニングのことも考えて、ひとシーズンで4着もあれば十分すぎます。
さらに言ってしまうと、私はかなりの貧乏性なのでせっかく買ったコートももったいないと思ってしまい、昨年はなかなか着ることができませんでした。
ダメですよね。
お客様には、靴は履かないともったいないなんて言っていながら、自分ができないのですから。
それで昨年の教訓を生かし、今年は早々にコートをたくさん着倒しています。
そりゃ着れば多少のダメージも受けるでしょうけれど、それよりもしっかりと毎回メンテナンスをして丁寧に着ているコートに育てたいと思いまして、せっかく買ったコートを活用しています。
やっぱり良いものを日常に使うのって気持ちが上がりますね。
もっと早くこうすればよかったと後悔です。
そんなわけで、靴をご注文してくださってあまり履いていない方、もしくは靴に限らず何か購入したのにもったいないと言って使っていない方、使ってみると買って良かったと改めて実感できますのでぜひ使ってみてください。
さて、余談が長くなりましたが、今日はちょっとおもしろい革をご紹介します。
こちらです。

Tempesti社のTEXASという革です。
この革はなかなか個性的な革で、「アメリカのカウボーイたちが使い古した革製品の雰囲気をイメージして作った革」というコンセプトで作られているそうです。
見た感じでは、非常に毛足の短いヌバックのようにも見えなくもないのですが、見方によってはKUDUの革にも雰囲気が似ています。
つまり、ピカピカに磨いて使うようなタイプではなく、道具のように使い倒すような使い方が似合っている革なのです。

ちなみに、これは青っぽく見えますが革の色表記としては#nero、つまり黒です。
黒い革というとどうしてもキレイに磨いて履くビジネスシューズをイメージしがちですが、もっとカジュアルに履きたい黒いくつもあるはずです。
黒いデニムに合わせるとか、黒チノパンに合わせるとか、もしくは黒じゃないパンツに合わせる黒い靴もアリだと思います。
そんな時に、このカジュアルテイストが強い黒はとても適しています。

こんなふうにカジュアルな雰囲気の革ですが、しっかりと生地はバットを使っていまして、ELBAMATTやIBIZAと同じ牛のお尻と背中の部分だけを使った繊維の整った生地なのです。
なかなか贅沢な革です。
なので、シワの入り方もとってもキレイ。

革の裏側はこんな感じで、Tempestiの革らしいキレイな仕上がりになっています。
参考までに、このTEXASの#neroは革の状態では若干青っぽく見えるのですが、これが靴になってラスティングで引っ張られるとプルアップではないのですが特に引っ張られた部分は濃いグレーのような色合いになります。
これがまた雰囲気があってとってもキレイなのです。
過去にこの革で靴を作られた方がいらっしゃって、大変気に入ってくださいました。
このTEXASは、#neroのほかにこれらの色が入荷しています。

わかりやすく日本語で言ってしまうと、左上からグリーン、グレー、ベージュ(これは工房にあるサンプルのチャッカブーツを作った革です)、そして下段は茶色、ネイビーとなります。
どの色もカジュアルな雰囲気でも上品な仕上がりになりますので、一年を通して日常使いに履いていただけるはずです。
実物をご覧になりたい方は、お越しいただいた際にその旨お声がけください。
写真では十分にお伝え出来ない雰囲気を、ぜひ実物をご覧になってご確認ください。
★★★お知らせ★★★
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