■ VOICE vol.05-003(発行:2005/08/01)
【SRコンセプト/靴と車の共通点】
Shoe RepublicのVOICEも今回で3回目になりました。読者の皆様に更に私達Shoe Republicをよく知っていただけるよう、これからもずっと続けていきたいと思っています。

さて、今回のテーマは、Shoe Republicのコンセプトです。作り手の私がどのようなことを考えながら靴を作っているのかを、HPでのコメントとは違った角度から、ご紹介したいと思います。

Shoe Republicの靴は、簡単に言ってしまえば、『骨太の靴』です。車に例えるなら、しっかりしたシャーシと、剛性が高いしなやかなサスペンション、そして、緻密な設計により作られたボディを持つ、ドイツ車といったところでしょうか。それは、私達が靴とはどうあるべきなのかを追求し、たどりついた結果です。

私は靴を車に例えましたが、実はとは思いの外共通点が多く見受けられます。

まず、長距離を運転する場合に、車体の剛性が高ければ(いわゆる骨太ですね)疲労の軽減に効果があるのと同様に、靴の場合も、長時間歩く場合には、靴自体の剛性が高ければ疲労が少なくなります。それは、車で走行中においても人が歩行中においても、人は外から微振動のような衝撃を受けており、その際にこれに反応して、無意識のうちに瞬時に筋肉を動かしバランスをとっているためです。そして、車体や靴本体の剛性が高ければ、その衝撃がサスペンション(靴にもサスペンション機能があります)により、十分に吸収され、人に伝わる割合が大幅に減少して、反射的な筋肉の動きを少なく抑える事ができるからです。

また、クイックな運転をする場合には、ドライバーの意のままのハンドリングと、微妙なエンジンコントロールが正確に出力されることが要求されますが、靴の場合も、歩くという動作において人の動きをロスなく正確に出力することが要求されます。車も靴もしっかりとした作りであれば、コントロールする人の意思が正確に伝わります。 

車と靴は、共に人が身体をのせてコントロールし、人を運ぶものとして多くの共通点が見られます。私達は車に限らず様々な情報をヒントに靴を開発しています。そして、履きやすい靴を追求するした結果、十分な剛性(つまり骨太であること)が必要であるという、ひとつの結論にたどり着きました。もちろん、やみくもに剛性を追求するのではなく、剛性の必要性をキーコンセプトに、剛であり柔である履いてて楽しい靴を作ることを心掛けています。

車や靴に限らず、モノを作る際には、はっきりしたコンセプトが大切です。そして、更に製品としてのバランスが大切です。

私達の靴には派手さはありませんが、常に快適性と耐久性を併せ持つというコンセプトに従ってしっかりと作られており、どことなく上品で、いつまでも長く付き合っていただける靴でありたいと思っています。まだまだShoe Republicにはブランド力はありません。それでも私達の靴を見て、その品質を見抜いた方に、是非履いていただきたいと思います。


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