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ギブソンブーツ

今日ご紹介するお客様は、東京都にお住いのDKさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 DKさんは、今回の靴が初めてのシューリパブリックになります。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、黒のシャトーブリアンを使って製作したギブソンブーツです。 1足目からこんな革でギブソンブーツなんてちょっとうらやましいですが、とっても格好良いと思います。 初めて私たちシューリパブリックの靴を履くと、多くの方があまり感動がないとおっしゃいます。 というのも、昨日もちょっと書きましたがハンドソーンウェルテッドの靴の場合、インソールやボトムフィラーが沈んだのちにジャストフィットになることを見込んだフィッティングで作るので、この時点ではそれほど合っているという感じがありません。 そりゃ、普段から既製品がとてつもなく合わないような場合であれば、初めから痛くないと感じていただけますが、そうではない方の場合は、まぁ確かに既製品よりは良いかもという程度になってしまうのです。 ですが、このまま普通に履いていて半年くらい経つ頃には、確かに履いていてストレスがないし脱いだ時に開放感もない、無理なく足と一体化したような靴になっていて、その頃になって履きやすいと感じていただけるようです。 ですから、その時まで靴を育てていただいて、履きやすくなることを楽しみにしていただきたいと思います。 改めて、こうしてみるとギブソンブーツは本当に格好良いと思います。 先日お越しいただいたIさんも、歩くときはギブソンブーツが一番とおっしゃっていて、お仕事から帰られるときはちょっと手前の駅で降りて数キロの道のりを歩いて帰られたり、もしくはお休みの日には数時間の散歩コースをギブソンブーツを履いて歩かれるそうです。 ギブソンブーツが好きとおっしゃってくださるお客様は本当に多く、確かに脱ぎ履きのしやすさはチャッカブーツには敵いませんが、安定感に関してはやっぱりギブソンブーツですよね。 つま先の丸いラストで作ればパンクの雰囲気になりますし、スウェードで作れば上品なカジュアルブーツになります。 機能性とデザイン性とどちらも優れているのは、本当に素晴らしいと思います。 DKさんも、たくさん履いてくださることと思います。 ありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: ギブソンブーツ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ダブルモンクストラップシューズ

今日ご紹介するお客様は、埼玉県にお住いのTIさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 TIさんも普段から私たちシューリパブリックの靴をたくさん履いてくださっているお客様です。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、黒のダブルモンクストラップシューズです。 ダブルモンクストラップは、皆さんご存じの通りストラップをバックルで留めるという仕様の靴で、靴ヒモのような調整機能がありません。 でも、ハンドソーンウェルテッドの靴の場合、特に私たちシューリパブリックの靴は履き始めてからかなりインソールやコルクが沈むので、フィッティングが変わってしまいます。 ということは、あらかじめ変化する分を見込んでおく必要があるのですが(革にもよります)、上の写真は初めバックルを外して履いていただいて、少し履いてインソールが多少でも沈んでから改めてバックルを留めたところです。 まだまだこの先変化していくので、今の段階では多少?の部分もありますが、計算上では良い感じになると見込んでいます。 TIさんに、 「ダブルモンクはあまり作らないのですか?」 と訊かれましたが、確かに数としては少ないですよね。 1足目や2足目や3足目あたりでは、ぜひレースアップの靴を履いていただきたいですし、足の形が合う方と合わない方がいらっしゃるので、すべてのお客様にお勧めできるわけではないのです。 そういった点では、サイドゴアブーツと同じです。 でも、確かにダブルモンクは格好良いと思います。 TIさん、今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: ダブルモンクストラップシューズ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRF+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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オックスフォードシューズ

今日ご紹介するお客様は、東京都にお住いのTIさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、黒のオックスフォードです。 お仕事用にとのことで、ご注文いただきました。 これまでTIさんには、モンキーブーツやギブソンブーツなどどちらかというとカジュアル色の強い靴をご注文いただいてきまして、初のビジネスシューズになります。 TIさんによると、靴をご覧になった時に・・・、 「この靴を履くときの服が限られちゃうなぁ・・・。」 と思っていたのだそうですが、実際に履いてみると思いのほかどんな服にも合いそうで、 さらに今日のこのデニムに合わせても格好良かったので、ちょっとびっくりしたとおっしゃっていました。 これなら、かしこまった服の時だけじゃなく、もっともっと履く機会が増えそうなので、良かったとのことでした。 気に入っていただけて、私もとても良かったです。 本当に気に入っていただけたようで、お帰りの時にはこのままこのオックスフォードを履いてお帰りになりました。 今回も、ありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: オックスフォードシューズ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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フルブローグブーツ

