ヌバックとスウェード

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先日ご紹介したヌバックに関して、少しずつではありますがご興味をお持ちいただいているようで非常に嬉しく思います。

実物をご覧になると、もっとこの革のステキさがおわかりになると思いますので、ぜひ工房にお越しいただいた際にはご覧になっていってください。

そんなヌバックですが、それじゃスウェードと何がどう違うのかというのが気になるところですよね。

どちらも起毛の素材ですし、写真で見た感じではあまり違いがわからなかったりします。

ヌバックとスウェード

似たような感じの色で並べてみました。

色の違いは置いといて、右がヌバックで左がスウェード(OperaのLondon)です。

ヌバックとスウェード

やっぱり写真だとわかりにくいかもしれませんが、ヌバックは毛足がとっても短いのに対し、

ヌバックとスウェード

スウェードはヌバックに比べると毛足がパッと見てわかるくらいに違いで長いです。

というのも、

ヌバックとスウェード

ヌバックは革のギン面(サンプルの黒い革のこちら側の面)にバフ加工を施して起毛させているのに対し、

ヌバックとスウェード

スウェードは床面(こちら側の面)を使っているという違いがあります。

具体的なそれらの違いは、ギン面は繊維が緻密なのに対し、床面は繊維がやや粗くなります。

そして、スウェードの仲間でもっと深い層の素材を使うものもあり、深くなればなるほど繊維が粗くなり、毛羽立った感じの素材になっていきます(これをベロアと呼ぶ場合もあります)。

スウェードに関して言えば、上質で繊細なものが良しとされていて、そのようなスウェードを作ることができるタンナーはじつは意外と少なく、とっても貴重なのです。

有名なタンナーとして、チャールズFステッドが挙げられます。

私たちシューリパブリックが以前に扱っていたスコッチスウェードを作っていたところも、非常に実力があるタンナーでした。

ヌバックとスウェード

それらをふまえて、もう一度じっくりと見てみてください。

こちらがヌバックで、

ヌバックとスウェード

こちらがスウェード。

クルマ好きの方なら、例えば東レのエクセーヌやイタリアの製品のアルカンターラなどがクルマのシート表皮に使われていることがあると思いますが、これらが合成皮革ですがイメージ的にはヌバックに非常によく似た素材になります。

スウェードとヌバックの違いをなんとなく理解していただけましたか?

素材として甲乙ということではなく、あくまでも好みでお選びいただければ良いと思います。

ちなみに、私の好みはどうでも良いのですが、茶系などの暖色の色は温かみが感じられるのでスウェードが良いかなって思っています。

 

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