今年の初めころからずっと練っていた企画で、やっと発表です。
それが『HeavyDutyなブーツを作る企画』です。
ご存じの方も多いかと思いますがHeavyDutyとは皆さんが思う通りの「丈夫な」とか「高負荷に耐えうる」という意味で、まさにタフなブーツを作る企画です。
というのも、昨今において革靴の目指すところがだんだんおかしくなっていて、軽いとか柔らかいとか、そんなの革靴の本来の目的から遠く離れてしまっているじゃないですか。
そうじゃなくて、革靴は革靴らしく永く愛用していくことでしっかりと足に馴染み、それこそ道具のように履き倒せるブーツが必要なのです。
それじゃ、普段製作しているハンドソーンの靴と比べるとどう違うのかということですが、標準仕様のハンドソーンの靴は多少なりともしっとりと優しい履き心地になります。
ハンドソーンは、手間と時間をかけて丁寧に作り込む最高のものと私は思います。
それに対して、今回の企画のブーツはブラックラピドで、さらにダブルソール(セミダブルではありません)という、徹底したHeavyDutyなのです。
ランクルの70のような、とにかく武骨で丈夫で安心してどこまでも走って行けるようなクルマのイメージで、丈夫で武骨な靴を作ります。
多少の雨でも気にせず履けることも必要な要素です。
それでも、オーダーメイドで足に合わせて作るからには、足の特徴を生かしたり、必要に応じて補ったりして、無骨に履けるけれどやっぱり履き心地は慣れてしまえば快適といったところを目指しています。
なんとなくイメージが湧きましたでしょうか?
アメリカのワークブーツとは違うベクトルで、見た目からしてももっとスマートなんだけど性格はHeavyDutyという感じです。
今回この企画で使う革は、こちら。

Tempesti社のMAINE(メイン)という革で、普段から使っているものですがやはりかなり硬めの革になります。
写真は#黒で、今回は4色用意させていただきました。

私がおすすめなのは、この#黒か、

もしくはこちらの#ネイビー。
もう、見ただけで硬そうな革ですよね。
ただ、実際に履くときに硬すぎて履きづらいのは良くないので、硬いけれど馴染んだら履きやすいという程度の厚さと硬さのものです。
あと2色は、茶系と赤系のものを用意していますので、後日改めてご紹介します。
そして、先ほどもちょっと書きましたが製法はブラックラピド製法になります。
ハンドソーンと比べると機械で縫う行程が多くなり、そのぶん履き心地は硬くなりますが丈夫さは向上します。

今回使用するおしぶち(ハンドソーンではウェルトに相当するパーツ)は、私たちシューリパブリックでは初のストームになります。
普段私がLストームと呼んでいるのは、正しくはスプリットと言いまして1枚の革にメスを入れて開いているものですが、こちらは本物のストームです。
スプリットもストームも元々の生い立ちは似たようなもので、雨風や砂、泥などがアッパーとウェルトの隙間に入らないようにということで作られました。
このストームは、まだ着色していないので革の色のままですが、実際には黒、もしくはこげ茶に着色する予定です。
ストームは、スプリットとも平ウェルトとも違う雰囲気で、なかなか格好良いと思います。
製法の関係でつり込んだアッパーに接着するため、接着面がカーブでも貼れるようにギザギザになっています。
そして、ダブルソールのミッドソールには3ミリ厚の革を用意しています。
また、今回お選びいただけるデザインはこちらの2種類。

ギブソンブーツと、

チャッカブーツ。
では、企画の詳細をまとめます。
企画名: HeavyDutyなブーツを作る企画
革: Tempesti社 MAINE (#黒、#ネイビー #茶 #赤の4色)
製法: ブラックラピド製法(足に合わせて製作するオーダーメイドです、カカト、ソール交換できます)
仕様: ストームのおしぶち、3ミリ厚ダブルソール
デザイン: ギブソンブーツ もしくは チャッカブーツ(デザイン変更はキャップ、ブローグ、メダリオンの追加は可ですが通常と同様のオプション扱い)
価格: 96,000円(税込み) (初めてご注文の方は別途ラスト製作費用30,000円が必要です。)
予定数: 合計で9足
となります。
ちなみに、どの革もMaxで4足分しかありませんので、ご希望の方はお早めにご連絡ください。
受付期間はゴールデンウィーク最終日の5月6日(水)までで、同日までにメールでご連絡ください。
打ち合わせは、5月中にお越しください。
お伝えしている通りHeavyDutyなブーツですので、華奢な足の方にはあまりお勧めできません。
ご了承ください。
皆さまからのご連絡をお待ちしております。
後日また追加でご説明する予定です。
どうぞお楽しみに.
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