今日のお客様は、埼玉県にお住いのNIさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、黒のシャトーブリアンで製作したフルブローグブーツです。 写真の右の方にちらっと見えているのが以前にご注文いただいたブラウンのフルブローグで、このブーツを大変気に入っていただいたため、同じデザインの革違いでご注文いただきました。 NIさんは、お仕事の時にもお休みの日にも私たちシューリパブリックの靴を履いてくださっていて、 「やっぱりね、一度履いちゃうともう既製品には戻れないから・・・。」 とおっしゃっていました。 足元がちゃんとした靴なら、どこに行っても誰と合っても全然気が引けることもなく、恥ずかしい思いをすることもなく、かと言って靴が悪目立ちすることもなく、とっても上手に活用してくださっています。 かつて、入院されることがあったそうですが、病院に向かう時にもシューリパブリックの靴を履いて行かれたそうです。 気になることがあれば、ちゃんと訊いてくださいますし、訊いていただければ私もちゃんとお答えすることができます。 最初のころは、 「全然センスがないので・・・。」 とおっしゃっていましたが、最近ではとってもセンス良くまとめていらっしゃって、そんなNIさんの変化を見せていただいているのも楽しいことです。 いつも楽しいお話を聞かせていただいて、本当にありがとうございます。 そして、今日もありがとうございました。 次の靴の完成も、是非お楽しみにお待ちください。 靴の仕様 デザイン: フルブローグブーツ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRE+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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いよいよです、今度の週末4月23日(土)と24日(日)は、長野市のIVY PRODUCTSさんにお邪魔して、足の計測会&靴のオーダー会を開催する予定です。 ここで皆様に改めてお伝えしたいのは、足の計測会をぜひ有効にご利用いただきたいということです。 足を計測するとどんなメリットがあるとかと言いますと・・・、 ①ご自身の足のことを改めて理解することができますので、靴選びの際の参考になるほか、これまでどうしてこの部分が痛かったのかとか、どうしていつも靴の中で足が動いてしまうのか、さらには本当にこのサイズであっているのかなどを確認することができます。 ②日頃から足が臭いとか、靴の中が蒸れるとか、魚の目ができやすいなどの原因も究明できるかもしれません。 ③私たちシューリパブリックが、どのような考え方でどのようなフィッティングの靴を追求しているのかをご理解いただけますので、もしかしたらオーダーするかもしれないというお客様は、探りを入れるつもりで計測をしてみるというのもアリだと思います。 ④数か月後にオーダーする可能性があるという方は、この機会に足を計測させていただければ、あとはオンラインの打ち合わせをメインに進めることができます。 昨日もちょっと書きましたが、一度専門家の計測は単に足の数値を知るだけではなく、足の特性とそこからより快適に履いていただくためにはどうしたら良いのかということを導き出すことができます。 今履いている靴がとっても合っていると思っていた方が、本当に足に合った靴を履いてみるとじつはそれまでの靴は全然合っていなかったというケースもたくさんありますので、あくまでも経験や知識として計測しに来ていただけると良いと思います。 当然の話ですが、無理に靴を勧めたりすることはございませんのでご心配なく。 今回は、納品のお客様もいらっしゃるので、タイミングが良ければ完成したばかりのお客様の靴をご覧いただいて、その方から率直なご感想を聞けるかもしれませんね。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。      

