先日もお伝えしたのですが、ウチの娘がもうすぐ入学式なので、そのために靴を1足作ってあげました。
その入学式は来週ですが、その前に少し靴に慣れておくようにと伝えたところ、今日ちょうど都内に行く用事があったので履いて行ってみるとのこと。
昨日の夜に家の中で少し歩きまわったうえで確認したら、問題はないようだったのでしっかりと歩いてくるようにと伝えておきました。
そして、早朝から出かけて行って先ほど帰ってきましたが、1日履いた靴がコチラ。

モノの扱いがかなり雑なウチの娘にしては、非常にキレイに履いてきてくれたようで、大きなキズもなくシワの入り方もキレイ。
そして、1日履いた感想をきいてみたところ、
「足のあちこちが痛い。まずふくらはぎが痛い、そして指の腹が痛い、さらには甲が痛い」とのこと。
それは靴屋的に言えばなかなか良い流れなのです。
詳しく説明させていただきます。
まず、ウチの娘に関してざっと説明させていただくと、中学では陸上部に入っていて今でも時々運動公園に走りに行くような性格で、比較的運動はできる方です。
ただ、高校に入ってから制服に合わせてローファーを履くようになり、後半は最近流行りの厚底のローファーを履いていました。
それを元に今回足が痛かった原因を究明すると、
ふくらはぎが痛いというのは、この靴を履いてしっかりと足を機能させて歩けた証です。
厚底のローファーではあまり足を機能させて歩くことがありませんが、ほぼ足袋のように歩けるこの靴で歩くと前に進む力をしっかりと使って歩けて、その疲れが出たのだと思われます。
これは非常に良いことで、これは慣れれば痛みは全くなくなり、むしろ良い運動をした爽快感を感じられるようになるはず。
つぎに、指の腹が痛いというのは、これも先ほどのふくらはぎが痛いのと同じで、ふくらはぎの筋肉で前に進もうとした力のアウトプットが足の裏に出ているわけで、普段から柔らかい靴を履いていると足が怠け者になってしまうところを、今回この硬めの靴を履いて歩いたことで怠けていた指の腹にしわ寄せが来たと思われます。
これも何度か履いて歩けば解消するでしょう。
3つめの、甲が痛いというのはこれはちょっと理由が異なっていまして、まだ下ろしたての靴なので靴そのものが硬く屈曲も硬いので、歩いて靴が屈曲する度に甲に負担がかかったということだと思います。
これも何度か履けば解決することと思われます。
ちなみに、1日履いてどんな感じだったのかは、靴の中を見ればだいたいわかります。

親指や小指が当たった跡もないですし、カカトが擦れて靴擦れになる感じも見受けられませんので、フィッティング的には問題ないと思います。
どうしても普段からスニーカーをメインに履いている方や、革靴でも足をしっかりと機能させて歩く習慣がない方、もしくは足そのものが華奢な方は、どんなに足に合わせて作った靴でも初めは足が疲れて痛くなってしまう可能性が十分に考えられます。
なので、できれば長い時間ではなく10分とか20分くらいの短い時間で足を少しずつ慣らし、1時間くらい履いて歩いても全く問題ないようになってから長距離にチャレンジしていただけると良いかもしれません。
ちょっと履いて痛いからこれは足に合わないということではなく、少々足を鍛えて革靴足に寄せていただいていただければ、革靴ライフを楽しんでいただけるはずです。
それは、単に革靴のオタクの仲間に入ることではなく、将来に向けて足を健康に育てることと私は考えています。
そして、今日たくさん歩いて足が痛くなったけどしっかりと歩ききった普段は甘ったれの娘を褒めてあげたいと思います。
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