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見えない部分にこだわること

カテゴリー: Message:伝えたいこと


私のモノ作りのポリシーは、見えない部分にも十分に手間をかけるということ。

その見えない部分に手間をかけるというのは、単にムダなことをするのではなく、基礎となる部分こそしっかりと作り込むということです。

それは良心などというのではなく、そういうものを作りたいと思うことが理由です。

自動車で例えるなら、シャーシーの作り込みやサスペンションのセッティング、剛性、遮音、そしてその延長線上にある全体的なバランス取りなどということになるのではないかと思います。

靴の場合、特にお店で売られているような既製品では、パッと見たときのお客様の印象がすべてであり、まずは見栄えが良くて手に取ってもらえるかということが大切なのですが、

私たちシューリパブリックの靴の場合、いわゆる靴の世界でいう格好良さよりも、歩きやすさや安心感、快適性、そして質感や耐久性ということを大切にしています。

どっちがよくてどっちが良くないということではなく、好みや目的に合わせて靴を選んでいただければ良いだけのことです。

 

実際に、私たちがこだわっているパーツが、

インソール

厚いインソール。

先日このブログでご紹介した特別仕様じゃなくても、実は結構厚くて、

インソール

だいたい7ミリほどありました。

そして、

スティフナー

こちらはスティフナー(カカトの芯)に使う素材(革)です。

こちらもかなり厚くて4ミリ近くあります。

ただ厚ければよいというわけではありませんが、必要に応じた厚さや丈夫さは、良い靴であるために絶対に必要なところですし、厚いからこそ作り込めるのです。

ですが、残念なことに多くの既製品においてはこういう見えない大切なパーツからコストダウンしていきます。

コストダウン自体が悪いわけではありませんが、本来ならもっと耐久性があるべきところをコストダウンして不十分な材料を使っているケースも多々あって、私個人的には非常に残念だと感じることもあります。

それは、ユーザーが何に対してこだわって、何に対してこだわらないかということでもありますから、こだわりのある項目のベクトルが長い商品であれば、そのユーザーにとっては全く問題ないということでしょう。

 

このほかにも、かなり目の詰まった6ミリ厚のシートコルク(ボトムフィラーに使います)とか、

コルク

アレルギー対策を考え、優しい履き心地となる厚い牛革のライニングもこだわりの材料です。

パターンだって、足に負担がかからないようなラインであったりして、見えない部分の構造や素材ひとつひとつに確たる理由があるのです。

 

やはり少量生産ですから、作り手として納得のできるものを作って、自信をもってお客様に手渡したいじゃないですか。

その靴を履いてくださったお客様が、数年たってその靴が見えないところまでしっかりと作られていたことを実感していただいて、また久しぶりにご注文に来てくださるのが私の楽しみです。

 

次のイベントは、今週末の12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。

さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。

今週末のスケジュールはこちら
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

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