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いがまんじゅう

いよいよ今週末は、リファーレ大阪店さんにて恒例のイベント開催です。 元々私はイベントなどのスケジュールを組むのが比較的早い方で、特に大阪や神戸においては宿がなかなか取れないという理由もあって、数か月前にはほぼ決まっています。 ちなみに、この次の予定ももうすでに決まっています。 そんな数か月前に決めたイベントが、もう間近に迫ってきているのが、ちょっと信じられないくらい時間が経つのが早いです。 今回は、また新たに革を用意したり、まだゆっくりとお話できていないお客様とお話をしたいと考えていたり、どちらかと言えばガツガツというよりはのんびりとしたイベントになるのではないかと思っています。 ですので、まだ行ったことないというお客様、もしくはシューリパブリックの靴はどんな感じなの?というお客様、冷やかしついでで結構ですので是非お越しください。   さて、今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 そのお休みを利用して、午前中には仕入れなどのために浅草へ行ってきました。 ところで、皆さんはシューリパブリックの工房がある「加須市」というと、どんなイメージがありますか? もしくは、どんなものを連想しますか? 一般的によく言われているのが「うどん」ですね。 聞くところによると、元々この辺りは小麦の栽培が盛んであったことと、不動様の門前で参拝客にうどんを振舞っていたこと、さらには農民がコメを年貢として納めたために自分たちの食料としてうどんの文化が出来上がったそうです。 ですが、そのほかにも加須市にはたくさんの特産品があります。 たとえば「五家宝(ごかぼう)」。 これを「ごかぼう」と読める方自体が少ないかもしれませんね。 そのほかには、ゆず最中、こいのぼり最中、そして私が今日突然食べたくなって買ってきた「いがまんじゅう」です。 いがまんじゅうの「いが」は伊賀ではなく、いがぐりのことだそうで、普通のあんこが入った饅頭の上に赤飯が乗っていて、それがいがぐりの形を表しているとのこと。 そのほかにも、ちゃんと思い出せばおそらくまだまだたくさんの特産品があるはずです。 そして、改めてみてみると食べ物ばかり。 旧市街地を散策すると、思いのほか和菓子屋さんが多いことに気付くのではないかと思います。 昔はこの辺りはいわゆる農村だったので、農作業の合間に食べるものとか、農家の庭先で収穫できる果物を使ったものなどが多いのではないかと思います。 いずれにしても、加須市はあまりパッとしたところではありませんが、それが逆に落ち着ける町になっているのだと思います。   私たちシューリパブリックの工房には、たくさんのお客様が市外、県外から来てくださっていますので、もし電車でお越しいただいた時には加須駅から旧市街を散策しながら、クルマでお越しいただいた時には打ち合わせの後にでも旧市街の大通りをぜひ散策してみてください。 商店街の駐車場もありますので、ご心配なく。 せっかく時間と手間をかけて加須市までお越しいただくので、加須でしか食べられないものを召し上がって行っていただきたいと思っております。   次のイベントは、今週末の12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。 さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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スウェード

