靴が完成していて、でもご都合でまだ取りにお越しいただけないお客様の靴をご紹介します。
今日ご紹介するのは、こちらのIさんのダブルモンクストラップです。

お選びいただいた革は、Tempesti社のIbizaという革で、色は#Pomerolといういわゆるダークワイン色です。
デジカメのホワイトバランスの関係で実物よりもかなり赤みが強く写っているのですが、革の特性で引っ張ると色が少し明るくなるということもあり、元の革と比べるとやや赤みが強くなっているようです。
この革は元々の色はこんな感じ。

あまり引っぱられていない甲の部分はほぼ元の革の色をしていたので、やはり写真は赤みが強く出ていますね。
実物はとっても格好良いです。

基本的に私たちシューリパブリックではレースアップの靴のみを作っているのですが、例外があってそのひとつがこのダブルモンクストラップなのです。
なぜこのデザインを作るのかというと、一般的なレースアップシューズと同じラストで靴を作れることや、履き始めのセッティングでややきつめにしておくことで靴が馴染んだ時でもしっかりと足をホールドできるためで、このデザインのほかに非レースアップの靴はサイドゴアブーツを作っています。
私たちが作るダブルモンクストラップは、前側のバックルは固定(伸びない仕様)にたいして、後ろ側のバックルはビラゴムを使っているため、バックルがゴムで少し伸びるようになっていますが、デフォルトの時点で結構なテンションをかけているため、普通に履いていても初めのうちは甲が締まっているように感じるかもしれません。

ところで、ダブルモンクストラップやサイドゴアブーツを履いた時に甲やカカトが痛くなることがあります。
これって足に合っていないのかも?と不安になる方がいらっしゃるのですが、確認してみると多くのケースでソールの屈曲が硬いのが原因となっているようで、靴を履いて背伸びをするように靴を屈曲したり強制的に曲げてあげたりして慣らしてあげると負担が少なくなって、痛みが改善することがあります。
レースアップの靴なら多少靴ヒモを強めに締めて履いてあげれば靴そのものが慣れて解決することも多いのですが、調整ができないダブルモンクなどではどうしても初めのうちはカカトが浮いてしまったりして甲に負担がかかったりカカトが擦れて痛かったりということになりがちです。
ともあれ、しっかりと靴が機能しやすいように慣らしてあげることが大切なので、履き始めはじっくりと慣らしてあげてください。

私は個人的に靴はこの角度から見る画が好きなんですよね。
靴がちょっと油断しているというか、優しい一面を見せているというか、なんとなくステキじゃないですか。
Iさんに履いていただくのを楽しみにお待ちしております。
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