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カッターナイフ好き

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


それにしても、寒くなりました。

私のクルマは、聞くところによるとキーの電池の消耗が極端に早いそうで、寒くなるといつバッテリーがなくなるかひやひやです。

買ってから9ヶ月くらい経ちますが、すでに1度キーの電池を交換しています。

そんなわけで、クルマのキーホルダーとしてスペアの電池をつけてみました。

スペア電池

こんな、いわゆるいつもカバンの中に折りたたみ傘を入れているようなタイプの人間は、大物になれないと言われそうです。

 

さて、今日は水曜日なので、シューリパブリックの工房はお休みです。

そして、今日も仕入れなどのために浅草へ行ってきました。

先週はレザーフェアと仕入れで、その前の週もやはり用事があって、ここのところ毎週のように浅草へ行っています。

でも、おそらく今年は今日が最後になるはず。

そう願っています。

 

午後からは、小間物の買い出しでホームセンターへ。

我が家の近くには比較的大きなホームセンターが何軒かあって、でも今日は最寄りのホームセンターではちょっと用が足りなかったために、群馬県まで行ってきました(と言ってもクルマですぐなのですけど)。

私が買ってきたのは、こちらです。

カッターナイフ

これらだけなら、最寄りのホームセンターでも売っているのですけどね。

 

私は、靴を作る上でかなりカッターナイフを多用します。

パターンを切るとき、革のクリッキングのとき、インソールのトリミングをするとき、ラスティングの終わったアッパーのトリミングをするとき、ソールの仮止めをした後のトリミングの時、そのほかにもたくさん使います。

おそらく日本の職人さんたちが革用の包丁を使うような作業でも、私はカッターナイフを使うことが多いです。

その理由は、包丁は使っていると刃が切れなくなってくるのでその都度研ぐか何らかの処置をしなくてはいけませんが、カッターナイフであれば刃をポキッと折ればよく、作業効率的に見て圧倒的に速いためです。

イギリスの靴の学校では、パターンを切るときにはカッターナイフを、革を切るときにはクリッキングナイフという専用の工具を、そしてそのほかのラスティング以降の時にはブレードというこれまた専用のナイフを使っていました。

でも、思いのほかカッターナイフで代用できる作業もあり、それが可能な作業においてはカッターナイフを使うようにしています。

なので、その分カッターナイフの刃の消費が激しいのです。

ちょっとでも切れなくなるとすぐにポキッと折ってしまうので、10足分のクリッキングを終えるまでに、だいたい刃が1枚以上なくなります。

切れない刃物は危険ですし、裁断面が汚いのはいけませんから、これでよいと思います。

 

ところで、私が使っているかったナイフの刃は、よく見るシルバーの刃ではなく「黒刃」というヤツで、よく壁紙を貼るクロス屋さんが使っているものと同じです。

黒刃は、焼きの関係で切れ味が良いぶん歯がこぼれやすく、一長一短ではありますが、ポキポキと頻繁に折って使うには問題ありません。

 

時々お客様からご指摘されるのですが、私の靴つくりは作業効率を比較的重要視していて、職人らしくないとのこと。

私は、自分の満足のためにあえて手をかけすぎるようなもの作りは好きではなく、クオリティを落とさずにできるだけ合理的に良いものを作り、その分コストも削減するというのが基本的な考えです。

それは、たぶん私が靴づくりの中でその靴が出来上がっていく過程を楽しんでいて、その靴を工業製品的を見るような目で見ているからかもしれません。

日常にガシガシ履いていただくための靴ですから、工芸品ではなく工業製品だと思っています。

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。

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