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オックスフォードシューズ

今日ご紹介するお客様は、海外にお住いのTTさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしました。 当初の予定では、一時帰国のタイミングでお越しいただくはずでしたが、なかなかスケジュールが思うようにいかず、今回は発送による納品とさせていただく事になりました。 今回完成したのは、こちらです。 黒のオックスフォード。 TTさんには私たちシューリパブリックの靴を大変気に入っていただいていまして、これまでに何足もの靴をご注文いただいています。 特にカッチリとしたスティフナーや剛性感のある作りを気に入ってくださっているようです。 今回のオックスフォードは、つま先を多少なりともシュッとした感じにしてほしいというご要望でしたので、ラスティングが終わった時点でたくさん叩いてラストのラインがキレイに出るまで頑張りました。 また、今回はキャップを少しだけ小さくしてほしいとのことでしたので、1.5㎜ほど小さくなっていますが違いがお分かりになりますでしょうか? 今ごろは、TTさんがいらっしゃるところに向かって運ばれているはずです。 到着まで、もうしばらくお待ちください。 じつはこれまでにTTさんと打ち合わせをするときにはZOOMを使っていまして、不慣れながらにやっているとなかなか便利だということがよくわかりました。 足の計測だけは、工房に何度かお越しいただいているのでちゃんとデータがありますし、その後定期的にご注文をいただいているので、その都度フィッティングの様子を確認していれば次の靴に反映させることができます。 TTさんのような海外にいらっしゃるお客様でも、上手に進めればご注文をお受けすることが可能なんですよね。 国内のお客様でも、遠方にいらっしゃって私たちの工房にお越しいただくのが難しいような方に対しては、打ち合わせはオンラインでできますし、計測は私たちがお取引のあるお店で開催するイベントにお越しいただいたり、もしくは多少交通費がかかりますが私がお伺いするなどの方法もアリかと思います。 計測に関しては、改めて詳しく書こうと思っていますが、誰かほかの方にお願いするとか、お客様ご自身にやっていただくのは今の時点ではなかなか難しいと思っていますので、基本的には私が直接測らせていただくというスタンスで行くつもりです。 たかが計測ですが、単に数値を拾うだけではなく、計測することでお客様の足の状態やどのようにサポートしてあげたらよいのかがわかりますので、靴のイメージを描くことを含めて計測は自分でやりたいのです。 さて、今回の靴はTTさんは喜んでくださるでしょうか? 到着が楽しみです。 靴の仕様 デザイン: オックスフォードシューズ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

