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計測結果

たぶん、多くの方が普段既製品の靴を履いていらっしゃることと思いますが、その靴はあなたの足にどれくらい合っているのかご存知でしょうか? 極端なことを言ってしまえば、おそらく既製品の靴にピタリと合う方はほんの一握りなのですが、 そこはちょっと譲って、ここでは支障なく既製品を履ける方と限定してみますと、 これまで私がたくさんのお客様の足を計測してきたところでは、あくまでも私の感覚ですが既製品の靴を問題なく履ける方はだいたい20%くらいと見ています。 まぁ、既製品とひと口に言ってしまいますが、既製品の中でもいろいろな形や特徴がありますし、 さらに言えば、既製品の靴を履けるであろう方でも、正しいサイズ選びをしていないなどの理由で足に負担をかけている方もいらっしゃるかと思います。 せっかく既製品の靴を履けるような足をお持ちの方は、ぜひ正しいサイズ選びをして快適に靴を履いていただきたいと思います。   じつは、今日いらっしゃったお客様が、なかなか大変な足をされていました。 これは、そのお客様の計測結果なのですが、これだけ見せられても困ってしまうと思いますので、どういうことなのかをお伝えしますが、 仮に既製品の靴を履くとすると、最も近いサイズは何なのかということを調べた場合、 右足がsize8のウィズがDで、左足がsize8のウィズCと、標準からすれば極めて細い足という結果なりました。 男性のお客様です。 仮にAさんとします。 これからオーダーメイドの靴を作るので、既製品のサイズは関係ないと言えば関係ないのですが、問題はそこではなく、 これまでAさんは既製品の靴で何とかしようとしていらっしゃっていろいろ試してみて、Aさんご自身は足が細いことはご存知でしたが、なかなかオーダーメイドの世界に足を踏み入れるきっかけがなくて、 でもこんなに時間と費用を費やしてやっと探して買ってきて履いてみると、結局は合わなくて足が痛くなってしまい、これではいけないということで私たちの工房へお越しくださいました。 結局、近道はオーダーしてしまうことでした。   Aさんもおっしゃっていましたが、日本で靴を買おうとするときに、長さの選択肢はあるけれど、幅の選択肢はほとんどないというのが実情です。 なので、私が思うところでは80%の方々が足に合わない靴を履いていて、おそらくその半分くらいの方々は歩いていて足が痛くなったり、夕方になると靴を脱ぎたくなったりしているのではないかと思いますし、 もう半分の方々は、そこまでひどい目に遭っていないものの、もしかしたらスニーカーの方が歩きやすいからFUN + WALK PROPJECT のスニーカー通勤賛成!って思っていらっしゃるかもしれません。 全て、改善の余地があります。 私たち靴屋は、お客様に靴のこと、フィッティングのこと、お客様の足のことをお伝えしなくてはいけませんし、 お客様は革靴を履いて足が痛いというのはおかしな話だということをご理解いただき、もう少しだけ靴に関心を持っていただきたいと思います。 Aさんのような極端なケースでなくても、80%の方(私の感覚ですが)が既製品に合わない足だということを知っていただいて、もしかしたらこの靴は合っていないのかもしれないと疑っていただきたいのです。   私たちシューリパブリックは、ショップにお邪魔して定期的に計測会のイベントをやっておりますし、11月11日(土)と12日(日)には愛知県の一宮市でイベントを開催しますので、この機会にぜひお越しいただいて足を計測してみてください。 今後の靴選びにきっとお役に立つことでしょう。 もちろん、足の計測をしたからと言って、無理に靴のオーダーをお勧めすることはありません。 ご心配なく。     ★★★お知らせ★★★ 11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、 クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。 詳細はコチラをご覧ください。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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