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ギリーシューズ

今日も話が脱線しますが・・・、 YouTubeでこの動画を見ていたら、誰かを幸せにすることができる人って素晴らしいなぁって思いました。 小さな子供たちは、何だかわからないながらにとっても楽しそうにはしゃいでいて、こんな演奏を間近で見たら少なからず心に残るはずです。 フラッシュモブじゃなくても、きっと見ている人たちに感動を与えてくれます。 そんな特別な能力があったら、どんなに素晴らしいことか。 楽器の演奏じゃなくても、何でも良いのです。 自分が楽しめて、そして誰かを幸せにすることができる、そんな人生を送りたいものです。   さて、今日も郵送にてお送りさせていただいたお客様の靴です。 こちらも、昨年の10月に神戸三宮のSUNさんのイベントでご注文を頂いたものです。 TYさんのギリーシューズです。 TYさんは、このギリーシューズと一緒にサイドゴアブーツもご注文してくださって、そちらはすでに完成して1月中にお送りさせていただきました。 SUNさんのブログにちょこっと写っています。 ギリーシューズと言えば、その特徴はこのハネの形状です。 ウネウネと私は呼んでいますが、独立したひとつひとつのハネがしっかりと足をホールドすることで、非常に安定した素晴らしい履き心地を提供してくれます。 私たちシューリパブリックのギリーシューズは、オックスフォードのパターンをベースに製作していますので、極端にカジュアルになり過ぎず、適度に上品さを感じることができると思います。 TYさんのギリーシューズはキャメル色ですので、ちょうどこれからの季節にピッタリのさわやかな雰囲気ですね。 今日発送させていただきましたので、明日到着すると思います。 楽しみにしていてください。 私は4月の16日(日)にSUNさんにお邪魔する予定ですので、直接お渡しすることができなかった皆さま、お時間がありましたら是非いらしてください。 フィッティングなどもその時に確認させていただきます。   靴のスペック デザイン: ギリーシューズ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド       ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギブソンブーツ

昨年の10月に、神戸三宮のSUNさんで開催したオーダー会の際にご注文いただいた靴たちのほとんどが完成しました。 それらのほとんどが郵送にて納品となりますので、残念ながら今回はお客様に履いていただいたところを確認することができませんが、4月にまたお邪魔する予定ですのでその時に確認をさせてください。   こちらは、YYさんのギブソンブーツです。 YYさんは、これまで何足かの靴をご注文いただいている、お馴染みのお客様です。 じつは今回のギブソンブーツは、私の自信作です。 というよりも、私もこの革で作ったチャッカブーツを履いていまして、とにかくこの革のおかげで履きやすい靴になること間違いなしです。 この無造作のシュリンクは、厚みがあってコシがあって、そして適度にしなやかで、とっても素晴らしい革でした。 この革だけを見たらかなり個性的と感じるかもしれませんが、実際に履いてみるとなかなか使い勝手の良い靴だと思います。 履き込んでいくと、適度にシワも入って良い感じに育っていきます。 シューリパブリックのこのカカトのラインも健在です。   YYさん、明日発送させていただきます。 到着を楽しみにしていてください。   靴のスペック デザイン: ギブソンブーツ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRE+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド       ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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革のご紹介