余談なのですが、先日修理に出した私のカメラ、fujifilm X-M!の見積もりが出たようで、修理センターから連絡がありました。 昨日到着したばかりのはずなのに、仕事がとっても早いです。 具体的な不具合はと言いますと、 1,スイッチの接触不良のようで、スイッチに触れると電源が落ちることが頻繁にある。 2,電源を落とすときにレンズが異常な動きをして、電源を入れた時にエラーメッセージが出る。 と、大きく分ければこの2点でした。 スイッチの強度不足に関しては、ネット上で指摘している方もいらっしゃって、今後の改善の余地があると思います。 レンズの異常な動きは、結局はバグだったようです。 そして修理ですが、最近の製品はアッセンブリー交換が当たり前になっていて、ほんの一部の故障でも大きなアッセンブリーで交換になります。 今回のケースに関しては、どのような修理をするのかは聞きませんでしたが、合計の修理代金が約26,000円とのこと。 確かに新しくカメラを買うことに比べればはるかに安いわけですが、ちゃんと正しく使っていて起こった不具合だけに、ちょっと残念ではあります。 次回から、電子機器を購入する際には、延長保証には入るべきだと思いました。   私もものづくりに関わる立場にいるわけですから、作り手の気持ちも分かりますし、ユーザーの気持ちもわかります。 ヨーロッパでは機械は壊れたら修理をして使うものであり、あくまでも壊れることを前提にしているということが日本とは違います。 日本では、ものが壊れるとあたかもそれは欠陥商品のような捉え方をされますが、一般的な保証期間の1年も不具合無く動けば、それはちゃんと動いていると見てよいと思いますし、何パーセントかの製品は壊れることだってあります。 その割合が日本製は非常に低く、だから優秀といえるわけで、でも完全にゼロではないことを忘れてはいけません。   ハンドソーンウェルテッドの靴に関しては、正しく履いていただければそうそう簡単に壊れるものではありません。 ですが、話を伺っていると、まれに誤った履き方をされているお客様がいらっしゃることがわかります。 ハンドソーンウェルテッドの靴の大敵は、毎日履いて靴の中に湿気を貯めこむことです。 今日はいた靴を、湿気のたまりやすい玄関のコンクリートの上に置きっぱなしにすることも良くありません。 湿気が靴の中に溜まってしまうと、ウェルトを縫っている糸が弱ってしまい、結果的に糸が切れてしまいます。 糸が切れてしまうと、ソールを取り外してウェルトを縫い直さなくてはならなくなり、結構大掛かりな修理になってしまいます。 でも、正しく履いていただければ、修理代がかさむこともありません。 2年くらい履いてカカトのトップピースが磨り減っても、修理代金は数千円です(極端にたくさん歩く方においては、もっと早くカカトが減ってしまうこともあります)。 いずれにしても、私も一人のユーザーとしてちゃんと正しく使っていたのに納得のいかない壊れ方をするのは嫌なので、極力壊れにくい製品を作ることを心がけています。   さて、今日はそろそろ終わりに近づいているコチラのスコッチスウェードをご紹介します。 過去にも何度かご紹介しているものですが、革問屋さんの倉庫にあるだけ全部買ってきて、一度終わりかけた後に改めて倉庫の中で発見したものです。 でも、こちらもそろそろ終わりそうです。 このスコッチスウェードは、一般的なスウェードに比べて生地が厚く、とってもしっかりしています。 ギン面のないスウェードの革は、通常は柔らかくてコシがないようなものが多いのですが、こちらのスコッチスウェードは数年履きこんでもクタクタになったりしません。 先日のMIさんが履いていらっしゃったチャッカブーツも、このスウェードを使って製作したものです。 しっかりしていてしなやかで、そして耐久性もあるという、すばらしいスウェードです。 ですが、残念なことにこの厚い生地が入手できなくなってしまったとのことで、タンナーさんの方で生産が終わってしまいました。 私たちの在庫も、もう僅かです。 ネイビーは終了し、あとはこのこげ茶、黒、そしてキャメルのみとなりました。 非常にキメの細かいキレイなスウェードですので、ぜひ1足はお持ちいただいても良いと思います。 ご興味をお持ちの方は、ぜひ一度実物をご覧になってみてください。   次のイベントは、今週末の12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。 さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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インソール

