廃棄削減にご協力お願いプラン(2)(終了しました)

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前回ご案内して、思いのほか皆様にご興味をお持ちいただいたあの企画の第2弾です。

廃棄削減にご協力お願いプラン。

1枚の革から靴用に革を裁断していくと、中途半端に革が残ってしまいます。

たとえば130デシの革から1足分の35デシずつ使っていくと、靴1足分には満たないものの素材として十分に使える部分が25デシくらい残ってしまうわけで、これで何か革小物でも作ろうと思って保管しておいたものの、なかなか使うことがなくそんな革が貯まってしまっています。

捨ててしまうことも可能ですが、使えば使える革を捨ててしまうのは良くないので、もしご協力いただける方がいらっしゃればお値打ち価格で提供させていただこうと考えたのでした。

今回は、そんな革の中でこれまで大変人気だったものをピックアップし、ただその革だけでは1足の靴は作れないので何かほかの革とコンビにして1足にするという企画です。

もちろんコンビの靴がお好きな方もいれば嫌いな方もいらっしゃると思うので、誰にでもという訳にはいきませんが、合わせ方によっては異素材同色コンビとか微妙に近い素材のコンビなども可能なので、もしご興味をお持ちいただけるようでしたらご覧ください。

ちなみに、コンビにする相手の革は特に指定はありませんので、私どもの在庫の革の中からご希望の革をお選びいただきます。

価格に関しましては、残っている革のサイズとの兼ね合いもあり、その革の大きさに応じて多少上下しますが、おおよそラストワンプランと同じくらいの価格帯と考えていただければ結構です。

それって、大変お得な価格ですよね。

また、この企画に関してはいくつか決まり事を設けましたので、下の方でまとめてご案内させていただきます。

今回ご用意した革がこちら。

廃棄削減

大変人気のあったKUDUのこげ茶色です。

オイルを多めに含んでいるので厚さの割にはしなやかで、なおかつ生地自体がとてもしっかりしているという、優しい履き心地なのに安定感があるイイとこ取りのKUDUです。

そんなKUDUのこげ茶が少しだけ残ってしまいました。

大きさの目安として、プレーンのオックスフォードやプレーンのギリーシューズのヴァンプの部分だけ両足ぶん取れるくらい。

廃棄削減

もしくは、同じくプレーンのオックスフォードやプレーンのギリーシューズのクォーターの部分だけが両足ぶん取れるくらい。

廃棄削減

言い換えれば、靴1足分の半分くらいといったところです。

なので、このかあを上手に使ってコンビの靴を作るという使い方がお勧めです。

私個人的には、セミブローグやフルブローグ(ブーツを含む)のヴァンプの部分にこのKUDU
を使い、

廃棄削減

キャップとクォーターに他の革を使ってコンビの靴を作るという仕様がお勧めです。

というのも、KUDUの革は表面にバフがけがされていてギン面が特に割れにくいので、耐久性の面からも大変優れていますし、コンビの相手の革を近い色のこげ茶にすれば違和感なく上品なコンビの靴を作ることができます。

さらに、KUDUはあたりがとっても優しいので折れジワの心配も極めて少なくなり、履き心地が良くて耐久性が高くて、控えめで上品な靴になるのです。

貴重なKUDUの革なので、有効にご利用いただけると嬉しいです。

企画の詳細は以下の通り

〇企画名: 廃棄削減にご協力お願いプラン

〇企画内容: 半端に残った革を活用すべく、ほかの革とあわせて1足の靴を作るプラン

〇メインになる革: KUDU(こげ茶色)

〇価格 : 99,000円(税込み)

〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用が必要

〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要

〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせてハンドソーンウェルテッドで製作

〇デザインは基本的に自由(シューリパブリックで作れるものの中からお選び下さい)

〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(先着)



使える素材を捨ててしまうのはもったいないので、ぜひご協力をお願いいたします。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。


お知らせ

★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。

★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。

★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。

★地元のコミュニティバスのご案内をアクセスのページに追加しました。

★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。