カテゴリー: Leather:革入荷情報

シュリンク

余談ですが、私はだいたい毎月1度くらいのペースで出張があります。 ほぼ行先は決まっていて、4月、8月、そして12月のリファーレ大阪店さんでのイベントや、10月の神戸三宮のSUNさんでのイベント、それから一昨年からスタートしたリファーレ自由が丘店さんでのイベント、こちらは今年も9月頃になるのではないかと思っています。 そのほかに、もう10年目になるリファーレ恵比寿店さんでのイベントがあります。 そのほかには、不定期ですがコージ製靴新潟工場さんでのファミリーセールに出品させていただくこともあって、こちらはもう来月の下旬に迫っています。 コージ製靴新潟工場さんで出品する靴は、企画からアッパーの縫製、そして材料集めを私の方でおこない、底付けをコージ製靴さんにお願いしています。 いくら工場にお願いするとは言え、作り手としてこんな感じに仕上げてほしいという意向がありますので、投げっぱなしというわけにはいきませんから、なるべく打ち合わせを密にしています。 来月のコージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品する靴も然りで、今回から若干の仕様変更を入れたために、2月の初めに新潟へ行って打ち合わせと作業の確認をしてきました。   ちなみに、今回から若干の変更を入れた個所とは、ずばりスティフナー(カカトの芯)です。 これまでは、一般的なグッドイヤーウェルテッド用のモノを使っていただいていましたが、今回からハンドソーンウェルテッドでも使っている厚さ4ミリほどの革のスティフナーを使い、 さらには水溶性の接着剤を使うことにしまして、スティフナーにおいては私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドの靴のように履き込むごとにしっかりと足に馴染むような仕様になります。 もちろん、耐久性や強度もハンドソーンウェルテッドの靴と同じで、これまでのグッドイヤーウェルテッドの靴に比べてだいぶカッチリします。 靴の詳細に関しては、靴が完成した時点でお知らせする予定ですが、デザインはチャッカブーツのみになります。   話を戻しまして、私が出張で行くすべてのところで、シューリパブリックのオーダーメイド靴のご注文をお受けすることができます。 恵比寿、自由が丘、そして大阪のリファーレさんでも、神戸三宮のSUNさんでも、新潟のコージ製靴さんでも、私が行く時でしたらお受けできます。 場所をお借りする都合で価格が若干異なりますが、埼玉の私どもの工房へお越しいただく交通費と時間とを比べて、メリットがあるような場合はこれらのお取引先のショップをご利用いただくのも良いかと思います。 納品は、リファーレさんではご注文をお受けした店舗でお渡しとなり、SUNさんとコージ製靴さんで受注したものは、ご自宅などへお送りさせていただきます。 ぜひ、ご利用ください。   さて、今日は革のご紹介です。 昨日、黒のギブソンブーツがお勧めということをお伝えしました。 黒はとってもスタンダードな色で、ほとんどの服に合わせることができる万能な色です。 ただ、黒でも質感によってフォーマルに見えたり、もしくはカジュアルに見えたりという違いがあります。 たとえば、最近はお仕事でもスーツを着る必要がなくなっていることが増えていて、ジャケット+チノパンとか、ジャケット+デニム、もしくはもっとカジュアルな格好ということもあるでしょう。 そうなると、黒のスムースの革のブーツだと、ちょっと足元が浮いてしまうこともあるかもしれません。 もしくは、オフィスの雰囲気からして、もう少し柔らかいテイストの靴を履きたいということもあるかもしれません。 そんな時にお勧めしたいのが、 ひとつはシュリンクの革です。 シュリンクの革は、ご覧の通りシボがあって雰囲気的にもかなり柔らかい印象になります。 近づいてみると、こんな感じです。 シュリンクの革は、履いた時にキレイにシワが入るという特徴があり、さらにこちらの革は比較的柔らかい仕上げになっていますので、お仕事の時ばかりではなく、お休みの日にカジュアルな格好をされた時にも合わせやすいでしょう。 履き心地もシュリンクならではの優しい履き心地です。   そしてもうひとつが・・・、 こちらの型押しの革です。 一般的に型押しの革は硬い印象があるかもしれませんが、こちらの革は生地がしっかりしているのにとってもしなやかな仕上がりになっていますので、履いた時にも硬さはほとんど感じないはずです。 ただし、革ですので履き初めの数回は多少硬さを感じるかもしれないことをお伝えしておきます。 写真の写りが実物以上にツヤがありますが、実物はそこそこ落ち着いた印象の革です。 そして、こうしてちょっと離れたところから見てみると、スムースの革とはちょっと違ったカジュアル感を感じていただけることと思います。   私は、履き心地の面においてシュリンクや柔らかい型押しの革が好きで、スムースのような手強さがないところが良いと思っています。 それは、決してコシがないとか弱いとかいうことではなく、素材の特徴としてしなやかなのにしっかりしているのです。 実際に履いてみないとなかなかその感覚は伝わらないかもしれませんが、一度はシュリンクや柔らかい型押しの革でギブソンブーツなどをお作りいただくと、きっと納得していただけるはずです。 革は工房にございますので、お越しいただいた時にご覧になってみてください。 このほかにも、シュリンクの革はまだ何種類かございます。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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BGB

