私は最近、作業の時もお休みの日もイージーパンツばかり履いています。 ウェストはゴムなのでベルトを通さなくてよいため、とにかく楽なのです。 それが悪いとは言いませんが、そればっかりというのはちょっとどうなんだろうと思っています。 どうしたら私がちゃんとベルトを通すようなパンツを履くか考えたところ、ステキなベルトがあれば良いという結論に達しました。 そういえば、先月長野のIVY PRODUCTSさんにお邪魔したときにとってもステキなベルトのバックルがたくさんあって、オーダーでベルトを作ることができると言っていました。 私がIVYさんで扱っているようなステキなベルトを買ったら、間違いなくそのベルトを使いたいが為にベルトを通すようなパンツを履くことでしょう。 そうなれば、今よりももっとちゃんとした格好をするでしょうし、その影響でいろいろなことに気を遣うようになるのかもしれません。 クルマをもっと頻繁に洗うかもしれませんし、お客様をお迎えする時には白いワイシャツをビシッと着て(それが良いか否かは別として)お迎えするようになるかもしれません。 そんなきっかけって、私たちが生きている中でたくさんありますよね。 たぶん靴もそういうものだろうと思います。 ステキな靴を買ったから、それに合うようなコートを買おうとか、あえて買わなくても今あるモノをもっと上手に着こなすように気を遣うとか、やっぱり少なからずプラスの変化があるのではないかと思います。 以前に、ミニマムこそ正義みたいな時がありましたが、それはそれでそうしたい人たちがやればよいことだと思うのですが、決して全員がそうしなくてはいけないわけではなく、モノを入手したことをきっかけに向上する人もいるはずなので、自分に合ったやり方を選べばよいのでしょう。 私は工具にしても服やカバンにしても、多機能というものが好きではなく、ハンバーグを焼くならハンバーグ専用の鉄板があって、魚を切るなら魚専用の包丁があってという感じで、目的に合わせた専用のものが好きです。 そうすると必然的にものが増えてしまいますが、それらをすべてちゃんと使うのならそれでよいと思っています。 話が脱線してしまいましたが、モノがあって幸せな気持ちになれるのであれば、それは入手するべきだと思います。 必要以上なものは要りませんが、必要なだけならOKです。 それがあって幸せになれるのなら、それは安いものです。 そう思って、私はこれを買ってみました。 「映画大好きポンポさん」のコミック1~3巻。 まだ1巻しか読めていませんが、こういう情熱いっぱいの話ってもっとがんばるぞって思いますよね。 仕事も日々の生活も趣味ももっといろいろなことも。 これもひとつのきっかけになってくれるのだろうと思っています。 ★★★お知らせ★★★ ★2022年1月より、ハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴の価格を改定させていただきます。 旧価格107,800円(税込み)から新価格110,000円(税込み)となります。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今年もあと10日ほどですね。 年内にあれとこれとそれもやっておかないといけないと思ってしまうと、なんとなく慌ててしまいます。 日々忙しくてあまりのんびり考え事をする時間がありませんが、私は落ち着いたら旅に出たいなぁって考えることがあります。 まぁ、実際には仕事もありますしなかなか難しいかもしれませんが、歳をとってからでも構わないのでチャンスがあったら旅に出たいと思っています。 「旅行」ではなくて「旅」に。 何が違うのかなんとなくのイメージでしか答えられませんが、私が考える「旅」はどこか知らない町に行ってそこで暮らすように滞在する感じです。 そしてまた違う町に行ってそこでまた暮らすように滞在するのです。 なじみの定食屋に行ったり、さびれたスーパーで買い物したりして、その町をじっくりと楽しむような旅です。 映画の世界のようですね。 さて、今日は一日ずっとラスティングをしていました。 ラスティングとは、靴をつり込む作業のこと。 実はこのラスティングは、以前からお伝えしているようにちょっとしたやり方の違いで靴の出来が全く別物になってしまうのです。 今私が引いている部分は、右足のサイドの部分。 この部分を靴の業界では「外ふまず」と呼んでいまして、土踏まずの部分が内踏まずでその外側であることからそうなったのではないかと推測します。 名称は良しとして、つま先とカカトは普通に何も考えないで引いてキレイに仕上がれば問題ないのですが、 上の写真はつま先のラスティングが終わったところです。 対する内踏まずや外踏まずの部分はセオリーからすると、カカトのカウンターポイントというところから直線的に引くことになっています。 なので、極端ではなくこの方向に引くのが正しいのです。 一方、内踏まずも・・・、 ややつま先寄りに引きます。 これはなぜかと言いますと、靴のラストは足に近い形をしているため凸の部分や凹の部分があって、それらがキレイにラストに沿うようにということと、ラストを抜いた後でも型崩れをしないためにということなのです。 この時点で内踏まずの部分はしっかりとラストについていますし、しっかりとラスティングされています。 もし、踏まずの部分の引く方向を間違えてしまうと、完成した靴の土踏まずの部分の変なシワが入ってしまったり、履き口が開いてしまったりするのです。 ちょっとしたことなのですが、知っているのと知らないのとでは大きな違いです。 