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シューツリー

昨日までのリファーレ大阪店さんのイベントが終わり、昨晩は大阪に泊まり、 午前中の新幹線で戻ってきました。 いつもなら、どこかに立ち寄ってプチ観光をするのですが、今回は何となく行きたいところが見つからず、 結局普通に帰ってきました。 次回の関西出張は4月頃になると思うので、そのころまでにどこか面白そうな場所を探しておきます。 ちなみに、私はその街の文化に触れるのが好きで、知らない町にフラ~っと降り立って、フラフラと歩き、初めて入るお店でちょっとしたパンやお菓子を買い、 何となくその街を堪能するというのが好きです。 だいたいどの街にも歴史や文化があって、その土地でしか食べられないモノや知ることができないモノを楽しむのは、とっても楽しいことです。 大きな感動はなくても、年月をかけて出来上がったものは、それなりに重みがあって興味深いです。 今回はどこも寄りませんでしたが、新幹線の中から富士山がキレイに見えました。 昨日観たテレビ番組で、林修先生が子供には新幹線のA席(山側の窓際の席)に座らせると良いみたいなことを言っていました。 富士山を見て、そこから歴史的な話ができ、子供がそういったことに関心を持つようになるという話でしたが、 私個人的にはわざわざ山側に座って富士山を見なくても、小田原の漁港の話もできますし、熱海のお宮の松の話もできますし、田子の浦の話もできますし、スズキ自動車の話もできますし、 「そんな限定的にこうしなくてはいけない」ということはないと思っています。 何でも、話す側に十分な知識があるなら、どんなことだって面白おかしく話を伝えられるはずです。 とは言っても、林修先生はテレビという枠の中である程度結果ありきの作られたモノですから、林修先生を責めるつもりはありません。   さて、ここ最近はお客様からシューツリーに関してご質問をいただくことが多かったので、私なりに思うことを書いてみたいと思います。 シューツリーは、そもそも何のために入れるのかと言いますと、 最も大きな目的は、靴を履いているとつま先が反ってきてしまうので、これを防ぐためです。 じつは、昨日の朝、リファーレ大阪店さんに向かう心斎橋の駅で、とってもステキなチャッカブーツを履いていた方がいたので、思わず「素敵な靴ですね」と声をかけました。 その方のチャッカブーツは、明らかにシューツリーを入れていることがパッと見てわかるもので、大切に履いていることが感じられました。 では、つま先が反ってくると何がいけないのかと言いますと、革の甲の部分に深いシワが入ってしまい、これが亀裂の原因になることが考えられます。 大切な靴に亀裂が入ってしまうのはダメです。 ですから、そうならないようにシューツリーを使って靴を良い形に保ちます。 となると、どんなシューツリーを入れたらよいのかと言うことですが、 シューツリーを靴に入れたときにパツパツになり過ぎないこと、これが大切です。 きついか緩いかなら、緩い方が良いです。 私が入れるなら、これくらいのサイズ感で入れます。 というのも、私たちシューリパブリックの靴は、親指の付け根辺りに大きな折れジワが入らないよう、上側の隙間をぎりぎり小さくしていまして、 これをシューツリーで無理やり広げてしまうと、せっかくの足に合わせたオーダーメイド靴のメリットが激減してしまうのです。 ですので、シューツリーは最低限靴をまっすぐにできて、なるべく薄いモノをお勧めします。 もし、パツパツのシューツリーを入れるくらいなら、シューツリーの代わりに新聞紙を硬く絞って入れる方が良いと思います。 あくまでも目的を果たすことが大切なのです。   ★★★お知らせ★★★ ①2018年1月より、工房でご注文いただく靴の価格を見直しさせていただく予定で、現在の94,000円(税抜)から95,000円(税抜)に変更させていただきます。 ②只今、ダイナイトのトップピース(カカト)をお手ごろな価格で交換するプランを実施中です。詳しくは、11月22日の記事をご覧ください。 ③2018年3月3日(土)と4日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベントを開催いたします。IVY PRODUCTSにて開催するイベントは、今回が初めてとなります。足の計測、オーダーメイド靴のご注文をお受けするほかに、お客様に楽しんでいただけるようなこと只今思案中ですので、詳細が決まりましたらご案内させていただきます。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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