カテゴリー: Message:伝えたいこと

ギブソンブーツ

BGBとは、ブラックのギブソンブーツのこと。 私たちシューリパブリックが、最もお客様に履いていただきたいと考えているブーツです。 もうこれまでに何度か書いているので、ギブソンブーツのことはもう十分にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、 実際にお客様にお話を伺ってみると、これが思いのほか伝わっていなくて・・・。 なので、ちょっとくどいくらいにお伝えします。   ギブソンブーツとは、日本でいえばいわゆる外羽のブーツのこと。 そして、シューリパブリックのギブソンブーツの筒の高さは、標準サイズで5インチの設定になっています。 普通に脱ぎ履きに支障のない高さで、足首のちょっと上の部分をしっかりとホールドしてくれます。 そう、ギブソンブーツの特徴としては、シューズでは難しい足首のちょっと上の部分をしっかりとホールドしてくれることで、ブーツが無理なく快適に足にフィットします。 これは、実際に履いてみないとわからないことなのですが、安定感や安心感はもう格別です。 また、シューリパブリックのブーツの特徴であるフレアな形状の履き口で、足首の動きが阻害されることはありません。 私たちシューリパブリックでは、いくつかのデザインのブーツを製作していますが、快適に履いて歩くという機能面で最も優れているのがこのギブソンブーツです。 なので、ぜひ1足はギブソンブーツをお試し頂きたいと思います。   デザイン的なことに関して、キャップのあるなし、ラストの選択においては、お好みでお選びいただければ良いと思います。 革の選択は、履き心地に関係してきますので、一緒にお選びさせていただきます。 そうそう、タイトルでブラックと限定していることですが、やはりブラックはイギリス靴の基本で、どんな服装にも合わせやすく、とっても上品な雰囲気に仕上がることから、私は個人的にですがブラックのギブソンブーツをお勧めしています。 もちろん、お客様のお好みでブラック以外をお選びいただくのもOKです。 たとえば、ブラウンとか、もしくはブルーとか・・・。 どちらもBですので、全く問題ありません。 もっと多くの方々に、ギブソンブーツを履いていただけることを願っています。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ラスト

靴のフィッティングを考えたときに、快適な靴は足に対してちょうどよい締め具合でホールドしてくれます。 締め具合?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、靴が足と全く同じサイズ、つまり例えば石膏で形をとったそのままの大きさのラストだったとすると、間違いなくそれはゆるい靴になってしまうわけで、 ちゃんとフィットするためにはある程度足を締めてあげる必要があるのです。 靴の形やサイズはラスト(木型)で決まりますから、その締め具合はラストを足に対してどれくらいの数値&形状にするかで決まります。 その「どれくらい」というのは、作り手の考えによるところが大きく、もっと詳しく言えばこの部分はこれくらいで締めて、こちらはこれくらいというように、部分部分で締め具合が異なります。 私たちシューリパブリックの場合は、ジョイント周辺は比較的ゆとりを持たせ(と言っても緩さは感じない程度)、インステップ周りのサイドの部分を包み込むように締めるようなセッティングにしています。 その締め方も、カカト合わせでホールドさせるようなセッティングですので、まぁ言葉で説明するのは難しいのですが、イメージとしては靴の後ろ半分がカチッとしっかりと優しくホールドされているように感じるのではないでしょうか?   オーダーメイドの靴は、本当に作り手によってフィッティングも履き心地も歩いた感じも違っていて、非常に面白いものです。 見た目は同じような靴でも、履いてみると履き心地は全く違います。 お好みのレストランやお好みのクルマ同様に、お好みの履き心地の作り手の靴も、ちょっと気にかけていただけると嬉しいです。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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オックスフォード&ブーツ

