余談ですが、明日1月17日は1995年に起きた阪神淡路大震災から30年の日になります。
30年前のことなので、まだ生まれていなかった方もいらっしゃるかもしれませんし、小さかったのであまり記憶にない方もいらっしゃるかもしれませんが、実際にその時のニュースを観たものからすれば、もう壮絶な状況だったことをお伝えしたいです。
高速道路の高架橋が根元から倒れ、駅が潰れ、あちらこちらから火災が発生し、もう神戸は終わってしまうのではないかと本当に悲しくなりました。
そしてその後、神戸は復興に向けて動き出しました。
オリックスががんばろう神戸を合言葉にリーグ優勝を果たし、イチローが大活躍をし、川嶋あいの「しあわせ運べるように」がテレビやラジオから流れ、みんなが神戸の復興に関心を持っていました。
あれから30年、神戸はもうすっかりキレイな街になっていますが、昨年も能登で起こったように災害はいつどこで起こるかわかりません。
どこで起こるかわかりませんが、私たちの地域で起こる可能性がゼロではないので、少なくとも最低限の準備だけはしておきたいと思っています。
日頃から食料はローリングストックで賞味期限を切らさないようにし、水とトイレットペーパーとランタンなどは準備しておきたいところです。
出来れば、お休みの日にはちょっとしたアウトドアグッズを使って、ご飯を作ったりする練習をしてみるのも良いかもしれません。
いざという時に、何とか乗り切れるように普段から準備をしておきたいと思います。
さて、今日のお客様は群馬県にお住いのSSさんです。
ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、フィッティング確認と靴のお渡しのためにお越しいただきました。
今回完成したのは、こちら。
黒のギブソンシューズです。
ただ、これは単なる普通のギブソンシューズではなく、以前に企画商品として「もしもの時にしっかりと歩ける靴プラン」という企画商品を発売しまして、そのギブソンシューズです。
発売したのが9月1日、そうです関東大震災が起こった防災の日でしたが、偶然にも今日こうして阪神淡路大震災の話を書くタイミングになるとは。
この商品は標準仕様の靴とは異なり、災害などで足元が大変な事になっている時でもしっかりと歩ける靴を目指して作ったもので、靴のインソールの下側にクギ踏み抜き防止の素材がセットされています。
とは言え、こうして見ると見た目は普通のギブソンシューズと何ら変わりません。
「スーツに合わせても良いですが、もっとカジュアルな服に合わせても全然行けそうですよね。」
とおっしゃっていました。
靴自体は、ブラックラピド製法で作ってありますので、基本的にとても丈夫です。
履いていただいたご感想は・・・、
「旅チャッカと同じ製法だそうですが、この靴はインソールが取り外せないぶん一体感があって、なかなか履きやすいです。」
とのことでした。
こういうベーシックなデザインは思いのほか使いやすいので、たくさん履いていただけそうです。
SSさん、今日もありがとうございました。
靴の仕様
デザイン:ギブソンシューズ
レザー: ステア
ソール: ダイナイトソール
ラスト: マイサイズラスト(SRC+お客様の足に合わせた調整)
製法:ブラックラピド
今回使用した革の在庫の有無:有り
★★★お知らせ★★★
★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。
★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
★地元のコミュニティバスのご案内をアクセスのページに追加しました。
★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。