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イベント@SUN初日

カテゴリー: @ Work:アットワーク

サンプル靴

今朝早く家を出て、今は神戸に来ています。 というのも、以前からお知らせしています通り、今日と明日は神戸三宮のSUNさんにおいてイベント開催なのです。 今回も昨年に引き続き、トンリョウの安達さんも参加しています。   さて、私は半年ぶりの神戸になります。 もう10年近く年に数回定期的に来ているので、今となっては来るたびに馴染みの場所という印象がありますが、 まだまだ知らないところがたくさんあって、ちょっとお昼ごはんを食べようとしても、土地勘がないためになかなか思っているようなお店を見つけられなかったりします。 おおよその土地勘があるくらいの知らない街の散策は、思っている以上に楽しいものです。 と言いつつ、今日のお昼ごはんはフレッシュネスバーガーでした。   今日はイベント初日でしたが、実のところお客様はちょっと少なめでした。 でも、それくらいのほうがお客様とゆっくり話ができて、私にとっては都合が良いということもあります。 今回持ってきているサンプルの靴はこんな感じで、 荷物のキャパの都合で片足ずつになっていますが、大体のサイズを揃えていますので試しに履いていただけると思います。 革のサンプルは、主だったものは全て持ってきています。 さらに、先日製作したブックカバーもちゃんと持ってきました。 何人かのお客様に見ていただきましたが、やはりインカスのカーフは特別だそうです。 この機会に買っておこうという方は、お早めにどうぞ。 靴を作るために裁断して中途半端に残ってしまった革を使って製作しましたので、1つ4,000円(税別)とかなりのお買い得価格になっています。 トンリョウさんも、サンプルを揃えてお待ちしています。   いよいよ明日はイベント最終日です。 聞いたところでは、オープン直後の13時から15時はまだ比較的お越し頂くお客様が少ないようですので、じっくりとご覧になりたいという方はぜひお早めにお越しください。 皆様と靴の話ができることを楽しみにしています。     ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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革

いよいよ明日から、神戸三宮のSUNさんにてオーダー会のイベントです。 名目はオーダー会と言えども、じつは顔見知りのお客様や初めてお会いするお客様たちと、靴に関することや靴とは全く関係のないことをしゃべっている感じになると思います。 初めてだけど、何となく行きにくいとか、輪に入れるかと心配している方、全く心配ありません。 SUNさんへお越しいただいて、靴を見に来たと言っていただければ、しつこくご注文を促すこともなく、みんなでワイワイ盛り上がれることでしょう。 今回も、いつも親しくしていただいているトンリョウの安達さんも同行します。 ぜひ、週末はSUNさんへ遊びにいらしてください。 SUNさんの場所は、コチラです。   今回もお勧めの革を用意させていただきました。 コチラです。 シューリパブリックの工房へお越しいただいたお客様には、実物をご覧いただいています。 こういう革は、写真で見るのと実物とでは全く違って見えます。 ちなみに、私はこの革を「エイのような型押しの革」と呼んでいますが、なかなか雰囲気があって良いですよ。 ただ、サンプルとして持って行くとどうしても小さなカットになってしまうので、また見え方が変わってしまいます。 この小さなカットをご覧になって、上の写真をイメージしてみてください。 とりあえず、今回持って行く革のサンプルはこちらですが、 これを全部出されても困ってしまうと思いますので、 ご注文を考えていらっしゃる方は、こんなイメージということをお伝えいただければ、いくつか選んでお勧めさせていただきます。   さらに、もうひとつのお勧めの革がこちらのスムース(黒)です。 雰囲気は、あのイルチアのボックスカーフに似ていて、ちょっとキレイ目な靴を作るのにとても適しています。 こういうキレイなスムースの革で、思いっきりカジュアルなモンキーブーツを作るのもなかなか面白そうですね。 まずは、実物をご覧になってご検討ください。   では、明日と明後日は神戸でお待ちしております。     ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ラストの調整

