Archives

靴の中が蒸れるとか蒸れないとかいう話

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


昨日とおとといは雪のある所に行っていたので、既製品の冬用のブーツを履いていました。

ハイテク素材を使っていて暖かいのですが、やっぱり長時間履いていると靴の中が蒸れたような感じになってきます。

ちょっと汗ばんできて、あまり快適ではありません。

まぁ、考えてみれば長靴の延長みたいなものなので、仕方ないと言えば仕方ない。

アッパーは革ですが、ライニングは毛足の短いボアのようなモノで、取り外しができるインソール(正しくはインソックというのですが)は不織布が敷いてあるウレタンなのですから、

これで蒸れない方が不思議です。

私が特別汗っかきということもあって、次の機会にはちょっと考えなくてはと思いました。

そもそも、靴の中がどうして蒸れるのかというと、

靴の中が体温と摩擦熱で暖まり、さらに靴の中で足が動くことに対してストレスを感じ、

足から発した汗を靴が十分に吸収できなくなった結果、靴の中が蒸れてしまうのだそうです。

今回私が履いていたブーツは、サイドゴアブーツというデザインのモノで十分なホールドが得られず、歩くたびに足が靴の中で動いてしまっていて、

ヒモでしっかりと締めるタイプのブーツに比べると条件は良くなかったのです。

蒸れる靴を履いていると、どうしても靴の中や足が臭くなりますから、あまり良いことではありません。

では、どんな靴を履けば靴の中が蒸れないのかと言いますと、

靴の中で足が動かないようにしっかりとホールドしてくれて、さらに足が汗をかいても十分に吸収してくれる素材を使っているものなら、

シューズでもブーツでも蒸れにくくなります。

私たちシューリパブリックの靴においても、シューズであろうとブーツであろうと、どちらも蒸れにくくなっています。

そりゃ、真夏にブーツを履いていると汗をかくこともありますが、それでもストレスが少ないように作っているので臭くなるという話は聞きません。

ときどきお客様から夏にブーツは履けないイメージがあるということを聞きますが、

合わせる服装や周りの方がどう感じるかということを抜きにすれば、ブーツだからと言ってより暑いとか蒸れるということはないのです。

むしろ機能的な面を考えると、ブーツの方がより大きな面積で足をホールドしているので、その分足がしっかりとホールドされてストレスが少ないという見方もできます。

どちらを選ぶかは、履く方の好みにもよりますので、お好きなほうをお選びください。

ともあれ、靴が蒸れるとか蒸れないということは、靴が足に合っているか否かという点と、靴の素材に関係しています。

仕事でお客様のお宅に上がらなくてはいけないのに、どうしても靴が蒸れて困るという方は、ぜひ一度足にしっかりとフィットするオーダーメイドの靴をお試しください。

ギブソンシューズ

 

お知らせ

3月3日(土)4日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベントを開催いたします。IVY PRODUCTSにて開催するイベントは、今回が初めてとなります。足の計測、オーダーメイド靴のご注文をお受けするほかに、実際に靴を製作するパフォーマンスなども行う予定です。長野初のイベントですので、長野の皆様に仲良くしていただけるよう楽しいイベントにしたいと考えています。ぜひお越しください。

3月18日(日)には、自由が丘のRifare自由が丘店さんにて、恒例の「足の計測会&靴のオーダー会」のイベントを開催します。都内や神奈川県にお住いの方、ぜひいらしてください。

4月21日(土)には、大阪北堀江のRifare大阪店さんにて、恒例の「足の計測会&靴のオーダー会」のイベントを開催します。大阪近郊にお住いの方、ぜひいらしてください。

4月22日(日)には、神戸三宮のSUNさんにて、シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドの靴のオーダー会を開催いたします。神戸近郊の皆様、ぜひお越しください。

⑤出張用の靴のご注文を受け付けております。受付期間は、2月末日までです。

どのイベントも、オーダーするしないにかかわらず、靴に興味があるとか、靴のフィッティングに問題を抱えているとか、とにかく作り手である私たちに質問を投げかけたり、相談したりということも大歓迎です。
もしかしたら一緒に問題を解決ということになるかもしれませんが、何かしらお役に立てるのではないかと思います。
おばあちゃんが、ご近所のおうちの縁側にお茶を飲みに行くような感覚で、ぜひお気軽にお越しください。

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは mail info@shoe-republic.com です。

   |  

4 responses to “靴の中が蒸れるとか蒸れないとかいう話”

  1. A says:

    高山さん
    いつも為になるお話、ありがとうございました。今回も興味深く読ませていただきました。
    私自身は足の匂いが気になったことはないのですが、実は子どもたちの足の匂いがかなり気になります。
    高校生の息子は学校指定のローファーを、中学生の息子はスニーカーを履いて登校してますが、既製品の革靴やスニーカー、学校の内ばきでも汗を吸い取ったり匂いを解消する良い方法はありませんか?ご教示いただければ幸いです。

    • shoe republic says:

      Aさん、コメントありがとうございます。
      既製品の革靴やスニーカーの消臭の件ですが、高校生や中学生の方だと、どうしても毎日同じ靴を履いてしまいますよね。
      できれば3足体制でいけると、かなり違うのではないかと思います。
      毎日同じ靴を履くと、前日に履いた時の汗が靴の中に残って、それが臭いに変わることもあります。
      毎日靴を変えるのが難しいのであれば、革の薄い中敷きをいくつか用意して、これを毎日交換するという方法があります。
      靴の中で足がムダにズレないようにして、その上で汗を吸ってくれる中敷きが有効かもしれません。
      ちなみに、私はまだ試したことがないのですが、「グランズレメディ」という消臭の粉が評判良いようで、一度買って試してみたいと思っています。

  2. A says:

    高山さま
    お答えいただきありがとうございました。
    やはり複数靴や中敷でのローテーションが一番効果が高そうですね。
    グランズレメディ…はじめて聞きました。かなり興味がでました。
    またいろいろと質問させてください。
    また新潟でのイベントでお会いするのを楽しみにお待ちしております。是非、前向きに計画していただければ幸いです。

    • shoe republic says:

      Aさん、お返事ありがとうございます。
      いつでもお気軽にコメントをお書きください。
      新潟のイベントは、今のところちょっと未定なのですが、私個人的に新潟もとっても好きですし、新潟にもお客様がたくさんいらっしゃるので、改めて計画を立てたいと考えております。
      イベント開催の際には、ぜひお越しください。

Leave a Reply to shoe republic Cancel reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

↑トップへ