以前は、オールソール交換+ウェルトかけ直し修理という表現でしたが、実際には内部の補強やボトムフィラーのコルクなどまで新しいものに交換しているので、オーバーホールという表現に変更することにしました。 そして、そのオーバーホールでお預かりしたこちらの靴がキレイに仕上がりましたので、お客様にお返しいたしました。 ちなみにこちらの靴は、少し前にインスタでアップさせていただいたもので、私たちの10周年記念モデルのチャッカブーツです。 2013年に製作したものなので、もう9年が経ちます。 大切に履いていただいて、本当にありがとうございます。 通常、ハンドソーンウェルテッドの靴はソールが減ってきたときにはソールやヒールのみを交換するのですが、私たちシューリパブリックではそのほかにウェルトから下のパーツをすべて交換するオーバーホールも承っております。 オーバーホールのメリットは、どうしても長期にわたって履いてきた靴の場合、ウェルトを縫いつけているリブというパーツ(インソールの裏側に加工したものです)がわずかに痩せて来て、そのためにウェルトを縫っている糸がほんの少しですが緩んでしまうことや、 その糸が履き方によっては劣化してしまうといった不安要素を全て払拭して、初めのころのシャキッとした履き心地に戻してあげられることが挙げられます。 すでにたくさん履き込んだ靴なので、インソールは足の形に合っていますから、その状態からパーツをシャキッとさせるので、この上なく履きやすくなります。 ソールが新しくなっているだけではなく、初めのころのあのコロンとしたソールの形状も蘇っています。 実際のところ、最近は環境問題のこともあって、永く使えるものを選んで使いましょう的な考え方が良しとされてきていますが、そういうものは買う時の出費がそこそこ大きく、気軽に買えるものではないと言えるかもしれません。 量販店で靴を買う時には、1万円で買えるものがたくさんあるのに、その10倍もするオーダーメイド靴にそれだけの価値があるのかと思ってしまう人がいるのは当然です。 正直に言ってしまえば、単にコストのことだけで比べればオーダーメイドが圧勝という訳にはいきません。 1万円の靴を1年履いたとして、10年以上履けるオーダーメイドの靴でも、途中で今回のようなオーバーホールが必要になりますから。 ですが、オーダーメイド靴は履いている時の心地よさ、つまり心に及ぼすメリットが量販店の靴に比べて何十倍、何百倍、いやそれ以上であることや、足に合わせてちゃんと歩けるように作った靴であることから、何かの理由で長時間歩かなくてはいけない時にトラブルなく歩けることなど、安心という部分で大きく差が出ます。 普段から足に合った靴を履いていれば、歩き方に変な癖がつきにくかったり、もしくはちょっと出かける時にも積極的に歩こうという気持ちになったりして、健康面で更なるメリットを得られるかもしれません。 私が皆さんに知っていただきたい、もしくは実際にやっていただきたいのはこの部分なのです。 普段からクルマ移動が中心の生活で、運動することもなく、歳をとったら足腰が弱ってしまうようでは淋しいです。 せっかく足に合った靴を買ったのだから、今日はちょっと歩いていこうとか、今日は一駅くらい歩いてしまおうと思えるような環境にお連れしたいと思っています。 良くお客様にお話しすることは・・・、 「そんな良い靴を作ったところで、履いていくところがないよ。」 とおっしゃる方に、 行くところがないから靴が要らないのではなく、靴があるからどこかに行ってみようという気持ちであって欲しいということをお伝えしています。 私も、自転車を買ったからお休みの日に自転車で遠くに行くようになりましたし、 カメラを買ったから、家族と一緒にたくさん出かけて家族の写真をたくさん撮るようになりました。 靴を作ったから、たくさん出かけたりいつもよりもたくさん歩いたりして、足から健康になったと言っていただけるように。 このチャッカブーツのお客様も、普段から本当にたくさん歩いていらっしゃいます。 そのような方に私たちシューリパブリックの靴をお選びいただいて大変光栄です。 ぜひまたこの靴を履いて、たくさん歩いてください。 ありがとうございました。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 なので、このお休みを利用して以前から是非行ってみたかったコンビニの「さくらみくら」にウチの家内と一緒に行ってきました。 さくらみくらとは、あの「すき家」や「ココス」さらには「ビッグボーイ」そして「はま寿司」そのほかたくさんの店舗を展開しているゼンショーホールディングスが手掛ける異色のコンビニです。 現在、群馬県内に5つの店舗があります。 ちなみに、さくらみくらの正しい名称は「さくらみくら便利店」というそうですが、とりあえず今日のところは「さくらみくら」とさせてください。 現在、コンビニは大手3社でガッチリと取り囲まれている状態ですが、新たにここに割って入るとはなかなかなツワモノだと思っていたらそうではないらしく、あるサイトによるとこのさくらみくらはゼンショーホールディングスの実験店ではないかという見方がされているそうです。 実際にどんな実験をしているのか気になるところですが、全くの部外者にそんなことを教えてもらえるはずもなく、ただただ推測するばかりです。 このさくらみくらの特徴は、店内で調理をして温かいご飯を提供してくれる「みくら食堂」があることです。 イメージとしては、サービスエリアの食堂のような感じでしょうか? ただ、サービスエリアではその場で食べていくことが前提ですが、このみくら食堂の場合は食べていく顧客と持ち帰る顧客の両方を見込んでいて、 実際に私たちは店舗の外にあるテーブルでやや早めのお昼ご飯をいただきましたが、思いのほかたくさんの方々が次から次へとみくら食堂のご飯を買っていきました。 こちらは、今日私がいただいたみくら唐揚げ弁当醤油/470円(税込み)です。 ウチの家内は、大きなハンバーグ弁当おろしポン酢/530円を食べました。 価格はほか弁並みで味に関してはゼンショーがバックについているので買って失敗という心配はありません。 むしろ、ゼンショーがバックについているメリットはこのみくら食堂で提供できるご飯なのでしょう。 そして、ひとつ感じたことがあります。 それは、このさくらみくらはみくら食堂をこれだけ前面に打ち出しているからこそ、店内のイートインスペースや私たちのような店舗の前のテーブルで堂々と買ったご飯を食べることができます。 一般的なコンビニだと、確かにイートインスペースを設けているような店舗もありますが、そこで買ったお弁当を広げて食べるのはちょっと気が引けます。 その他に関しては、一般的なコンビニと比べて大きな違いはなく、ジュース類やパン、アイス、ちょっとした文房具などを販売していました。 最近はどこのコンビニでもおいしいと言われているコーヒーの販売もありました。 たしかにみくら食堂を軸にした攻め方は面白いですが、これをこの後はどのように展開していくのか非常に気になるところです。 店舗が群馬県内のみというのも、どういう目論見でそうなったのか気になるところですね。 ちなみに、群馬県にはセーブオンという群馬県内に本社を置くベイシアグループのコンビニがあります。 埼玉県や茨城県には、北海道に本社を置くセイコーマートというコンビニがありまして、私の家の近くにも店舗がありますが、ここもなかなかの個性を発揮しています。 あとは、かつて私が住んでいたところの近くにスリーエフというヨコハマ発祥のコンビニがありまして、ここはこれといった特徴はありませんがなんとなく明るいイメージの店舗だったという印象があります。 コンビニ大手3社のほかにも、なかなか面白い個性を発揮している店舗がたくさんあって、コンビニの発展から目が離せません。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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3穴ギブソンシューズ