カテゴリー: @ Work:アットワーク

ラストの調整

今週末から神戸のSUNさんにてイベントのため、出張前は少々ゆとりを持ったスケジュールで作業をしています。 今日はご注文いただいたお客様のラスト(木型)の調整の作業です。 調整と言っても、ラストの調整は結構ガツガツ行きます。 その前に、私たちシューリパブリックのシステムは、お客様が靴のオーダーをされる際には、必ず1つ以上のラストをご注文いただきます。 シューリパブリックでは、現在はつま先の形の違うラストを5モデル用意しておりまして、その中からお客様にご希望のモノをお選びいただき、 お客様の足を計測したうえで比較的近い長さ&幅のものを木型屋さんに発注し、 それが出来上がってきたら、上の写真のような要領でお客様の足に合わせてラストを削ったり、場合によっては肉付けしたりします。 これをラストの調整と呼んでいます。 お店によっては、削りはダメというところもあるようですが、私たちシューリパブリックはお客様専用のラストを用意しますので、必要に応じて削ります。 写真では金属のやすりで削っていますが、このお客様の場合は甲の部分をまわしで8ミリくらい削らなくてはいけないので、この作業の前にグラインダーでガツンと削りました。 上の写真は、そのあとの微調整の様子です。   このラスト調整は、ラスティングやウェルティングと同様に履き心地に直結する部分なので、結構シビアな作業が要求されます。 例えば同じような形状で同じような計測結果の方がいらっしゃったとしても、その体質によってラストの数値や形状は変える必要があります。 前にも書いたことがありますが、最近は皆さん子供のころからスニーカーを履いているせいか、足の前の方が薄い方が多く、 この辺りをかなり削らなくてはいけません。   これまでこの仕事を10年以上続けてきて思うのは、既製品の靴に合う方はほとんどいないということ。 合っていると思っている方でも、実際に計測してみると全然合っていなかったりすることもしばしば。 なので、しっかりと調整されたラストで作った靴を一度履いてみると、 「全然違うじゃん!」 ということになるのです。 せっかくご注文してくださったお客様に、そう思っていただけるようラストの調整は数値と勘をフル活用して、妥協なく仕上げていきます。     ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ブックカバー

いよいよ今週末は、神戸三宮のSUNさんでイベントです。 今年は4月以来で、約半年ぶりになります。 今回も、昨年と同様にオーダーメイドでワークブーツやバイカーブーツを作っているトンリョウの安達さんも参加しますので、 私たちシューリパブリックのようなブリティッシュスタイルの靴に興味をお持ちの方も、トンリョウさんのようなちょっとハードな感じのブーツに興味をお持ちの方も、 もしくは、特に好きな靴はないけれど普段履く靴が合わなくて困っているという方も、 ぜひこの機会にこのイベントにお越しください。   さて、今回は久しぶりに革小物を作りました。 それも、20個も。 文庫本を読む方には、ぜひ使っていただきたいブックカバーです。 デザインに関しては、先日よりこのブログでご紹介している通りなのですが、使っている革がかなり贅沢です。 Incasの革もありますし、Lussoの革もあります。 どうしてこのタイミングでブックカバーなのかと言いますと、 靴を作る際に、中途半端に残ってしまう革が結構発生してしまい、どうやってもこれで1足作るのは無理だけど、かと言ってそのまま捨ててしまうのはちょっともったいないという革がたくさんたまってきました。 私、貧乏性なのかもしれないのですが、使えるモノってなかなか捨てられません。 使えるモノなら、何とかして使って役に立てたいと思うのです。 カーフ(仔牛の革)の場合、モノによっては1足分を使うとギリギリで1足分に足りないくらいが残ってしまうということもよくあります。 カーフは、ご存知の方も多いかもしれませんが、仔牛の革ですからとってもしなやかでキメが細かくて、質感だって良いですし、 それに当たり前ですが子供の牛の革なのです。 子供を持つ親としては、いくら牛とは言え、命と引き換えに提供してくれた素材なので、何とかして使ってあげたいと思います。 ちなみに、牛の革は基本的に人間が牛の肉を食べた残りですが、それでもムダにはできません。 そんなわけで、今回のSUNさんのイベント参加に向けて、この機会に革が好きなお客様にぜひご覧いただきたいと思いまして製作しました。 SUNさんにいらっしゃるお客様は、こだわりをお持ちの方が多いですし、革のチップをいつも念入りにご覧になっていらっしゃいましたから。 普段、なかなか入手することができない特別な革を使ったものばかりです。 靴に使って残った部分である首の周りなどですので、しわが入っていることもありますし、場所によっては小さな傷もあります。 それも天然素材ならではだと思っていただければ幸いです。 使い勝手も考慮したデザインですので、もしよろしければお友達へのプレゼントとしてご利用いただくのも良いかもしれません。   そしてもちろんいつもと同様にオーダーメイドの靴のご注文も承ります。 神戸近郊にお住いの方なら、埼玉の私たちの工房へ行ってオーダーすることを考えると、かなりメリットがあります。 靴の価格は、埼玉の工房の価格よりも少し高くなりますが、 靴自体の価格が税別で98,000円、ラストが30,000円、その他のオプションは工房の価格とだいたい同じです。 開催は、9月30日(土)と10月1日(日)の2日間で、両日とも13時オープンの21時クローズです。 場所は、三宮駅から徒歩で7分くらいの、SUNさんです。 そうそう、VISAやMASTER、JCB、AMERICAN EXPRESSなど主要なカードが使えます。 靴を見にいらっしゃるのもOK、私と靴談義をしにいらっしゃるのもOK、ブックカバーを見にいらっしゃるのももちろんOKです。 皆様のお越しをお待ちしております。     ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギブソンシューズ

今日のお客様は、埼玉県にお住いのTKさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、サンドベージュのギブソンシューズです。 じつは、この靴は前回TKさんが点検のためにお越しいただいた際に、これこれこういうスウェードの靴がほしいとのことで、 それならとこのサンドベージュのスウェードを見ていただいたところ、まさにこれだ!ということでご注文いただいたモノです。 この雰囲気に合わせて生地色のLストームウェルト、ザックリとした太めの編みヒモでアイレット数は4つ、 そんな仕様で製作させていただきました。 実際にご覧になって、思っていた以上の仕上がりとおっしゃってくださいました。 履いていただいたご感想は、まだ履き始めなので全然馴染んでいないですが、 当たるところもなく、初めからなかなか良さそうとのこと。 この靴なら、1年を通して履けそうだと、大変喜んでいただきました。 製作したものとして、私も非常に嬉しいです。 ありがとうございました。   靴のスペック デザイン:ギブソンシューズ レザー: キップスウェード ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド     ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギブソンシューズ

今日ご紹介するお客様は、東京都にお住いのKKさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、ワイン色のギブソンシューズです。 それも、ちょっと雰囲気があるLストーム仕様です。   KKさんの足は細長いため、既製品で合わせる場合、幅がちょうど良いと長さが足りず、長さで合わせると幅が緩いということになってしまっていました。 そして、シューリパブリックの靴をご注文いただいて、足に合った靴を履いていただくと、いつも・・・、 「とっても気持ちイイです。」 とおっしゃってくださっています。 今回の靴も、しっかりとヒモを締めて履いていただいたら、 やっぱり気持ちイイとのこと。 KKさんのように、どうしても既製品では難しい方が実はたくさんいらっしゃって、ご自身では実感していらっしゃならくても計測してみると全然合っていないという方もいらっしゃいます。 そんな方が足に合った靴を履くと、これまでの靴に対する考え方がガラリと変わって、 気持ちよく履いていただけるということになります。   KKさんは、私とだいたい同じ世代の方で、いつも興味深いお話をしてくださいます。 お仕事のこと、趣味のこと、そして趣味とは言えないほどの趣味の域を大きく超えた楽しいことなど・・・。 人生を楽しんでいるなぁって毎回驚かされます。 私は時々思うのですが、社会人になっていつも同じような仕事を繰り返しやっていると、知らないうちに自分でボーダーを設けてしまったり変な妥協点を作ってしまったり、 はたまた訳の分からない理由をつけてそれを避けてしまうということもあります。 KKさんと話していると、損得とか得手不得手なんてことはこの際忘れて、いろいろなことにチャレンジしてみて、それでもしかしたらこれまで知らなかった世界を知ることができるかもしれないと改めて思わされます。 とっても楽しい時間でした。 KKさん、ありがとうございます。 靴のスペック デザイン:ギブソンシューズ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(MRT+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド     ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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今日ご紹介するお客様は、東京都にお住いのYAさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、ブラウンのモンクストラップです。 靴をご覧になってYAさんがおっしゃったのが、 「イメージしていたとおりです!」 でした。 ラストはSRCを使って少々ボリュームを出していて、やや武骨な感じに仕上がっているあたりも、YAさんのイメージ通りなのだそうです。 しっかりとご要望をうかがって写真まで見せていただいたので、私としてもそこそこの出来になったとのではないかと思います。 また、ダブルモンクストラップは最近も何足か作りましたが、シングルのモンクストラップは久しぶりの製作です。 このデザイン、YAさんがとっても好きな靴があるけれどどうしても足に合わなくて・・・、 ということで、ご注文いただいたモノです。 履いていただいたご感想は、 「シングルのモンクストラップなので、カカトが浮いてしまうかもしれないと思っていましたが、全く気にならないです。」 とのこと。 まだ靴が新しいので屈曲が硬いかもしれませんが、これから少しずつ慣らしていって、もう少し馴染んできたらもっと履きやすくなると思います。 今回のモンクストラップは、YAさんがずっと待ち焦がれていたようで、本当に嬉しそうでした。 「今日、これ履いて行っていいですか?」 と、まるで子供のようでしたが、そんなに気に入ってくださって、作り手としても非常に嬉しい限りです。 もう1足、黒で作ろうかなぁ?っておっしゃっていましたが、次の靴はじっくりとご検討いただいて、決まったらまたお越しください。 今日はありがとうございました。   靴のスペック デザイン:モンクストラップシューズ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド     ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギブソンシューズ

今日のお客様は、東京都にお住いのYCさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 YCさんは、今回が4足目のシューリパブリックになります。 早速履いていただきました。   今回完成したのは、パンチドキャップのギブソンシューズです。 そもそも、この靴をご注文いただいたきっかけがお友達の結婚式があるからとのことで、このほかにスーツもオーダーされているとのこと。 ちゃんとした格好をしていこうというYCさん、ステキです。 このギブソンシューズ、ぱっと見は普通のギブソンシューズですが、 じつはこの靴のインソールは、あの厚い8ミリ厚のモノが使われています。 YCさんは、履いた瞬間にその違いを感じたそうで、これまでの靴と全く違うとおっしゃっていました。   YCさんの足は、スクエア型で前の方は幅が狭いのに厚みがあって、そして甲は非常に高いのにカカトがとても小さいという、なかなか複雑な形をしています。 そんなこともあって、これまで履いてきた既製品はなかなか合うものがなかったそうです。 お仕事ではスーツを着て外を歩くことも多いため、どうしても靴は履き心地や疲れにくさで選んでしまい、これまで履いていた既製品の出番がかなり減ってしまったとおっしゃっていました。 言い方を変えればそれだけ気に入ってくださっているということですから、作り手としましては非常に嬉しいことです。 ですが、靴のローテーションはしっかりと守ってくださいね。 今日はありがとうございました。 靴のスペック デザイン:ギブソンシューズ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRF+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド     ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

糸

靴に興味を持っている方は、きっと革とかソールなど、比較的目につくものに関心をお持ちだと思います。 なので、今日はそこをあえて普段見てもスルーしてしまいそうな糸の話です。 靴のアッパーを縫う時に使っているのが、こんな感じの糸です。 こちらの糸はキングというブランドのモノで、素材はポリエステルです。 綿じゃないの?と思うかもしれませんが、ポリエステルの糸はとっても丈夫で使い勝手も素晴らしいのです。 たとえば、靴の履き口の糸がちょっと擦り切れてしまった場合、放っておくと少しずつほつれたところが広がって行ってしまうので、軽くライターであぶってあげると適度に熱で溶けてそれ以上ほつれなくなります。 ちなみに、これは上糸と言って革の表側に来る部分に使う糸で、下糸というライニング側に使う糸もポリプロピレンなどの化学繊維だったはずです(確認したところ、ビニロン100%でした)。 このキングのほかにもいくつかのブランドが存在していて、多少の甲乙はあるかもしれませんが、みんな非常にクオリティの高いモノです。 この糸は20番という太さで、番手の数字が大きくなるほど糸が細くなります。 男性用の靴の場合、私が知っている範囲では日本では20番とか30番あたりが多く、それよりも太い8番とか5番、0番、そして00番というものは、飾りの部分に使うことが多いように感じます。 あまり糸の太さが太いと、ミシンで縫った時にしっかりと締まらないため、このような使い分けになっています。 見た目に関しては、この20番糸よりも30番糸の方が繊細な感じだったり、もしくはドレッシーな感じに見えます。 というのも、糸が細くなるとそれに従ってミシンの針も細くなり、針のピッチも細かくできるので、繊細に見えるという理屈です。 ということは、繊細さよりも丈夫さを追求している私たちシューリパブリックは、やはり20番の糸が適しているということになりますね。 このギブソンブーツも、 このオックスフォードも、20番の糸を使っています。 ですが、ただ20番の糸を使うだけでは面白くないので、ミシンのハリは斜針と言ってメスが斜めに入るタイプのモノを使っていまして、そのせいでステッチが昔のミシンのようにちょっと雰囲気のある仕上がりになっています(と思っています)。   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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クリッカー