私たちシューリパブリックの靴は、見るからにクラシックなデザインです。 いわゆる昔からあるデザインであり、パッと見たところで斬新さは感じません。 これは、十数年前にシューリパブリックがスタートしたころからほとんど変わっておらず、昔からある完成されたデザインなので、敢えていじらないようにしています。 見た目は至ってシンプルで、とにかく基本に忠実にしっかりと作り込んでいます。 実際に履いていただいた方には、その良さを分かっていただけるのですが、見ただけでは良さどころか他の商品との違いさえ分からないかもしれません。 でも、私は世の中にこんなものも存在していて良いと思っています。 最大瞬間風速的なモノもあり、とことんクラシックなものもある。 昨今の世の中は、日々目まぐるしく発信されるニュースや情報から刺激を受けることが当たり前になってしまっていて、メディアが取り上げるのは簡単に短絡的に刺激を得られるものがほとんどです。 ですが、そんな味の濃いものばかりではいずれは飽きてしまいます。 そんな時に実際に心を寄せて永く付き合えるのは、結局はクラシックなモノではないでしょうか。   とは言え、クラシックも時代遅れではいけません。 イギリスでは、クラシックとは古いものではなく、基本的なもの、もしくはスタンダードなものを意味します。 今の時代のスタンダードであるためには、今の時代を受け入れることができる大きな懐が必要であり、時には時代の先端にあることも必要です。 私たちシューリパブリックでは、昔の靴のコピーではなく、今の時代や今後の環境を視野に入れて説を製作しています。 アスファルトの上を歩くことが多い環境や、日々ストレスと隣り合わせの環境、運動する機会も自ら意識しないとどんどん減ってしまう環境、かなり過酷な環境です。 そんな環境だからこそ、足元から環境を改善する必要があります。 フィッティング然り、セッティング然り、時代は常に進んでいます。 見た目は普通ですが、アヴァンギャルドな精神で靴を作っています。 せっかくモノづくりができる環境にあるのですから、作り手としてはどんどん先へ進んでいきたいのです。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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信濃川

昨日から新潟に来ていまして、昨晩は十日町に泊まりました。 夜にはかなりの雪が降っていて、クルマが走れるかやや心配していましたが、 そこはさすが新潟、朝早くからしっかりと道路の除雪作業をしていただき、全く問題ありませんでした。 宿が信濃川に面していて、朝起きたらこんな景色でビックリ。 クルマの上にも、40センチくらい雪が積もっていました。   早々にチェックアウトを済ませ、長野に向かって移動です。 長野までは豪雪地帯と言われる津南町や栄村を通って行くのですが、このコースはつい先日私が出張で通ったのとほぼ同じコースになります。 我が家では、長野へ行くと決まって立ち寄るところがありまして、今回も通り道だったので寄ってきました。 道の駅オアシスおぶせです。 長野県に入ってだいぶ雪の量が少なくなりましたが、それでもまだこの辺りは道路の端に残っていました。 私の目的はオアシスおぶせのすぐ向かいにある農産物直売所です。 夏に来ると、桃やプラム、プルーンなどが驚くほど安く売っていて、今の時期にはリンゴがこれまたたくさん入って安く売っていました。 長野県はフルーツがたくさん採れて、とってもステキなところです。   リンゴを買い、今日の目的地に向かって出発です。 今日の目的地は、長野市にある茶臼山動物園。 ウチの小学生の娘がとにかくレッサーパンダが好きで、この茶臼山動物園でレッサーパンダに会うのをとっても楽しみにしています。 ちょうど今日はバレンタインのイベントを開催していて、園内で茶太郎に会うとチョコレートがもらえるとのこと。 娘は、着ぐるみのでかいレッサーパンダは怖いと言っていたのに、ちゃっかりとチョコレートをもらっていました。 そして、おまけで私たちにもチョコレートをくれました。 今日は、特に急いで帰る必要もなかったので、動物園の中でのんびりとサルやライオンを見たり、モルモットと触れ合ったり、大変のんびりすることができました。 動物園は、大人も時々行ってみても良いですね。 茶臼山動物園にはもうすでに何度も行っているのに、毎回動物の表情は違いますし、何度行っても楽しめます。   そうそう、今回雪国へ行くということでこんなブーツを履いて行きました。 tevaのブーツです。 これまでは、雪国へ行く時にはソールが厚いスノーブーツを持って行って現地で履き替えていましたが、その手間を省略したいと思いまして、クルマの運転も問題ないモノを選びました。 ちゃん撥水の効果もあり、保温性に関しても非常に優れていたのでずっと履きっぱなしでしたが、やはりウレタンのインソールを使っているためにかなり蒸れてしまったのが残念なところです。 長靴は隙間だらけですから蒸れるという心配は比較的少ないでしょうけれど、クルマの運転や保温という点ではやや心配な部分があります。 ちゃんと足にフィットしてクルマの運転ができて、雪の中でも問題なくて、そして蒸れなくて履いていて快適というブーツってなかなか少ないですよね。 先週から2週続けて新潟へ行きましたが、雪の多い地域の履き物事情はなかなか大変であり改善の余地もたくさんあると感じました。 それは、商売ということよりも、私自身が欲しいという理由のほうが大きくて、ぜひ何か使い勝手の良いブーツを作ってみたいと考えています。   さて、明日からはまた通常営業です。 3月完成予定の靴たちの作業を続けます。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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in the life 6

