今日は、ご注文いただいたお客様のラストの調整をしていました。
ラストの調整とは、だいたい近いサイズのラストを木型屋さんに作ってもらい、その後にお客様の足に合わせた微調整としてラストを削ったり肉付けをしたりする作業のことです。
今回のグループのお客様は全員がリピートの方だったので、既に何度か靴を作っているため、大きな調整はないだろうと思っていましたが、意外にもそれがそういうわけにはいかず、早い方では半年くらいのうちに足が変化する方もいらっしゃるのです。
傾向として、1足目の靴をご注文いただいて、完成ののちに靴を履いていただくと、ほとんどの方で足の変化が見られます。
その変化はというと、足が少しずつですが締まっていくのです。
おそらくこれまで履いていた靴では足を十分に機能できていなかったのが、足に合っていて足をしっかりと機能させて歩ける靴を履くようになると、足が引き締まっていくのでしょう。
そんな良い変化の方もいらっしゃれば、忙しかったり生活が不規則だったり、もしくはもしかしたらストレスなどもあるのかもしれませんが、足がむくんできているという方もいらっしゃいます。
私は医者ではないので医療分野に踏み込んだりすることはありませんが、やはりパッと見て問題だと感じることがあれば、お客様に確認させていただくこともあります。
老化は足から始まるというように、足をないがしろにしてしまうと知らぬ間に身体の状態が悪くなってしまうことだってありますから、できることなら皆さんにしっかりと足を機能させて歩ける靴を履いていただいて、いつまでも元気でいてほしいと思っています。
もちろん皆さんが元気であることはとっても嬉しことですし、みんなが元気であればきっと医療費を抑えられて一人一人の負担が減って金銭的にも幸せになれますから。
せっかく長寿の国と言われるようになったので、いつまでも元気でいたいものです。
★★★お知らせ★★★
★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています(残りが少なくなってきました)。
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コメント失礼します。
木製の木型の方が削ったり盛ったりしやすい気がするのですが、プラスチックの方が適しているのでしょうか。
コメントありがとうございます。
削ったり盛ったりしやすいということに関しては、やり方にもよりますが木のほうが適していると思います。
ただ、実際問題として木製のラストは材料の入手が困難だったり、価格が高かったり、長期使用による耐久性や変形の問題であまり使われていません。
プラのラストでも、慣れてしまえば全く問題ないですよ。
本日、高山さんらかe-mailをいただいたのを機にブログを拝読させていただいております。接骨院の先生は「皆さん幅広の靴を選び勝ち」と言っていました。その先生の推奨でスニーカーはNew Balanceの幅Dを愛用しています。またつま先を開いて歩く人は足の幅が広くなる傾向があるようです。外反母趾の要因にもなります。高山さんの靴はつま先を正面に向けるように促してくれるようです。
KAさん、コメントありがとうございます。
確かに選ぶ靴によって足に影響が出ることもあるようですね。
だからこそ、普段から靴選びは気を付けたいものです。