こういう理論的なことは、イギリスの古い靴づくりの本に書いてあります。 時々復習を兼ねて読んでおくと、知らずに間違った知識や習慣が身につくこともなく、ちゃんとした靴を作り続けられるようになります。 ★★★お知らせ★★★ ★2022年1月より、ハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴の価格を改定させていただきます。 旧価格107,800円(税込み)から新価格110,000円(税込み)となります。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読むご注文いただいた靴が完成して、でもお客様のご都合でまだ取りに来ることができない靴をご紹介しています。 今日ご紹介するのは、Sさんのセミブローグです。 今回の靴はセミブローグです。 ラストは、つま先が丸い#SRC。 普段からこんな靴をカジュアルに履きこなしてみたいものです。 今回使用した革は、以前にご褒美企画のフルブローグで使ったデュプイのSaddle Calfの色違いのダークブラウンです。 この色もなかなかステキですよね。 まだこの革はご紹介していなかったので、近々ご紹介させていただきます。 Sさん、ご都合がつきましたらお越しください。 それまで、しっかりと保管させていただきます。 ★★★お知らせ★★★ ★2022年1月より、ハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴の価格を改定させていただきます。 旧価格107,800円(税込み)から新価格110,000円(税込み)となります。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読むまず先にお伝えしておきたいことですが、現在私たちシューリパブリックのホームページのスケジュールのページが一部の動作環境では大変なことになってしまっています。 プラグインの関係らしいのですが、突然こんなことになってしまっていて現在どのように直していこうか検討中です。 ちょっと見づらくて申し訳ございません。 さて、年末のこの忙しいタイミングですが、革が入荷しましたのでご紹介させていただきます。 今回入荷したのは、こちらの革です。 ARIZONAという革で、簡単に説明すると以前から扱っているELBAMATTに近い雰囲気の生地にシュリンク加工を施したようなものになります。 この革を作っているタンナーさんはBRETAGNA社といって、トスカーナ地方にあるタンニンの革を得意としているタンナーさんのひとつのようです。 今回初めて購入したARIZONAですが、実はこの革は先日のレザーフェアで見つけまして早速発注したものです。 雰囲気がよくて個性的な革というところが気に入って購入してみました。 シュリンクの革なので、見た感じよりは多少ソフトですが、頼りない感じの柔らかさではなく靴になれば結構しっかりしていそうな感じです。 そしてこのの紫ですが、紫と言ってもやや青味がかっている紫で男性でも女性でもちょっと上品なカジュアルな靴にちょうど良い色合いです。 写真だと実物よりも結構明るく写っていて、若干派手に見えるかもしれませんが、実際にはもう少し落ち着いています。 厚さは、シュリンクなので多少膨れて厚みを増していていますが、なかなかちょうどよい厚さだと思います。 私たちシューリパブリックの工房にいらしたことのある方ならこのサンプルのチャッカブーツをご覧いただいたことがあるかと思いますが、そのチャッカブーツとだいたい似たような色合いの紫になります。 普通に考えると、紫の靴っていつ履くの?と思ってしまうかもしれませんが、これが実際にはなかなか使い勝手が良く、黒いパンツにも合わせやすいですし、それでいて上品な色なのでカジュアルな服を着た時のレギュラーの靴にぴったりです。 そういえば、私も普段作業の時に履いているサッカニーのスニーカーは紫色でした。 紫色のチャッカブーツであったり、ギリーシューズであったり、もしくはギブソンブーツであったり、おそらくこの革はどんなデザインにもイイ感じにマッチしそうです。 私だったら、まずチャッカブーツを1足作って、あとは春から秋にかけて履けるようなギブソンシューズが1足あっても良いかもしれませんね。 もしくは、この革でフルブローグのブーツというのも格好良いかもしれません。 紫色のフルブローグブーツって、なかなか見ないですからね。 絶対格好良いですよ。 ちなみに、今回の入荷は4足分ですが、私がサンプル用として何かブーツを1足作りたいので、ご注文いただけるのは3足分となります。 ご希望の方は、お早めにご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★2022年1月より、ハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴の価格を改定させていただきます。 旧価格107,800円(税込み)から新価格110,000円(税込み)となります。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日のお客様は、埼玉県にお住いのTMさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 TMさんは、今回の靴が初めてのシューリパブリックになります。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、黒のシュリンクの革を使って製作したギリーシューズです。 