今朝早く出て、新潟の十日町に来ています。 天気予報通り外は猛吹雪です。 じつは、小学生の娘にスキーを体験させてあげようと思い、半年くらい前から計画していたのですが、どういうことかつい数日前に手をケガしまして、あっけなくスキーの計画は流れました。 私も20年以上ぶりにスキーの板とブーツを買って楽しみにしていたのに、スキーは来年に持ち越しです。 ただ、せっかく計画を立てたので、温泉だけでもということで新潟に来ました。   こちらは、いつも新潟に行く時に立ち寄る越後川口SAです。 ここの魅力は何かと言われると、放っておいてくれるそっけなさと、雪の季節以外はここから見える魚野川の風景です。 結局今回は、目的地を長岡の新潟県立歴史博物館に変更し、新潟の歴史について勉強した後に、 先日のテレビのレポートで観た巨大かまくらのある「あてま高原リゾートベルナティオ」に行きました。 ここは、雪のない季節はゴルフ場なのだそうですが、今の季節は雪遊びができる場所として開放されています。 ゴムのチューブに乗って滑ったり、ちょっとした雪遊びができる場所で、そこに名物の巨大かまくらが作られています。 中の様子はと言いますと、 なかなか広くて、ちょっとした軽食をいただくことができます。 スキーができなくなってしまったウチの娘も、とりあえず無理のない程度に雪を楽しむことができたようです。   さて、我が家では旅行の時にそれぞれ何か1冊ずつ本を買って、宿でのんびりと見るという慣例があります。 今回私が購入したのは、コチラです。 「IN THE LIFE 6」という、かなり厚いタウンページのような雑誌。 これには、男性が好きそうなクルマ、バイク、服、旅、その他諸々のモノが載っています。 普段、なかなかゆっくりと雑誌を見るという習慣がないので、旅行の時のこのムダとも言える時間がとても楽しいです。 こういうモノって、私たち男性のユメの入り口なのだろうなぁって思います。 こんなバイクに乗ってこんな旅をしてみたいとか、こんなクルマでこんなものを積んで出掛けてみたいとかなどなど。 私が靴とカメラが好きなのも、こんなカメラを持って知らない街を歩いてみたいというユメの現れです。 もしかしたら、それは何かの都合で実現しないかもしれませんが、でも渡しの場合はカメラも靴もなければもし行けるときが来ても、出発することができません。 だから、行けるかどうかわからないけれど、その時のために私はいつも準備をしておきたいと思うのです。 それに、行ける時に備えてあれやこれやと準備をして考えること自体がとっても楽しいですよね。 そんな趣味があっても、そんなお金の遣い方をしても、とっても楽しいと思います。 日々、仕事に追われている方々へ、時にはユメのためにちょっとだけ何かを買ってみることをお勧めします。 私と同じように、知らない街を歩きたい方には、たくさん歩ける靴をお勧めします。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ブリストル