初っ端から話が脱線しますが、私はつい先日、出張や外出の時に使っているfujifilmのカメラの調子が悪くなってしまい、修理に出しました。 修理を依頼するにあたって、fujifilmのカメラに関していろいろと調べていたところ、ちょっと興味深い記事を発見しまして、 その記事には、fijifilmはXシリーズという、非常にキレイな写真が撮れるモデルがあるのですが、そのカメラのセンサーはAPS-Cといっていわゆるカメラ好きの方々からすればちょっと物足りないセンサーのサイズなのです。 まぁ、APS-Cだって私たちがちょっとスナップ写真を撮るには十分なセンサーなのですが、スペック的にはフルサイズセンサーというものが一般的なデジカメの頂点に君臨するので、APS-Cセンサーであれだけキレイな写真が撮れるfujifilmのXシリーズなのだから、もっときれいな写真がとれるようにフルサイズのセンサーを搭載したカメラを作って欲しいといった意見があったのだそうです。 そんな意見に対して、開発サイドの方が言うには・・・、 fujifilmのXシリーズは、手軽に持ち歩けてキレイな写真が撮れるというコンセプトとのこと。 それなのに、センサーが大きくなってしまうとカメラ自体も大きくなってしまい、「手軽に」ということが犠牲になってしまうそう。 なので、Xシリーズは手軽に持ち歩けるカメラとして、APS-Cでできることを追求しているのだそうです。 確たる目的があって、それに対してブレないことは非常に素晴らしい限りです。 私自身はペンタックスのユーザーですが、ペンタックスのカメラで補えないところでfujifilmのカメラに活躍してもらっています。   さて、昨日先行してinstagramでご紹介して、ご覧になった方々にはかなり興味をお持ちいただけたインソールです。 10枚重ねて測って8センチちょっとですので、1枚当たり8ミリちょっとということになります。 2013年に10周年記念モデルとして限定仕様を製作した時に使ったものとはちょっと違う質感の革です。 どちらも栃木レザーさんの革ではありますが、今回の生地のほうが目が詰まっていて、さらに硬くなっています。 そもそも、ハンドソーンウェルテッドの靴においては、インソールの裏側にリブ加工を施しますので、インソール自体ある程度の厚さが必要になります。 どれくらいの厚さが必要なのかと言いますと、その靴を履く方の体格にもよりますが、私の感覚では男性なら6ミリ以上は必要だと思います。 では、インソールが厚くなるとどんなメリットかあるのかといえば、歩いた時に地面からの突き上げ感が少なくなり、汗をかいた時の吸湿量が多くなります。 さらに、靴自体のねじれ剛性も上がるので、疲れにくくなります。 反対にデメリットはというと、インソールが硬いために、なじむまで時間がかかります。 華奢な方では、かなり手強いと感じるかもしれません(そのような場合は、あらかじめ製作する時に少々柔らかくほぐして製作します)。 いずれにしても、やわらかいソールがお好みの方を除けば、この厚いインソールはデメリットよりもメリットの方が大きいと言えます。 そんなインソールを使ったオーダーメイド靴の受付を、数量限定でおこないます。 すみません、本当に限定数しかご用意できなかったので、ご希望のメールの先着順とさせていただきます。 そして、現在ご注文を頂いていて靴を製作中の方以外のお客様は、来年の1月末までにご注文いただける方に限らせていただきます。 遠方に住まいなどの理由で、期限内のご注文が難しい方は、とりあえずメールください。 現在製作中の方に於きましては、製作中の靴の納品時までにご注文いただければOKです。 また、この8㎜インソール仕様の靴は製作においてちょっと手間がかかるため、税込み2,160円のオプションとさせていただきます。 ご了承ください。 加えて、毎回ご質問いただくことなので明記しておきますと、 すでにご注文を頂いている靴の仕様変更の可否に関しましては、2016年9月1日以降にご注文いただいたハンドソーンウェルテッドのものはまだインソールの打ち付けは行っておりませんので、12月2日(金)までにご連絡いただいたものに関しましては、今回に限り仕様変更OKとさせていただきます(オプション費用税込み2,160円の追加になります)。 限定数ですが、新たなご注文の限定数が8足、製作中の仕様変更の限定数が4足とさせていただきます。 ご不明な点等がございましたら、お気軽にメールにてお問い合わせください。 まだ8㎜インソール仕様の靴をお履きいただいていないお客様には、ぜひ一度履いていただきたいと思います。   私たちシューリパブリックは、外観よりも見えない部分にコストをかけて、実用性に優れた靴を作ることに力を入れております。 インソールやトーパフ(つま先の芯)+スティフナー(カカトの芯)、そして見えない部分の補強材など、さらにはパターンの作りにおいても十分な強度が保てるようなものになっています。 靴は履いてこそ価値があるものですから、気兼ねなくガシガシ履けるものを作ります。   次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。 さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギブソンシューズ

今日のお客様は、東京都にお住まいのTIさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 TIさんは、今回の靴が初めてのシューリパブリックになります。 早速履いていただきました。 TIさんの足は、一般的な既成品のサイズと比べるとやや細めで、ご自身の足元をご覧になって・・・、 「やっぱり細いですねぇ。私の足は、こんな形なのですね。」とおっしゃっていました。 なかなかご自身の足を誰かの足と比べる機会は少ないですから、じつは細いのか幅広なのか、更にはどんな特徴があるのかをあまりご存じない方も結構いらっしゃいます。   私たちシューリパブリックの靴の場合、履き始めは少々きつめに履いていただくことを想定して製作しています。 そうすることで、履きこんでいくうちに靴が足の形に変化していき、馴染んだ頃にはストレスなく、そして緩すぎない靴に成長していくのです。 20分くらい履いていただいた後に、改めてヒモを増し締めしていただきました。 初めて履いた時には、驚くほどフィッティングが変化します。 また、しっかりとした革を使って作られた靴は、完全に馴染むまでシワが当たったりどこかが当たったりすることもありますが、大方の場合で靴が馴染むことろまでは当たって痛いということは解消します。 TIさんは、普段はスーツを着てお仕事だとおっしゃっていましたので、このギブソンシューズは普段からたくさん活躍してくれることと思います。 TIさん、ありがとうございました。 靴のスペック デザイン: ギブソンシューズ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。 さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

今日のお二人目のお客様は、千葉県にお住いのMIさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 MIさんは、今回の靴が6足目のチャッカブーツになります。 早速履いていただきました。 MIさんは、チャッカブーツ以外のデザインの靴もご注文いただいているのですが、チャッカブーツを大変気に入ってくださいまして、色違いでご注文いただき、今回の靴がチャッカブーツNo.6となりました。 もちろん、気に入っていただいたからこんなにたくさんご注文いただいたのは間違いありませんが、そのあたりの真相を伺ってみたところ、 「自分のスタイルとして」 というのが理由のようです。 つまり、ジャケットを着て、パンツを履いて、そして足元はチャッカブーツというのがMIさんのスタイルになるのです。 とっても素敵ですよね。 さらに、今日のこのチャッカブーツは履いた感じも靴自体の雰囲気もとても良さそうなので、そのうち同じものをさらに何足か追加注文して、傍から見たら毎日おなじ靴を履いているように見えるけれど実は毎日違うモノというのも良いですねとおっしゃっていました。 それは、究極のお洒落さんですよ。 ステキです! こちらは、前回完成したチャッカブーツNo.5のスウェードチャッカです。 まだ1ヶ月ほどですが、だいぶ良い雰囲気になってきました。 このスコッチスウェードは、とってもしっかりとしているので、履きこんでいってもヘタることがなさそうです。 このあと、まだあと1足チャッカブーツがありまして、そのほかにもオックスフォードの製作もあります。 どちらも完成がとっても楽しみですね。 MIさん、今日もありがとうございました。   靴のスペック デザイン: チャッカブーツ レザー: シュリンク ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。 さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

今日は2件の納品がありました。 お一人目のお客様は、栃木県にお住いのASさんです。 ASさんは、以前に私が新潟のコージ製靴さんのファミリーセールに出品した時に、ご夫婦で旅行がてら新潟まで来てくださった方です。 いつも奥様と一緒にお越しくださって、お二人はとっても仲の良いご夫婦です。   早速履いていただきました。 今回は、ネイビーのヴァケッタ800というシュリンクの革を使ったチャッカブーツです。 ASさんは、これまで数足のシューズをお履きいただいていますが、今回のチャッカブーツはハンドソーンのブーツでは2足目になります。 前回もチャッカブーツで、私たちシューリパブリックのブーツのコンセプトを大変気に入ってくださっています。 特に、カカトのS字のカーブは足首が自由に動くということ大絶賛してくださいました。 ASさんは、お話をしていると本当に靴がお好きな方だということがとってもよくわかります。 毎回いらっしゃったときには、靴に関するご質問をたくさん投げかけてくださって、それに対して私がお応えすると、もうニッコニコで聞いてくださいます。 そんなお客様に気に入っていただいて、私も大変光栄です。 でも、決して頭でっかちではなく、しっかりと靴を履いていただいていて、実用的な面で私たちの靴をご理解いただいているお客様です。 ASさん、ありがとうございました。   靴のスペック デザイン: チャッカブーツ レザー: シュリンク ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。 さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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デリケートクリーム

