Concept|Shoe Republicのオーダーメイド靴のコンセプト

bookmark
  シューリパブリックが製作する靴のコンセプトは、「日常仕様の快適オーダーメイド」です。
concept_shoes
靴は実用品であり、履きこなして初めてその価値が生まれると言う考えに基づき、日常生活に使用できる価格、仕様を大前提にしています。

ですから、必要以上に高価な素材や、芸術の域に達するような趣向性の強い技術は用いません。あくまでも 必要にして十分なモノ  適正な価格 で製作します。

この必要にして十分という値を私たちは 85%のクオリティ と考えています。たとえば85%を95%に上げるには、40%を50%に上げる場合の何倍ものエネルギー必要とし、それがすべて製品のコストに跳ね返ります。

つまり、悪い言い方をするならわずかなクオリティの差を追求する結果、莫大なコストを費やすことになりかねません。ですから、私たちシューリパブリックのオーダーメイド靴は、日常に使うための靴として 品質と価格のベストバランス であろう85%のクオリティの靴なのです。

     履き心地
comfort

シューリパブリックの靴が目指す履き心地は、素足で歩く時の感覚に近いものです。

現代において実際に素足で生活することはほとんど不可能ですが、素足に近い感覚で歩くことで、元々足が持っている機能をフルに活用し、健康的な足へと成長させることを目的としています。
     デザイン
laceup

ベーシック上品なブリティッシュクラシックのデザインです。

歴史的に確立されたデザインですので、時代や流行に流されることなく、長くご愛用いただけます。また、快適に歩くことを目的としていますので、足にしっかりとフィットするレースアップが基本となります。
     質実剛健の素材
insole

靴としてのポテンシャルを追求した結果、
使用する材料は見えない部分にもクオリティの高いものを使っています。

insole・ インソール栃木レザー製の厚さ6ミリを超えるベンズ
  (牛革の中で目の詰まった部分)を一人一人に合わせてセレクト
・ 表面を粗めのサンドペーパーでバフ
  > 靴の中の湿気を吸収し、真夏の暑い時季でも快適な履き心地
lining・ 肉厚(厚さ1.3ミリ)の素上げの牛革を使用
・ 靴の剛性向上に貢献
・ 優しい履き心地を実現
sole・ イギリス製のダイナイトソールを標準仕様
  > 耐磨耗衝撃吸収性に優れている
  > レザーソールと殆ど変わらない厚さで非常にスマートな外見
upper・ 主に、厚さ1.3~1.6ミリのキップを使用
  > カーフに比べると肌目の細かさは若干劣りますが、
   耐久性扱いやすさで圧倒的に勝る
  > 永く安心して愛用が可能
     優しい履き心地で永く愛用できる靴を求めた結果のハンドソーンウェルト製法
handsewn_welted

一日を快適に過ごすための靴を求めるのであれば、製法はとても大切な要素です。

シューリパブリックがオーダーメイドの靴のために選択したのが、ハンドソーンウェルテッド(ハンドソーンウェルト製法)です。

handsewnwelted通常、ラスティングウェルティング手作業で行います。
handlasting動物由来で個体差のある革を、最適な状態優しい履き心地の靴へと成形することができます。
handwelting優しい履き心地で足にしっかりと馴染む靴に仕上がります。
SR_handsewnwelted_shoes耐久性も重視し、主要なパーツは劣化しにくいもの、そして消耗するパーツは交換しやすいように作っています。
ハンドソーンウェルテッドは、これらの条件を満たすことのできる製法で、快適な靴を作るためには必要な製法なのです。
     高い剛性
rigidity

長時間歩いても疲れにくい構造であるために、靴自体のねじれ剛性を非常に高くしています。

じつは、歩行において足は接地する際に瞬間的に大きくブレます。そして足の筋はそれを補うために大きな力を使います。その力は一歩一歩歩く度に必要となるのです。
ですが、もし剛性の高い靴が足をしっかりとホールドしていれば、接地時にも足がブレることなく疲れを軽減させることができるのです。

これが、丈夫な靴が疲れにくい理由のひとつです。

シューリパブリックの靴は、高い剛性だけではなくしなやかさも兼ね備えています。
     バランスに優れた靴
balance

シューリパブリックの靴の重量は、片足およそ650グラムほどです。
これは、靴としてはかなり重い部類に入ります。
ですが、実際に履いてみるとその重量は嘘のように軽く感じます。

それは、フィッティング重量バランスのセッティングの賜です。

正しいフィッティングによってパワーロスをなくし、靴自体の重心をカカト近くに持っていくことで、足首への負担を軽減しています。
     フィッティング
fitting

シューリパブリックの靴は、甲とカカトをしっかりと押さえ、
指先は適度に優しく包み込むようにホールドします。

指先のホールドに余裕を持たせるのは、地面を掴んで歩けるような状態にするためです。
指が動かないほどにきつく押さえるのは足にとって決して良い状態ではありません。

押さえるべきところは押さえ、多少のゆとりを持たせるところはその通りにメリハリをつけます。

ただし、お客様の足によってさらにベストな状態に調整しますので、それがすべてではありません。
     ブリティッシュクラシックのポテンシャル
british

ブリティッシュクラシックの靴は、基本的な仕様が100年以上も前に完成されているものですが、社会のすべてが進化した現代においてもそれは最高のものであることに違いありません。

厚さ6ミリを越えるインソールは、靴の中の湿気を十分に吸収するとともに、
履き込むと足の形に沈み、より快適な靴へと成長します。
ダメージを受けやすいヒールやソールは、
はじめから修理をすることを前提に設計されています。

その上、大切に扱えば10年くらい平気で持ちます。

ブリティッシュクラシックは、非常にポテンシャルの高い靴であり、歴史に育まれた完成度を併せ持つすばらしい靴です。

 

Concept : Shoe Republicのコンセプト

bookmark
  Shoe Republicは、快適な靴を多くの方々に安心して履いていただくための靴工房です。
shoe_republic
 快適な靴 とは、シューリパブリックの靴のコンセプトにてお伝えしました通り、私たちが考えるベストな靴です。

また、 多くの方々に 履いていただくために、必要以上の装飾を省き、クオリティを維持しつつ必要に応じて機械を使って作業効率を向上させることで、高いコストパフォーマンスを実現しました。

さらに、 安心して 履いていただくために、お客様との距離をできる限り近くなるように心がけております。そのひとつとして、お客様と 打ち合わせをするのは製作担当者 であり、 採寸から仕上げ、納品まで担当 いたします。

また、靴が完成してお客様にお渡しした以降も、点検にお越しいただいたり、時々お客様や靴の様子をうかがうためにご連絡をさせていただいております。

もちろん、靴の修理やメンテナンス、またはご不明な点に関するご質問も承っております。

お客様は、いつまでもお客様であり、私たちはご注文がその靴一足だけでもずっと永いお付き合いをさせていただきたいと考えております。

私たちは、お客さまにとってかかりつけの町医者や行きつけの床屋さんのような存在でありたいと思っております。