私たち日本人が考えるイギリスは、伝統を重んじるとっても堅苦しい国なのかもしれません。 じつは、私も実際に行って生活してみるまでイギリスはそんな国だと思っていました。 時間がのんびりと流れ、いつも紅茶と一緒に出てくる小さなケーキをフォークとナイフで食べ、築100年以上経った古い家をDIYで修理しながら、庭にはバラが咲いている・・・。 そんな人の集まりだと思っていました。 でも、実際には全く違います。 そりゃそうでしょう。 アメリカが西部劇のような国ではないのと同じ、もしくは日本人がちょんまげをしていないのと同じです。 あまり知られていないことかもしれませんが、イギリスのイギリスらしいところは、とっても革新的であるということです。 もちろん、古いものを大切にする文化もありますが、だからと言って新しいことに対してNOというわけではありません。 新しいことやモノを受け入れるのが上手なのも、実はイギリスらしさなのです。 さらに、興味のあること、関心のあることに対しては、とことんやるのです。 イギリスの大衆車はイマイチパッとしませんが、ロールスロイスやベントレー、ジャガー、アストンマーチンのような自動車メーカーもあれば、ロータス、マクラーレン、TVRのようなとことんのメーカーもあります。 イギリスは、非常に伝統を重んじると同時に、非常に革新的な国なのです。 それは、靴つくりにおいても言えることです。 彼らは絶対にこうじゃないとダメと言うことがなく、とっても合理的な判断をします。 これは、ウェルティングの時に針の役割を果たすブリストルです。 昔は、イノシシの毛を使っていたそうですが、入手が困難になってきたので代用として釣り糸を使っています。 これは、イギリス人の職人さんに教えていただいたことであり、イギリスでは一般的のようです。 絶対にイノシシの毛じゃなきゃダメなんて言わなくて、「使えればいいじゃん。」といった姿勢なのです。 それでいて、ハンドソーンウェルテッドはとっても手の込んだ製法であり、かなり考えつくされています。 これが、とことんの部分なのです。 なんか、いいですね、イギリス。 最近は、食べ物だってだいぶ美味しくなっているようです。 イギリスは、とっても素敵な国です。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ピンサー

なぜ革+化で靴になったのか、その正確なところはわかりませんが、革に多少の加工を加えることで靴ができるのは間違いないことです。 あまりご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、靴を作る革は材料の状態では思いのほか柔らかいもで、 カウンターの上に置いた状態で、カウンターの角の形がよくわかりますよね。 ちなみに、これはキップで硬さは中くらいのモノです。 仔牛の革であるカーフやソフトレザーはもっと柔らかいものもあり、それでもちゃんと靴の形になります。   靴は、ラスト(木型)につり込んで製作し、完成してラストを抜いても、ほぼそのままの形を維持しています。 不思議ですよね。 接着剤か何かで固めているわけではありません。 つま先とカカトの芯は、確かに接着剤で固めていますが、そのほかの部分には接着剤は使っていないのです。 もちろんつま先とカカト以外には芯も入っていません。 これが靴づくりの技術と関わってくる部分なのです。 革にはある決まった力で引かれて、その状態を維持すると、形を維持するという性質があります。 なので、ラストにつり込んで(その作業をラスティングと言います)革が馴染むまでしばらくそのままにしておくのですが、 ラストの形が微妙に複雑な形であるため、ラストを抜いた以降もキレイな靴の形を維持するには、ラスティングの際に正しい方向に正しい力で引く必要があるのです。 もし間違った方向に、もしくは間違った力でい引いてしまうと、立体的な靴が潰れてしまったり、履き口が開いてしまったり、甲に変なシワができてしまったり、土踏まずの部分に横向きのたるみができてしまうなどの問題が生じます。 じつは、靴のラスティングはとっても難しい作業なのです。 普通に売られている商品でも、ラスティングがうまくないものがたくさんありますし、うまくないどころかちょっとこれは問題だという商品を目にすることもあります。 専門家でない限り、なかなかそれを見分けることは難しいことですが、それでも靴を買う時には左右の形にずれがないかを確認するようにしましょう。 ラスティングに問題がある靴は、履き心地にも問題があるということもありますから。 ラスティングの際には、写真の右側にあるピンサーと左側にあるハンマーを使います。 ピンサーは革を引く工具で、ハンマーはその引いた革をしっかりと馴染ませるために叩くための工具です。 ピンサーで引くときの力はどれくらいなのかと言えば、作り手にもよりますが、私も場合はほぼ全力に近いです。 それも、この丈夫そうなピンサーでテコの原理を使って思いっきり引くのですから、かなりの力であるはずです。 靴は、それくらいの力で引くことで、やっと形を形成できるようになるのです。 この作業を手勘で正確にこなせるようになれば、キレイな靴を作れるようになります。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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