先日発注しておいたメンテナンス用品が、今朝到着しました。 今回発注したのは、まず・・・ モゥブレイのデリケートクリーム。 それも、ちょっと大きめのヤツです。 通常の小さな瓶のやつが60mlで、私が使っている大きいヤツが500mlなのですが、60mlではちょっと小さくて500mlでは大きすぎるので、その中間くらいのヤツがほしいとかねがね申しておりました。 そう、今回新たに発売したのが200mlというサイズなのです。 今までの60mlの瓶と比べるとだいぶ大きいのがわかります。 デリケートクリームは、ちょいとメンテナンスをするときにとっても便利で、靴にはもちろん他の革製品にも使えます。 そして、これからの季節は空気が乾燥しがちなので、デリケートクリームを使う量も多くなりそうです。 小さな瓶だとスグになくなってしまうという方には、このサイズはピッタリなのではないでしょうか?   そして、もうひとつがコチラです。 モゥブレィの「クリームエッセンシャル」という、かなりすぐれものの液体クリームです。 これはどんなものかと言いますと、ビーズワックスとオリーブオイルを含んでいて、栄養補給と一緒に汚れも落とせるものらしいのです。 汚れを落とす成分に関しては、また別のものを使うのでさほど期待していませんが、ビーズワックスとオリーブオイルというのはちょっと魅力です。 ちょっと使ってみたところ、確かにしっかりと栄養を補給している感じで、効果は期待できそうな印象でした。 あくまでも私の印象ですが、デリケートクリームとの違いはというと、デリケートクリームは内部まで浸透して保湿してくれるのに対し、 コチラのクリームエッセンシャルは表面に栄養を与えて保護してくれるように感じました。 サンプルのギブソンブーツに塗ってみたところ、確かに表面の状態が良くなりました。 いわゆる油性のワックスは表面にツヤを与えるのに対し、このクリームエッセンシャルは表面に栄養を与えているという違いも感じられました。 では、このクリームエッセンシャルはどんな使い方をしたら良いのかと言いますと、月に1度しっかりとメンテナンスをするとき以外に、ちょっとだけメンテナンスをしてあげる場合や、 職場に置いておいて、ちょっと気がついた時にメンテナンスをするとか、 もしくは、旅行や出張との時に持って行って、靴やその他の革製品のメンテナンスに使うというのが良いのではないかと思います。 いずれにしても、ビーズワックスとオリーブオイル(多分その他にもなにか良さそうな成分がはいっているとおもいますが・・・)が、思っていた以上に良い仕事をしてくれるような印象でした。   これらの商品は、靴のメンテナンス用品を販売しているショップで購入できますが、私たちシューリパブリックでも購入することができます。 クリームエッセンシャルに関しましては、お試しで買ってみたため、販売用の商品はあと1つしかありません。 お試し用のテスターがありますので、お越しいただいた時にちょっと使ってみてください。   次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。 さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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お気に入りのモノ

