いよいよ今週末の7月23日(土)と24日(日)は、恵比寿のRifareさんで恒例のイベント開催です。 お客様の足を計測し、靴屋目線で足の特徴や適した靴のサイズなどをお伝えいたします。 「ふーん、でも足を測ったところで・・・。」 なんて言わないでください。 足を正しく理解するということは、正しい靴のサイズがわかるということであり、せっかく買った靴のサイズがじつは間違っていたということにもならないのです。 正しいサイズの靴を選ぶことができれば、とても快適に靴を履くことができるはずです。 靴を履くといつも同じところが痛くなるなどの症状も、理論的にご説明させていただきます。 実際に計測された方は、なかなか面白かったというご意見が多いので、ぜひこの機会にお試しください。 イベントの詳細です。 開催日時は、7月23日(土)、24日(日) 両日とも11時~20時 場所は、Rifare恵比寿店さん こちらをご参照ください → http://www.rifare.jp/map.html#tokyo 今回も、私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴のご注文を承ります。 サンプルも持って行きますので、一度実物をご覧になって、サイズが合えばサンプル靴ですが履いていただいて、いろいろとご覧になっていってください。 話は変わりますが、以前からちょっとずつお知らせしております「雨の日&出張用の靴」の先行予約を開始します。 今回の先行予約とは、「注文します!」というご希望を事前にお伝えいただくものです。 なぜ今回に限って先行予約を受け付けるのかと言いますと、なにせ初めての試みなのでどうなるか全く読めないため、ある程度お知らせいただいて、ほかの仕事とのスケジュールを調整したいという思惑があります。 ですので、先行予約をいただいたお客様には、後で説明させていただきますスペアインソールを1足分プレゼントいたします。 先行予約の期間は、本日より8月12日(金)までです。 では、この「雨の日&出張用の靴」について簡単に説明させていただきます。 これまで出張の時に靴を何足も持って行くのが大変なので、数日間の出張や旅行にも履けるような靴を作ってほしいというご要望や、雨の日にも履きたいというご要望をいただいてきました。 今回製作する「雨の日&出張用の靴」は、1週間くらいであれば続けて履いても全く問題がない仕様であり、雨の日に履いてもほとんどダメージがないという仕様の靴です。 製法はブラックラピド製法ですので、ハンドソーンウェルテッドの靴と比べるとやや劣る部分もありますが、それでも快適に履いていただける仕様に仕立ててあります。 使用する革は、黒の国産キップ。 デザインは、チャッカブーツのみです。 ラストは、私どもで保管しているお客様のマイサイズラスト、もしくは新規にご注文いただくラストです。 価格は、77,760円(税込み、ラスト含まず)です。 取り外せるインソールがありまして、このインソールを1日ごとに付け替えることで靴の内部の湿気の問題を解決します。 インソールは、初めからセットされているもののほかに、スペアが1足分付きます。 ですので、先行予約の方は2足分のスペアが付いてくるということになります。 スペアインソールだけの販売もおこなう予定です。 すでにオーダーメイド靴をご注文いただいてラストが使用中というお客様に関しましては、ラストが空き次第の製作開始となります。 「雨の日&出張用の靴」は、8月13日(土)~10月10日(祝)の期間限定でご注文を承ります。 靴のイメージはこんな感じですが、今回は黒い革を使用しますのでお間違いのないようにご注意ください。 サンプルの靴が完成しましたら、また改めてアップさせていただきます。 ご質問がございましたら、メールでご連絡ください。 今後しばらくのイベント情報です。 7月23日(土)~24日(日) Rifare恵比寿店さんにて、恒例の計測&オーダー会開催 7月30日(土)~31日(日) Rifare大阪店さんにて、恒例の計測&オーダー会開催 9月4日(日) Rifare自由が丘店さんにて、恒例の計測&オーダー会開催 (無理言ってスケジュールを変えていただきました。すみません) 9月9日(金)~11日(日) コージ製靴新潟工場さんの、ファミリーセールに出品します。 久しぶりのコージ製靴さんですが、今回はグッドイヤーウェルテッドのチャッカブーツ(黒)を出品する予定です。隠し球もあります。「ブログ観たよ」とお申し出ください。 10月1日(土)~2日(日) 神戸三宮 SUNさんにて、恒例の計測&オーダー会開催。今回は、SUN特別仕様のこだわりいっぱいのチャッカブーツ(ダークグリーン)を用意していきます。こちらは数に限りがありますので、早い者勝ちです。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みになります。 先週は新潟出張でしたので、2週間ぶりのお休みです。 午前中は、ウチの奥様のクルマの点検の予定が入っていたので、スズキのディーラーさんに行ってきました。 私は普段は自分のワーゲンに乗っていまして、久しぶりに奥様のスイフトに乗ると、何となくメーカーが言わんとしていることが伝わってくるような気がして、とても面白いと思いました。 ワーゲンVSスイフトなんて、全く土俵も違うクルマ同士ですが、ワーゲンはやや大味な作りで全体を見ているのに対し、スイフトは細かい部分の精度が思いのほか良くて、どちらも詰めが甘い部分があるのに全く違う性格なのが素敵です。 たぶん、100キロくらいまでの一般道の移動なら、スイフトの方が快適のように感じました。 