今日は、仕事が終わってからちょっとだけ抜き型を使ってブックカバーを作りました。 これに関しては、いろいろと説明しなくてはいけません。 まず、抜き型とは何かといいますと、例えばクッキーを焼くときに型で抜いて作るのと同じ要領で、革を裁断するための型です。 それが、上の写真の抜き型です。 これでどうやって革を裁断するのかと言いますと、 専用の機械があります。 クリッカーという機会で、このテーブルの上に革と抜き型を置いて、この機械で「バン!」と抜いてしまうわけです。 当たり前ですが、革が裁断できるくらいの力なので、もし間違って指でも置こうものなら、一瞬にして指がなくなってしまいます。 それくらい危険な機械なので、安全装置はあるものの、気を引き締めて取り扱わなくてはいけません。 こんな感じに抜き型を置いて・・・、 作業は両手を使うので写真を撮ることができません(セルフタイマーを忘れていました)。 裁断が終わるとこんな感じです。 抜き型の通りに一瞬で裁断してくれるので、とっても便利です。 これらがブックカバーを作るのに必要なパーツです。 一番上の四角は、ブックカバーが箱に入ってしまった後にどんな革で作ったのか見ていただくための革サンプルです。   そもそも、なぜ今ブックカバーを作り出したのかと言いますと、 先日もお伝えしました通り11月に愛知県の一宮市でイベントがありまして、その際に販売するためです。 いやいや、ブックカバーで儲けようということではなく、日頃靴を作っていると中途半端に残ってしまう革が結構ありまして、 靴1足分には足りないけれど、ちょっとしたモノなら作れるくらいの革で、 それこそ結構良い革もたくさんありまして、捨ててしまうのはもったいないので、 少しでも何かに使えればという理由でブックカバーを作ることにしたのです。 こういうものは、なるべく手間をかけずにつくりたいので、抜き型を作りました。 それなら、普段の靴づくりの仕事もどんどん抜き型を作ったほうが手間がかからないと思いきや、 まずオーダーメイドで靴を作るときには、同じ形のモノを裁断することが意外と少なく、それらはすでに抜き型を作ってありまして、カカトの積み上げとかインソールの粗断ち用とかつま先やカカトの芯など、本当に限定されますし、 この抜き型が思いのほか高いので、今回のブックカバーにおいては損益分岐点を考えてしまうと、何十個ということになってしまいます(なので考えないことにします)。 ちなみに、この革はインカスのNortonという革で、とっても人気の革でしたが残っているのはこれだけですから、靴を作ることはできません。 インカスの革はほかにもあるので、それらでいくつか作るつもりですし、Russoの革も、Tempestiの革も、 こんな時が来るだろうと思いまして、良さそうな革はちゃんと保管しておいてたくさんありますから、いろいろな革で作れそうです。   こちらは、Juteというイタリアの革で、縦横の模様が特徴の革です。 ヌメ革の風合いがとってもステキで、実物を一度ご覧になっていただきたいと思っております。 中には、以前にこの革で靴を作ったというお客様もいらっしゃることでしょう。 そんな方は、靴とブックカバーとおそろいの革というのも素敵だと思います。   そうそう、来週の週末には神戸のSUNさんにお邪魔する予定なのですが、もしその時に指定の革でブックカバーを作ってきてほしいという方、いらっしゃいましたらメールでご連絡ください。 全ての革があるわけではありませんが、あるものであれば作ってお持ちいたします。 ブックカバーですので、あまり厚い革では使いにくくなってしまいますから、薄い革をお勧めします。 ちなみに、このブックカバーは文庫本サイズで、価格は4,000円(税別)の予定です。 シューリパブリックの工房においては、いくつか作って用意しておきます。 ご興味のある方、ぜひご覧ください。   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【 お知らせ 2 】 9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。 なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。 どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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