カテゴリー: Message:伝えたいこと

timbuk2

今日は、11月なのにスゴイ大雪でした。 首都圏にお住いの方は、身をもってこの雪を感じられたことでしょうし、それ以外の地域にお住いの方は、ニュースなどでご存知ではないかと思います。 朝起きたときから結構雪が降ってはいたのですが、その後は次第に雪が激しくなって、クルマにもかなり積もっていました。 さすがにまだ地面が温かいので、私が住む地域ではスタッドレスが必要という程ではありませんでしたが・・・。 そうそう、昨日は祝日で通常通りの営業でしたので、今日はその振り替え休日でお休みにしました。 午前中には、ちょっと用事があってウチの奥様と一緒に近所のショッピングモールまで行ってきました。 あまり写真が得意ではないウチの奥様が、私のガラケーで撮った景色です。 天気予報は、午前中には雪が止むだろうと言っていたのに、実際には3時ころまで結構な勢いで降っていました。 いくつになっても、雪が降るとワクワクしますね。 めったに降らないからそんなことを言っていられるのかもしれません。 本当に雪の深い地域にお住いの方々にしたら、そんな甘っちょろいものじゃないと言われてしまうかもしれません。 ともあれ、無事にこの雪を乗り切りました。   さて、私は何か気に入ったものがあると、ついそればかり使ってしまうというクセがあります。 子供のころには、気に入ったジージャンがあって、そればっかり着ていて親にこっぴどく怒られた記憶があります。 なので大人になってからは、これはとっても気に入っているとなると、同じものをいくつか購入して、どれかひとつにばかり負担がかかることを避けるようにしています。 こちらは、TIMBUK2というメッセンジャーバッグのメーカーのshowdownというバックパックです。 そもそもは、自転車に乗るようになって移動の時にメッセンジャーバッグを使うようになり、その中で気に入ったのがこのTIMBUK2でした。 その後、メッセンジャーバッグ以外にも、TIMBUK2のちょっとしたブリーフケースやバックパックを買って使っていたところ、私にとって非常に使いやすかったため、普段からこのshowdownというバックパックばかりを使うようになり、 あまりにもそればかり使っていると、日に日に弱っていくのが感じられたので、急遽数を増やして交代で使うようにしています。 数が増えて休ませてあげられるようになると、showdownが1つのころと比べて2つになった時にはダメージが4分の1くらいに、3つになれば9分の1くらいになっているように感じます。   そうは言っても、何でもかんでも気に入ったからいくつも購入するというわけにはいきませんが、休ませてあげる時間を作ってあげることで、モノがはるかに長持ちするのは間違いありません。 スーツに関しても然り、靴に関しても然りです。 私が気に入っているモンキーブーツ。 私の場合は、作業性を優先して作業の時はスニーカーを履く事が多いので、このモンキーブーツが登場する頻度は、最近では2週間に1度くらいになっています。 それくらい休ませてあげることができるのであれば、靴はかなり長持ちするはずです。 私たちシューリパブリックのお客様の中でも、比較的数が揃ってきている方の場合は、ゆっくりとローテーションをすることができるので、カカトのヘリは遅いし、靴自体がぜんぜんくたびれてこないとおっしゃっています。 逆に、シューリパブリックの靴をとっても気に入っていただいて、そのことはとっても嬉しいのですが、その1足ばかり履いていて、それほど時間が経たないうちにインソールが真っ黒になってしまっている方もいらっしゃいました。 私がお勧めしたいのは、気に入っていただいたのであれば、最低でも3足でローテーションをしていただくということです。 これはあくまでも最低でもということで、多少の余裕を持たせるのであれば5足くらい、つまりなか4日で履いていただければだいぶ良いのではないかと思います。 靴の場合も、私のバックパックと同様で、数が増えて使う頻度がちょっと下がると、与えられるダメージは大きく減ります。 お気に入りのものだから、大切にしていただきたいものだからこそ、余裕をもって使っていただきたいと思います。   次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。 さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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シュリンク

