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ハンドソーンウェルテッドの深層の真相

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


私たちシューリパブリックのオーダーメイド靴は、ハンドソーンウェルテッドという製法で製作しています。

このハンドソーンウェルテッドという製法は、一般的にはグッドイヤーウェルテッドの原型とか、グッドイヤーウェルテッドを手作業でやるヤツという程度の情報くらいしか目にすることがありませんが、実はハンドソーンウェルテッドはもっともっと深い部分で優れた製法なのです。

handsewnwelted

もし、技術革新によって今のハンドソーンウェルテッドそのものをグッドイヤーの機械で縫えるようになったとしても、おそらく本当のハンドソーンウェルテッドには及ばないことでしょう。

と言い切っていますが、たぶん間違いないと思います。

ハンドソーンウェルテッドの靴は、おおよその作り方の決まりごとがあるものの、作り手の考え方によって変わってくる部分があって、作り手の個性が強く出てきます。

それは、作り手が素材の状態を判断しながら製作するという部分も含んでおり、作り手がベストの状態になるように考えながら作り上げていきます。

インソールの目の詰まり具合がこんな感じだから、ウェルティングの締め具合をこれくらいにしようとか、このお客様は靴にたくさんの荷重がかかるからウェルティングのピッチをちょっと調整しておこうという具合です。

作り手が素材とコンタクトをとりながら作れるというところが、人の手によって作られることの大きなメリットなのです。

それから・・・、

これはもしかしたら私だけなのかもしれませんが、何年か前からちょっと良いインソールを使うようになって、ウェルトをかけていくときに糸を締める力の反発が、とっても心地よいのです。

あまり良くない素材を使ってのウェルティングだと、何というかパサッとした感じなのですが、良い素材だとしっとりとしていて引き締まっているのが感じられます。

キレイに研いだオウル(すくい針)の先がスッとリブに刺さり、ウェルトを締めるときに引き締まった反力を感じられる心地よさは、作り手じゃないとわからないですね。

ちょっとマニアックなのでしょうか?

いずれにしても、作り手も楽しみながらハンドソーンウェルテッドの作業をおこなっています。

作り手の勘と経験を生かして、自信を持って進められる靴を製作しているのです。

作り手が常に考え、常に進化しているのがハンドソーンウェルテッドなのです。

お知らせ

【お知らせ1】
#SRF×オックスフォードは、オーダー受付中です(数量限定)。

oxfordshoes

【お知らせ2】
イベントの予定が決まりました。

①イベント@Rifare大阪店 4月9日(土)~10日(日)
9日(土)の閉店後には、ラスティングとウェルティングの実演をします。
営業時間中は、恒例の計測会&オーダー会を開催します。
大阪近郊にお住いの方、ぜひこの機会にシューリパブリックの靴をお試しください。

②イベント@Rifare恵比寿店 4月16日(土)~17日(日)
恒例の計測会&オーダー会を開催します。
埼玉の工房へお越しいただくのが難しい方は、ぜひこの機会に恵比寿でお会いしましょう。

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。

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