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ダイナイトソール

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


そのまえに余談なのですが、

私の好きなビスケットが、どうしたことか今日食べたら以前のものと比べて全然おいしくなくなっていたのです。

ここでは敢えて商品名は出しませんが、とっても大好きだったのに残念です。

いったい何が起こったのか、メーカーに製造元に聞いてみたいくらいなのですが、そんなことをしたらクレーマーだと思われてしまいますし、

でも、私はこのビスケットが本当に大好きで、箱買いまでしたのに最近買ったヤツがおいしくなくて・・・。

もしかしたら私の味覚のせいかもしれませんし、もしくは一時的なことかもしれないので、

また来月に買ってみようと思います。

でも、モノを作っていてお客さんから何かを指摘してもらうというのは、じつは作り手にとっては非常にありがたいことです。

何も言わないでそのまま音信不通になってしまうようなケースもあります。

次回買ってみて、もしまたおいしくなかったら、ちょっと考えます。

やっぱりこのビスケットにはおいしくあってほしいですから。

それとは別に、かつてLiptonのイエローラベルの紅茶を大量買いした時に、その直前に買ったロットのものはおいしかったのに、大量買いした時のものは全然味が違うということがありました。

気になったので、販売元のユニリーバさんに電話をして聞いてみたところ、

紅茶はシーズンによって生産地が異なっていて、ブレンダーの方々がなるべく同じ味になるようにいろいろとブレンドして製品を作っているということを教えていただきました。

そりゃ、農作物のようなモノですから、季節で生産地が異なるのは仕方ないことですし、それで味が変わってしまうのも仕方ないことです。

それを教えていただいて、私自身納得できましたし、聞いて良かったと思っています。

それがわかれば、その紅茶を最もおいしく飲むことができるよう、消費者の私が工夫をすることができます。

それはそれで楽しいことです。

 

さて、今日は私たちシューリパブリックの靴のメインのソールとして使っているダイナイトソールの話です。

ダイナイト

ダイナイトソールは、最も小さいサイズのモノが4-5というサイズで、最も大きいモノは13-14というものがあります。

その間、ちゃんとワンサイズずつ製品として作られていますが、私たちの場合はそれほど細かく在庫するのはちょっと大変なので、4-5、6、8、9、10、12というサイズのみ在庫しています。

これだけでも6サイズになりますし、黒とこげ茶の2色を在庫しているので、結構大変です。

このダイナイト、靴になってしまうとヒールがつくのでわかりませんが、カカトのところにサイズが表記されています。

ダイナイト

こちらが4-5というサイズ。

ダイナイト

ダイナイト

ダイナイト

ダイナイト

全部見ていただく必要はありませんが、まぁこんな感じに表記されています。

このサイズ表記は、今のラストは昔のラストに比べてちょっとだけ大きいので、size 8 の靴ならダイナイトはsize 9 を使うと良いくらいですね、だいたいですけど。

もちろんラストによってうまく入るものもあれば、うまく入らないモノもありますので、あくまでも目安です。

もし、ダイナイトを初めて買う時には、そんなことに注意すると良いと思います。

また、サイズ表記の上にある191という数字ですが、これはダイナイトの商品番号を意味していまして、ダイナイトは黒でもこげ茶でも191という品番から始まっています。

ちなみに、同じハーバララバーの商品でリッヂウェイというものがありますが、こちらの商品番号は241です。

それから、これはイギリスらしからぬ細かい配慮なのですが、

ダイナイト

最も小さいサイズのsize 4-5においては、凸の大きさが少し小さくなっていて、しっかりとバランスをとっています。

イギリスって、あまりそういう細かい配慮をしないので、これを見たときにちょっとビックリしました。

そして、こちらはトップピース(ヒールの接地面のゴム)です。

ダイナイト

製品としてはもっと小さいモノからもっと大きいものまでありますが、

私たちはsize 3 から size 3 5/8 までの6サイズを揃えています。

だいたいこれで用が足りています。

トップピースの方は、中心あたりにサイズが表記されていますので、

ダイナイト

もしお近くにダイナイトのソールを付けた靴がありましたら、そのヒールのサイズはいくつなのか見てみてください。

そして、ちょっとしたトリビアですが、

ダイナイト

サイズが大きくなると全長も長くなっているはずなのに、size 3 1/2 と size 3 5/8 はほとんど長さが変わらず、幅のみが大きくなっています。

その理由はわかりません。

この上のサイズはどうなっているのだろう?とちょっと気になります。

ただ、私たちにとってはこの形状は都合が良くて、size 3 1/2 は大きいサイズの靴に使うことが多いのですが、size 3 5/8 はストーム付きのウェルト仕様など幅の広い靴に使うことが多いのです。

なので、長さは変わらず幅が大きくなるのは好都合なのです。

まだそのほかにもダイナイトに関する細かいネタがたくさんありますが、また次の機会にとっておきたいと思います。

 

お知らせ

①3月3日(土)と4日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベントを開催いたします。IVY PRODUCTSにて開催するイベントは、今回が初めてとなります。足の計測、オーダーメイド靴のご注文をお受けするほかに、お客様に楽しんでいただけるようなこと只今思案中ですので、詳細が決まりましたらご案内させていただきます。

②4月21日(土)には、大阪北堀江のRifare大阪店さんにて、恒例の「足の計測会&靴のオーダー会」のイベントを開催します。大阪近郊にお住いの方、ぜひいらしてください。

③4月22日(日)には、神戸三宮のSUNさんにて、シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドの靴のオーダー会を開催いたします。神戸近郊の皆様、ぜひお越しください。

どのイベントも、オーダーするしないにかかわらず、靴に興味があるとか、靴のフィッティングに問題を抱えているとか、とにかく作り手である私たちに質問を投げかけたり、相談したりということも大歓迎です。
もしかしたら一緒に問題を解決ということになるかもしれませんが、何かしらお役に立てるのではないかと思います。
おばあちゃんが、ご近所のおうちの縁側にお茶を飲みに行くような感覚で、ぜひお気軽にお越しください。

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは mail info@shoe-republic.com です。

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