今日は、とっても寒かったですね。 首都圏では今夜から雪がちらつくそうで、明日の朝起きた時にどんなふうになっているのか、今からとっても楽しみです。 ところで、最近はウチの小学3年生の娘は伝記にハマっていて、以前に私が買ってあげた杉原千畝さんと、津田梅子さんの本を読み終えて、 新しい本がほしいとのことでしたので、今回はこちらを選びました。 エレノア・ルーズベルトさん。 アメリカ第32代大統領の奥さんですが、単に大統領の奥さんという立場で終わるのではなく、世界平和のために尽くした素晴らしい人なのです。 大人になると、経済書とか時事問題の本とか、難しい本ばかり読みがちですが、このような簡単でストレートに伝わってくる本もたまには良いものです。   さて、ここ最近は黒や茶色以外の色の靴の人気が高くなってきているということを何度か書いていますが、 私たちシューリパブリックでは、お仕事でスーツを着ない方にも革靴を履いていただきたいと常々考えています。 大人になって、スニーカーではちょっと子供っぽいし、かと言ってビジネスシューズではちょっと重くなってしまう・・・。 アメリカンなカジュアルシューズは、ちょっとお仕事には・・・というケースもあるかと思います。 そんな方に履いていただきたいのが、シュリンクの革を使った靴です。 シュリンクの革とは、 こんな感じで、革の表面にシボがあるものを言います。 この写真の革は、「ヴァケッタ800」と言いまして、イタリアのトスカーナで作られている、非常にザックリとした雰囲気の革になります。 シュリンクの革の特徴は、履き心地がとってもソフトであることと、スムースの革に比べてカジュアルの雰囲気が強くなるということが言えます。 言い方を変えると、黒の革でもシュリンクの革ならビジネスシューズっぽくならないということです。 ただ、せっかくカジュアルを意識して作るのであれば、無難な黒よりもちょっとだけ遊び心のあるネイビーあたりをおすすめしたいと思っています。 以前から何度かご案内している革なので、もう十分にご存じの方も多いことでしょう。 でも、まだまだシュリンクの革をお選びになる方が思いのほか少なく、実際に履いてみたお客様からは・・・、 「シュリンクって、とっても履きやすくて格好良いですよね。」 というご意見をたくさん頂いているのにもかかわらず、ちょっと残念だと感じています。 シュリンクの革は、履き心地が素晴らしく、見た目は個性的で、スムースの革に比べるとキズも目立ちにくく、私個人的にはとってもおすすめです。 季節を問わずにいつでも履けるシュリンクのブーツを、もっとたくさんのお客様に試していただきたいと思います。 こういうのって、実際に履いてみないとわからないのがもったいないところです。 ぜひ、お試しください。   次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。 さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ラスティング

カテゴリー: @ Work:アットワーク

ラスティング

普段やっている作業は、基本的に同じことの繰り返しなので、作業のことに関して書くのであれば、まぁだいたい同じようなことが何度か出て来ます。 でも、伝えたい人に伝わっていないことがたくさんあるので、今日も以前と似たような内容になりますが書かせていただきます。 今日は、ラスティングの日。 ラスティングとは、つり込みの作業のこと。 ミシンが終わったアッパーを、ラストにのせて靴の形にする作業です。 ラスティングは、ただ革を引いてつり込めば良いというわけではありません。 大切なのは、革を引く力と方向、そして全体的なバランスです。 今日は特に間違って伝わりがちな土踏まず部分のラスティングに関して書いてみます。 土踏まず部分のみ、まだラスティングが済んでいない状態。 アッパーは、まだラストにピタリと密着していません。 私の親指あたりの、アッパーのへこみ方でお分かりになると思います。 土踏まず部分は、こちらの方向にかなりの力で引きます。 引いた時には、アッパーはラストに密着するくらいの力で引くことが必要。 さらに、隣にクギを打つためにもう一度引きます。 くりかえしになりますが、引く方向と力が重要です。 もう、この時点ではアッパーは完全にラストに密着しています。 クギが打ち終わりました。 アッパーがしっかりとラストに密着しているのが、私の親指のあたりを見ればお分かりになると思います。 ちなみに、このラスティングの時のクギを打ち込む角度も、どれくらい引くのかということに関係します。 というのも・・・、 このようにクギを内側に倒すのですが、 ラストの底面に対して垂直にクギを打てば倒す角度は90度ほどですのでさほど引かれませんが、 ラストの底面に対して外から60度くらいで打ち込めば、120度くらい倒すので90度の時と比べてクギを倒すときにアッパーをより多く引くことになります。 ほんの僅かなことと侮るなかれ、これが結構重要なことなのです。 ピンサーで引く力+クギを打ち込む角度の合計が、自分が狙っているアッパーの引き具合になるように計算して作業を行います。 靴作りは、理屈がいっぱいです。   次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。 さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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