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思っていたのと違う

カテゴリー: Message:伝えたいこと


じつは、ちょっとわけあってインターネットラジオのradikoプレミアムというヤツを契約してみました。

これは、PCやスマホなどでラジオを聴くことができるradikoにエリアフリーという機能が付いたもので、通常のradikoでは例えば関東に住んでいるなら基本的には関東のラジオ局しか聞くことができないところを、

radikoプレミアムならradikoに参加している日本中のラジオ局をネット経由で聴くことができるというモノです。

なぜ私が地方のラジオを聴く必要があったのかということは後日お伝えするとして、今日は仕事をしながら名古屋のZIP-FMを聴いていました。

 

私は、クルマで地方に行くと、必ずその土地のラジオを聴きます。

まぁ、だいたい行くところは決まっていて、新潟、長野、そして愛知なのですが、新潟ではFM-PORTを、長野ではFM-NAGANOを、そして愛知に行けばZIP-FMを聴きます。

普段からラジオをよく聴いていると、ちょっとした放送局のカラーの違いを感じるようになり、そういった好みからFM-PORTやFM-NAGANO、そしてZIP-FMが何となくすんなりと受け入れることができたのだろうと思っています。

それでも、普段聞き慣れない放送局は、聞いていて興味深いことがたくさんありまして、

交通情報では、耳馴染みのない高速道路の情報を伝えていたり、ほとんど聞いたことのないところで渋滞していたり、まるでどこかに旅行にでも行ったかのような旅情を感じました。

また、これはZIP-FM特有のものなのか、それとも中京地区の特有のモノなのかわかりませんが、番組の途中で流れるCMとCMの間に全く隙間がなくて驚きました。

関東ではどの局もCMとCMの間に1秒に満たない程度の隙間があるので、それに慣れているとせっかちな印象を受けてしまいます。

でも、逆に関東でも地方の局を聴いていると、これまたCMとCMの間の空白の時間が思いのほか長くて、これは逆に寂しくなってしまいます。

日頃聴いているものが自分の基準になっているので、慣れないものは変なものに感じます。

 

そのZIP-FMの夕方の番組で、「思っていたのと違う」というテーマでメールを募集していました。

私にとっての「思っていたのと違う」モノは、靴づくりでしょうか。

けっこうガサツでも何とか作れそうに見えて、実はかなり緻密な作りをしないとちゃんとできません。

フィッティングだって、1ミリや2ミリで履き心地は全く変わってしまいますし、カカトの高さが1ミリ2ミリ違ったらかなり違和感を感じるでしょう。

靴つくりって、実はとってもシビアなのです。

一方、これまでお客様からたくさん言われた「思っていたのと違う」ことは、

「足にちゃんと合っている靴は、こんなに快適で歩きやすいのかと驚いた。」

ということです。

靴をオーダーされるお客様は、おおよその履き心地を予測してご注文いただくわけですが、

それが実際に完成した靴を少しずつ履き込んでいって足に馴染んだ時には、既製品とは比べ物にならないくらい履きやすくなります。

靴の成長は本当に少しずつなので、突然そう感じるわけではありませんが、これまで履きやすいと思っていた既製品の靴を久しぶりに履いたら全然あっていないことに気が付いたというケースがたくさんありました。

こういうことは、実際にご自身で経験してみないと何とも言えないことなのですが、一度試しに最も欲しいと思っているデザインや仕様でオーダーしてみると良いと思います。

サンプルの靴で最低レベルのフィッティングは確認できますから、それよりも履きやすくてご自身の最も気に入った仕様の靴なら、決して失敗ということにはならないはずです。

私も、お客様の所有する靴の中のエースを作らせていただくつもりで製作いたします。

ギブソンブーツ

 

お知らせ

【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。

【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。

【お知らせ3】 3月下旬に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

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メールアドレスは mail info@shoe-republic.com です。


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“思っていたのと違う” への2件のフィードバック

  1. アリマ より:

    高山さん、こんばんは。

    僕の「思っていたのと違う」は、ロンドンやニューヨーク、フィレンツェで買った靴のことです。

    ロンドンとニューヨークでは高級既製靴を買ったのですが、フットゲージ=足の定規と呼ばれる足のサイズの簡易測定器で店員さんに測ってもらったにも関わらず、小さいサイズをすすめられていたことが、後ほど高山さんの厳密なサイズ測定により判明し、結局履かなくてヤフオクで売りました。雑誌でよく取り上げられる人気の某社のコードバンもです(泣)

    また、フィレンツェで頼んだメイドトゥメジャーの靴は、英語による意思疎通が上手くいかなかったのか、きつすぎて履けなくて、やっぱりヤフオク行きです。僕と同じこの経験を有名写真家の加納典明さんが、イタリアでされたとテレビで話してました。

    結局日本国内で、日本語の通じる信頼できる既成靴の販売店か、高山さんを始めとした日本の靴職人さんに任せて買った靴のほうがいいですね。

    多分、大きくても小さくてもダメな、靴と手袋は各個人の型を取るビスポーク=フルオーダーがいいと思います。この2つは、きつくても余ってもダメなんですよね。

    また、キツイとダメだが多少余ってもいいシャツやスーツ、トラウザーズ=パンツは、メイドトゥメジャー=パターンオーダーでもコストパフォーマンスが良くていいのかもしれません。こだわる方はビスポーク=フルオーダーでしょうが、靴と手袋に比べると、フィッティングが厳密ではないからです。

    ネクタイやベルト、ニットなどは既成でいいと思います。

    雑誌などで取り上げられる、10万円か、それ以上の高級輸入靴の愛好者は、高山さんに靴を依頼されると「思っていたのと違って、シューリパブリックの方がいい。」となると思います。

    僕がそうでしたから。今まで、高級既成靴につぎこんだ100万円を返して欲しいですw

    それでは、また。

    • shoe republic より:

      アリマさん、コメントありがとうございます。
      海外で靴を購入するのは、なかなか難しいのかもしれませんね。
      特に、フィッティングにおいては何がよくて何が良くないという理屈が、その時の時代背景や文化によって異なる可能性もありますから。
      さらに、自分の好みをこまかく相手に伝えるという点でも、ネイティヴスピーカーに比べれば多少のハンディキャップがあるのではないかと思います。
      ただ、日本でもお客様と作り手との意思の疎通がうまくできなければだめですし、さらに言えばお客様と作り手との相性も関係してきます。
      このあたりは、私もできる限りきめ細かく対応しようと考えている部分で、たとえ1時間でもお話をしているとそのお客様のお好みが見えてきますし、どんなものを欲しているのかもわかってきます。
      なので、お客様にとってよい靴を作るためには、靴づくりの技術とコミュニケーション力が作り手には必要なのだろうと思います。
      既製品でOKなものと、フルオーダーが生かせるものと、メリハリを利かせて上手にお買い物をしてください。

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