今日ご紹介するお客様は、東京都にお住いのSGさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしました。 SGさんは、今回の靴が2足目のシューリパブリックになります。 今回完成したのは・・・、 スウェードの3穴ギブソンシューズです。 じつは、1足目の靴はこれと同じ3穴のギブソンシューズだったのですが、そちらは黒のスムースの革を使って製作したもので、その靴を大変気に入ってくださったので、同じデザインの革違いということで今回の靴はスウェードになりました。 黒のスムースの革で作った靴と、こげ茶のスウェードの革で作った靴とでは、たとえ同じデザインだったとしても雰囲気が全く異なり、使い勝手も異なります。 こちらのこげ茶のスウェードの靴はかなり守備範囲が広そうで、それこそデニムに合わせることもできますし、少々硬めの服に合わせることもできそうです。 ところで、スウェードの靴の特徴として私が一番に挙げたいとこがありまして、それは非常に優しい履き心地であるということです。 この革は厚さが2ミリくらいあるので結構しっかりしているのですが、それでも履いた時の包み込まれ具合は格別です。 こんな靴を履いて1日過ごしたら、もう快適すぎて脱ぎたくなくなってしまうのではないかと思います。 靴自体はカチッとしっかりしていて安心感があるのに、当たりが優しくて心地よいなんて、申し分ありませんよね。 ぜひたくさん履いてください。 SGさん、ありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: 3穴ギブソンシューズ レザー: キップスウェード ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 有り(残り1足) ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ギブソンシューズ

何かを学ぶとき、どこで何を学ぶかということは、非常に重要だと思っています。 何を学ぶにしても、最初に学んだものがその人の基本となるわけで、その後学んだものは良いとか悪いとかいうことよりも、自分の知っているものとは違うと判断してしまって、なかなか新しいモノを柔軟に受け入れにくいものです。 もちろん、今日まで淘汰され受け継がれているものはちゃんと理由があってそうなっているのであり、それらはどれもすばらしいものであることは間違いありません。 そんな中で、私が学んだイギリスの靴づくりは私の考え方に非常に合っていて、全く違和感なくその世界にどっぷりとハマることができました。 しかしながら、帰国して日本の靴メーカー(結構歴史のある会社でした)に勤めてそこで見た靴は私が知っているものとは大きく異なっていて、似たような形をしているものなのに、文化や考え方でこんなに違うものなのかとショックを受けたのを覚えています。 イギリスの靴は、いや靴に限ったことではありませんが、イギリスでは良いものを賢く買って修理をしながら永く使うことが基本で、だからこそイギリスの製品はこれでもかというくらい丈夫であり、永く使うために修理ができることが前提となっています。 修理ができるということは基幹部分は壊れにくく、壊れるところは容易に修理ができるようになっているわけで、その辺りのメリハリは素晴らしいと言える部分です。 それを踏まえて・・・、 こちらは、先日私が靴の王様と称したギブソンシューズです。 このギブソンシューズもイギリスの考え方がびっしりと詰まっています。 例えばこの部分、タブと言いますが、この部分は力がかかるところなので、靴を履いていて多少荒っぽく履いても裂けないようにという補強の目的で存在しています。 じつはこのタブはなかなか細かく場所が決められていて、ここにあるからこそ補強の役を果たしており、革が裂けにくくなっていたり糸が切れにくくなっているのです。 そのうえで、最悪許容量を超えた力がかかった時には糸が切れるように計算されています。 ステッチが切れてしまった時には比較的簡単に修理をすることができますが、革が切れてしまった時には修理が大変ですから。 これは非常に重要なポイントで、クォーターライニングも一緒に縫い付ける構造になっていて、十分な強度を出しています。 ただそうなると縫われている相手の革が裂けてしまったらそれこそ面倒ですよね。 力がかかるうえに、言ってみればVのような形状になっているために避けてしまう可能性が高くなります。 でも、その辺りのイギリス靴はかなり考えられていて、写真ではちょっと見づらいですがタンの付け根の部分がシッポのように延びていて、このタブのところにまで補強として入っているのです。 つまり、このタブのステッチはクォーター、クォーターライニング、ヴァンプ、タン、ヴァンプライニングの革5枚を縫い合わせていて、十分な強度を出したうえで、もし壊れる時には革2枚重ねや3枚重ねよりは弱いステッチが切れるように作られているという訳です。 これがイギリスの丈夫で基幹部分は壊れにくいという考え方の例です。 19世紀のころから改良され続けて今に伝わるイギリスの靴は、本当によく考えられて作られており、ぜひこの靴のすばらしさを21世紀で体験してほしいと思っています。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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