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ヌメ革の特徴を知ろう

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


私も革のなめしの専門家ではないので、それほど詳しいことを知っているわけではないのですが、それでも20年以上も革に携わっていると経験からわかってくることもありますので、参考にしていただければと思ってお伝えします。

こちらは、トーパフ(つま先の芯)とスティフナー(カカトの芯)を水に浸けて柔らかくしているところです。

トーパフとスティフナー

私たちシューリパブリックでは、耐久性や適度な硬さを考えて、ヌメ革のトーパフとスティフナーを使っています。

水に浸けている時間は、まぁだいたい5~6分くらいだと思います。

浸けておく時間が短すぎると水が十分に染み込まなくてトーパフやスティフナーが柔らかくなりませんので、適当なタイミングを見計らって水から出します。

そんなふうにして、昨日3足分のトーパフとスティフナーを浸けた水です。

トーパフとスティフナー

写真だとイマイチよくわからないのですが、じつはこの水、かなり色がついています。

ロゼのワインよりちょっと茶色いくらいの色です。

なぜ?

この水が変色した原因は、昨日この水に浸けたトーパフとスティフナーです。

トーパフとスティフナーを水に浸けておいたために、なめすのに使ったものが滲み出してしまったことが推測されます。

これまで何度となくトーパフやスティフナーと同じヌメ革を水に浸けたのちに、そのまま乾燥させたことがありますが、そうするとその革は水に浸ける前に比べて非常に硬くなります。

このことを、なめしが戻ると言います。

つまり、トーパフやスティフナーなどに使っているヌメ革は、水に浸けるとなめしたときのものが滲み出し、それらが抜けてしまう(ほんの少しだと思いますが・・・)と革自体が硬くなってしまうという性質があるようなのです。

これは何を意味するのかと言いますと、インソールも同じヌメ革であり、ローテーションをしないで何日も履き続けると汗などの湿気で水に浸けたのと似たような状態になってしまい、

インソールの革が硬くなったり、さらにはなめしが戻ってしまって炭化してしまうことが考えられるのです。

ヌメ革は、初めはしなやかですが、使い方やメンテナンスの仕方によってはどんどん劣化して硬くなってしまうこともありますので、なめしを戻さないように気を付けてあげることが大切なのです。

 

お知らせ

【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。

【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。

【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。

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