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スティフナー

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


今週の木曜日には、ちょこっと新潟のコージ製靴さんに行って打ち合わせをしてくる予定です。

3月下旬にコージ製靴新潟工場さんでファミリーセールがあり、それに出品させていただくための靴の製作もお願いしてきます。

先週の木曜日から準備を始めて、22足分のアッパーの裁断&縫製と、そのほかに作らなくてはいけないパーツの製作も無事に昨日までに完了し、若干のゆとりをもって準備ができました。

グッドイヤーの靴の材料

これは22足分の靴の材料なのですが、結構な量になります。

昨年の9月にやはりコージ製靴さんのファミリーセールに26足の靴を持って行きましたが、危うく全部入らなくなるくらいの荷物になり、靴は場所をとるということを改めて実感しました。

ちなみに、下のオレンジのカゴにはラストが入っていて、左のモノタロウの箱には縫製が上がったアッパーが入っています。

あとは、ソールや積み上げ、インソール、ウェルト、その他コマゴマした材料でこれくらいになります。

 

さて、今日のテーマはスティフナーです。

過去にもスティフナーに関して書いたことがありますが、今日は若干アプローチが異なります。

まず、スティフナーとは何かと言いますと、靴のカカト部分に入っている硬い芯のことです。

スティフナー

日本では、カウンターと呼ぶ方もいます。

ノーザンプトンではスティフナーと呼んでいますので、スティフナーという言葉も覚えておいてください。

このスティフナー、いったい何のためにあるのかご存知でしょうか?

スティフナーと対にされるつま先の芯はトーパフと言いますが、こちらはつま先を守るためということが目的です。

では、スティフナーは?

カカトを守るためではなく、履いた時にしっかりと足をホールドするためです。

なので、スティフナーがクタクタで柔らかいと、靴がうまく足をホールドすることができず、カカトが動いてしまって非常に履きにくい靴になってしまいます。

さらに言えば、買った時はしっかりしていたスティフナーも、靴の履き方が悪いと次第に型崩れをしたり、もしくは折れ曲がってしまって、結局はダメなスティフナーになってしまうことだってあります。

ですから、スティフナーはお金をかけるべき非常に大切なパーツであり、大切に扱うべきパーツなのです。

しかしながら、非常に残念なことに、大量生産をしている靴メーカーでコストダウンの対象になるいくつかのパーツのひとつにスティフナーの名前が挙がることが非常に多いようです。

そのほかには、インソールやライニング、そしてトーパフなどがあるのですが、どれもパッと見たら違いが判らないために、そのような結果になっています。

私の考えでは、予算が限られているのであれば、見えない部分の機能部品こそケチらずに、しっかりと作るべきだと思います。

そのスティフナーですが、どのようなものがついていればよいのかと言いますと、

履いていない状態で片足のカカトの部分を片手で持って、ある程度の力で潰そうとしたときに、十分な硬さを感じられるものであればOKです。

靴に限らず、服に関してもカバンに関しても、一見良さそうに見えるものの、いかにも見掛け倒しで使っているうちにすぐにダメになってしまうものが多すぎます。

ユーザーの方々には、そういった部分で十分な目利きになっていただきたいと思います。

ちなみに、いつも書いていますが私たちシューリパブリックの靴(ブーツも同様)のスティフナーは、厚さ2ミリの革を2枚重ねにして使っています。

ラスティングの時に成形のために結構叩きますので、完成した時に若干薄くなっていますが、それでもスティフナーとアッパーの革とライニングの革を足すと6ミリくらいの厚さになっています。

かなりしっかりしています。

 

お知らせ

【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。

【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。

【お知らせ3】 3月下旬に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

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