なんとなくイメージ的には、ギリーシューズはややアヴァンギャルドな感じですが、実際にこうして黒い革で作ってみると全くそういうことはなく、普通に履いていただける靴です。 TMさん、履いていただいて履き心地を丁寧に確かめながら、 「たしかにタイトな履き心地のように感じますが、どこも当たらないですね。」 とおっしゃっていました。 TMさんの足は、標準的な既製品の靴からすれば幅がやや広めで、足長からすれば26.5センチ程度なのですが普段は27センチのものや、もっと大きいサイズの靴を履いていらっしゃるそうです。 どうしても幅で合わせると大きいサイズになってしまうのですが、そうなると足長が必要以上に長くなってしまったり、接地面や屈曲点が不自然になってしまって歩きにくくなってしまうことがあります。 やっぱり幅が広い方はその幅に合った靴を履いて、気持ちよく歩いていただきたいと思います。 TMさん、明日がお仕事だそうで、 「この靴、明日履いていこうかなぁ。」 と楽しそうにおっしゃっていました。 まだ履き始めなので、無理をせずにしっかりと慣らしてから履いていただくのが良いと思いますが、今日拝見した感じでは明日お履きになっても大丈夫そうでした。 ぜひ、格好良く履きこなしてくださいね。 今日はありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: ギリーシューズ レザー: シュリンク ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRE+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ ★2022年1月より、ハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴の価格を改定させていただきます。 旧価格107,800円(税込み)から新価格110,000円(税込み)となります。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日ご紹介するお客様は、海外にお住いのTTさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしました。 海外にお住いの為、今回は発送による納品となりました。 今回完成したのはこちら、 キャメル色のスウェードのチャッカブーツです。 今回は、TTさんに教えていただいたスエードカラーフレッシュを吹き付けて完成となりました。 このスエードカラーフレッシュですが、私は使うのが初めてだったのでどんなものなのか調べながら使ってみたところ、なかなか良さそうなものですね。 スウェードやヌバックに栄養と柔軟性を与えるスプレーで、色あせした革の発色を鮮やかにし、さらに定期的な使用で色あせや汚れを防ぎ、防水効果も得られるとのこと。 吹き付けた時は、特に革がキャメルということもあって濡れたように色が変わってしまいましたが、しばらくするとキレイに戻りイイ感じに仕上がりました。 これは使えそうです。 TTさんは、靴好きの方なのでこういうものもよくご存じです。 そういうお客様に私たちの工房を選んでいただけるということも、これまた非常にうれしいことなんですよね。 靴の到着まであと数日かかるようですが、もうしばらくお待ちください。 TTさん、今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: チャッカブーツ レザー: スウェード ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★2022年1月より、ハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴の価格を改定させていただきます。 旧価格107,800円(税込み)から新価格110,000円(税込み)となります。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む余談ですが、今日は水曜日なので私たちシューリパブリックの工房はお休みでした。 ここのところ、お休みでも何かと用事があってあまり時間がなかったのですが、今日は久しぶりに必要なモノを買いに行くことができました。 と言っても、行ったのは近所ですけどね。 まず、業務スーパーに行ってクラシックアップルパイを買ってきました。 皆さんご存じですか、クラシックアップルパイ。 リンクを貼っておいたのでご興味がある方は是非ご覧ください。 なんとこれは重さ1.8キロの巨大な冷凍アップルパイで、それがすでに12個にカットされているので、食べる時に1ピースをレンジで温めるというものです。 店舗によってはすぐに売り切れてしまうので、見つけた時には即ゲットです(お好きなら)。 そして、もうひとつゲットしたのがこちら。 イワタニのカセットコンロ「タフまる」です。 私はいろいろな意味でカセットコンロが必要なのですが、たとえばウェルトを縫う時に使う糸に塗る松脂のワックスを作る時には、小さな鍋に松脂とサラダ油を入れてカセットコンロでコトコトと煮ます。 また、防災という観点では、もし何か災害が起こってガスや電気が止まってしまった時に、カセットコンロでご飯を作れるように準備しておくということも必要だと思っています。 さらに、私はアウトドアが好きなので、大掛かりなバーベキューではなくちょこっと出かけて外で簡単に焼き肉をするという時には、炭のグリルじゃなくてカセットコンロが非常に便利です。 