Archives

靴下も含めたフィッティング

カテゴリー: Message:伝えたいこと


オーダーメイド靴は、足に合わせて靴を作るので、言ってみれば非常にシビアなフィッティングになります。

以前にあるお客様がおっしゃっていたのですが、

「フィッティングがとってもシビアだから、靴下の耳が変な位置にあると当たって気になってしまいますよ。」

というのも、もっともな話です。

フィッティング

私が持っている靴下をいくつか出してみました。

左から厚い順に並んでいます。

フィッティング

一番左のモノは、足の底面がパイルになっていて、ちょっと厚みがあります。

フィッティング

左から3番目のモノは、私個人的にはカジュアルソックスというとだいたいこれが標準的なのではないかと思っているモノです。

ユニクロなどでカジュアルソックスとして販売されているモノとだいたい同じくらいのモノです。

フィッティング

一番右のモノは、カジュアルソックスの中ではやや薄め。

そして、いわゆるビジネスソックスと言われるものは、さらに薄くなります。

このように、普通に販売されている靴下は厚さがいろいろあり、その時に履く靴下によってフィッティングが全く異なります。

実際に、真冬の寒い時期に冬物の厚い靴下を履いて足の計測をして、夏になって靴が完成していざ履いてみたら、靴下が薄いために靴が緩くなってしまうということは十分に考えられますし、皆さんもそのようなことは容易に想像できると思います。

なので、私たちシューリパブリックでは実際に靴を履くときの靴下とほぼ同じ厚さの靴下をご用意いただき、その靴下を履いた状態で足を計測させていただいています。

では、どのあたりまでなら厚さが違っても問題ないのかということが気になることと思います。

いくらオーダーメイドの靴がシビアであっても、すべて同じ靴下じゃないといけないというわけではありませんから。

これは、その靴を履く方の感覚にもよるところですが、

例えば一番上の写真で、私が標準的なカジュアルソックスと思っているものくらいの厚さの靴下を履いて計測した場合、

一番左のモノは、パイルですがさほど厚くないパイルの靴下なので、他人によってはOKで、他人によってはきつくてダメと感じるでしょう。

チャンピオンの厚いパイルの靴下ほどだと、完全にきつくてダメだと思います。

ちなみに、チャンピオンの厚いパイルの靴下だと、足囲を計測した場合にだいたい3ミリ前後ほど数値が大きくなります。

革靴の3ミリは、かなりの数値です。

逆に薄いものでは、私の感覚では上の写真の一番右のモノが限界です。

ここまでなら大丈夫ですが、ビジネスソックスのような薄いものだと緩くてちょっと厳しいと感ます。

上でも書きましたが、あくまでも感覚は人それぞれではありますが、これまでお客様にお話をうかがった経験も含めてこんな感じだと思います。

なので、オーダーメイド靴だからフィッティングがシビアであることに違いありませんが、ちょっとくらいの厚さの違いでしたら何とかなるということを知っておいていただければと思います。

そして、計測をするときの靴下の厚さは非常に大切であることも知っておいてください。

素足で計測しても、参考程度にしかならないことも知っておいてください。

 

お知らせ

3月3日(土)4日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベントを開催いたします。IVY PRODUCTSにて開催するイベントは、今回が初めてとなります。足の計測、オーダーメイド靴のご注文をお受けするほかに、実際に靴を製作するパフォーマンスなども行う予定です。長野初のイベントですので、長野の皆様に仲良くしていただけるよう楽しいイベントにしたいと考えています。ぜひお越しください。

3月18日(日)には、自由が丘のRifare自由が丘店さんにて、恒例の「足の計測会&靴のオーダー会」のイベントを開催します。都内や神奈川県にお住いの方、ぜひいらしてください。

4月21日(土)には、大阪北堀江のRifare大阪店さんにて、恒例の「足の計測会&靴のオーダー会」のイベントを開催します。大阪近郊にお住いの方、ぜひいらしてください。

4月22日(日)には、神戸三宮のSUNさんにて、シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドの靴のオーダー会を開催いたします。神戸近郊の皆様、ぜひお越しください。

どのイベントも、オーダーするしないにかかわらず、靴に興味があるとか、靴のフィッティングに問題を抱えているとか、とにかく作り手である私たちに質問を投げかけたり、相談したりということも大歓迎です。
もしかしたら一緒に問題を解決ということになるかもしれませんが、何かしらお役に立てるのではないかと思います。
おばあちゃんが、ご近所のおうちの縁側にお茶を飲みに行くような感覚で、ぜひお気軽にお越しください。

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは mail info@shoe-republic.com です。

   |  

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

↑トップへ