そんな感じで、カセットコンロはなくてはならないものなのですが、一般社団法人 日本ガス石油機器工業会によるとカセットコンロの耐用年数は10年となっているため、そろそろ今使っているヤツを買い換えても良いかなと思いまして、思い切って買ってみました。 考えてみると、今使っているカセットコンロは工房を始めたころからずっと使っているので、もう18年を超えているはずです。 やっぱりガスを使うものなので、安全のために買い換えても良いタイミングです。 そして、どうせ買うなら外でも使えるような風に強いヤツが良いと思いまして、このタフまるにしました。 まだ使えても、安心のために買い換えることも必要ですよね。 さて、余談が長くなりましたが、今日は私が快適な靴のために必要だと思っていることをお伝えしたいと思います。 ざっくり言ってしまえば、快適な靴であるためには、足に合っているということが必要になります。 オーダーメイドに限らず、やっぱり足に合っているということは大切な要件だと思います。 でも、その足に合っているということだけを考えても、何がどうなったら足に合っているのかということを追求すると、なかなか奥が深いものです。 たとえば、足の形をそのまま3次元でコピーして、それをもとにそのまま靴を作ったとしたらそれは足に合っている靴にはなりません。 足は、多少締めつけてあげないと靴の中で足が動いてしまうのです。 ではどれくらい締めればよいのかということですが、これは人によって考え方が異なるので正直なところ正解がありません。 ただ、適正な力で締め付けている事というのが必要であることは間違いありません。 もうすでにこの時点で厄介な話になっていますが、もう少しお付き合いください。 そのほかにも、快適な靴である要件としては、靴がしっかりしていること、つまり靴そのものの剛性が高いことが挙げられます。 クタクタな靴では、確かにちょっとだけ履くなら問題はないものの、長時間履くと足が疲れてしまう可能性が高くなります。 カカトが靴の中でしっかりと動かないようになっていて、そのうえで靴そのものが適度にカッチリとしていれば、足に疲労を軽減してくれます。 フィッティング、剛性ときて次はしなやかさが挙げられます。 靴そのものが硬くて曲がらないようでは甲やカカトに負担がかかってしまいます。 さらに、足から出る汗をしっかりと吸収してくれる素材を使っていて、なおかつ足に触れる部分は当たりが優しいなどの条件も必要です。 このあたりまで書いてくるともう気付かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、どの要件も極端なことを要求しているわけではなく、ちょうどよい加減が求められるのです。 硬すぎてもダメですし、柔らかすぎてももちろんダメです。 ちょうどよいところで、更なるさまざまな要件をクリアしていく必要があるのです。 これがまたお客様によってちょうどよいの範囲が異なるので、難しい部分でもありオモシロい部分でもあります。 このお客様はタイトなフィッティングが好きとか、このお客様は当たる部分を特に気を付けてあげないといけないなど、しっかりとヒアリングをして調整しなくてはいけない部分もたくさんあり、そういう部分からもお客様一人一人としっかりと向き合うべき仕事なんだと実感しています。 考えれば考えるほどまだまだできることがたくさん見えて来て、靴づくりは深いなぁといつも感じています。 ★★★お知らせ★★★ ★2022年1月より、ハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴の価格を改定させていただきます。 旧価格107,800円(税込み)から新価格110,000円(税込み)となります。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日ご紹介するお客様は、昨日に引き続き京都府にお住いのKSさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしました。 今日ご紹介するのは、こちらの靴です。 こげ茶色のオックスフォード。 そうです、つい先日仕上げ映えするということでご紹介したあのオックスフォードです。 ちゃんと両足の仕上げが終わりまして、このように完成いたしました。 オックスフォードというと黒のイメージが強いですが、この靴のようにこげ茶のオックスフォードもなかなか格好良いですね。 まだまだこの靴の仕上げは薄化粧程度なので、しっかりと光らせようと思えばもっとピカピカの鏡面仕上げにすることもできますし、アンティークな仕上げにしようと思えば少し濃いめのクリームを使って簡単にアンティークな雰囲気を出すことができます。 KSさん、きっとこの靴を格好良く履きこなしてくださるのでしょうね。 チャコールグレーのスーツなどに合わせて。 もしくは、深いネイビーのスーツに合わせるのかもしれません。 今回は発送による納品の為、履いていただいているところを見ることができませんでしたが、何かの機会にまたお会いできればと思っています。 次回お会いできるのを楽しみにしています。 KSさん、ありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: オックスフォード レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
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