サスペンションがもう少ししっかりとしてくれればなおさら良いのですが、ここでサスペンションをいじったらその先にはボディ補強が待っているので、70点の出来ということでバランスしているのだと思います。 こちらは、スズキのディーラーでいただいてきたバレーノのカタログ。 スペックから見るととっても良いクルマに見えるのに、あまり街中で見かけないモデルです。 デザインの好き嫌いはともかくとして、1リッターのターボでそこそこ走らせようという果敢なチャレンジは、一度乗ってみる価値があります。 ここ最近の売れ行きは、背の高い小型車や燃費が良いクルマばかりだそうで、燃費なんて走り方である程度はどうにでもなるわけですから、燃費を求めるなら低速のトルクがあるターボ車でしょうって思います。 まぁ、私は専門家でも評論家でもないので、個人的な意見はこのくらいで。 午後からは、髪を切りに行ってきました。 その時にかかっていた文化放送の番組の中で、出演者の方が言っていたことがとっても印象的でした。 「昔の曲は隙だらけでスカスカだったけれど、今の曲は完成度が高くて隙がない。でも、昔の曲の方がスカスカだけど本当に良いものもあって、そういったモノの方が聴いていて心地よい。」と。 確かに今は技術の進歩ですべてのモノの隙がなくなってきました。 昔は壁だって隙だらけで隙間風が入ったかもしれませんが、それだからこそ良かった部分があるわけですし、クルマだって隙だらけだったけれど、だからこそ運転する楽しさがありました。 音楽だって、スリーピースで十分のはずで、それでも良いものは良いです。 映画だって、カメラだって、なんだって、基本がしっかりとしていれば、スペックは低いかもしれないけれど十分に良いものになるのです。 今の時代ですから、リアルタイムで細かいコンピュータ制御が必要かもしれませんが、やはり良いものであるためには基本がしっかりとしている必要があります。 靴だって然りです。 基本がしっかりしていれば、多少の隙があっても快適に履けるのです。 むしろ、靴に関しては隙があるくらいの方が快適に履けるように思います。 人間には抜けている部分が必要で、そんな人間が履く靴ですから、当然に隙があったほうが心に余裕をもって履けるのではないかと思います。 今後しばらくのイベント情報です。 7月23日(土)~24日(日) Rifare恵比寿店さんにて、恒例の計測&オーダー会開催 7月30日(土)~31日(日) Rifare大阪店さんにて、恒例の計測&オーダー会開催 9月4日(日) Rifare自由が丘店さんにて、恒例の計測&オーダー会開催 (無理言ってスケジュールを変えていただきました。すみません) 9月9日(金)~11日(日) コージ製靴新潟工場さんの、ファミリーセールに出品します。 久しぶりのコージ製靴さんですが、今回はグッドイヤーウェルテッドのチャッカブーツ(黒)を出品する予定です。隠し球もあります。「ブログ観たよ」とお申し出ください。 10月1日(土)~2日(日) 神戸三宮 SUNさんにて、恒例の計測&オーダー会開催。今回は、SUN特別仕様のこだわりいっぱいのチャッカブーツ(ダークグリーン)を用意していきます。こちらは数に限りがありますので、早い者勝ちです。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読むこれは何をしているのかと言いますと・・・、 積み上げを裁断しているところです。 ハンドソーンウェルテッドの靴の場合、カカトは接地面のトップピースとその上に位置する積み上げに別れます。 トップピースは、皆さんもご存知の通りダイナイトとかリッジウェイとか、そのほかにはヴィブラムとかいろいろなものがあります。 そのトップピースは、直接ソールに取り付けられていないことがほとんどで、その高さを稼ぐためのモノが積み上げになります。 一般的に言えば、積み上げはプレスされた硬い革を使っていることが多いのですが、私たちシューリパブリックでは革ではなくこのような素材を使っています。 レザーボードという素材で、革のチップを粉砕して固めて作ります。 一枚の板になっていて、必要な大きさに裁断して使います。 ソールはともかく、積み上げは絶対に革!という方もいらっしゃいますが、私たちがこの素材を選んだのにはちゃんと理由があります。 それは、こちらの方が快適だからです。 革と比べると若干柔らかく、反発もあります。 価格は革に比べて半分くらいですが、加工が大変なので価格のメリットはほとんどありません。 かつてあるお客様が、他店でシューリパブリックの靴のカカト交換をされたときに、革の積み上げを付けていただいたところ、とても硬くなって衝撃がダイレクトに来るようになったということがありました。 正直なところ、硬さは履く方のお好みですが、引き締まったダンピングが感じられるこのレザーボードの積み上げは、非常に優れていると思います。 仕上がりは、こんな感じで十分なツヤも出ます。 私たちシューリパブリックでは、ダイナイトのトップピース+レザーボードの積み上げという仕様で快適に履いていただけるようなセッティングで製作しています。 ところで、今週末からイベントがちょこちょことありますので、ざっとお知らせいたします。 詳細に関しましては、後日早めにお伝えいたします。 7月23日(土)~24日(日) Rifare恵比寿店さんにて、恒例の計測&オーダー会開催 7月30日(土)~31日(日) Rifare大阪店さんにて、恒例の計測&オーダー会開催 9月4日(日) Rifare自由が丘店さんにて、恒例の計測&オーダー会開催 (無理言ってスケジュールを変えていただきました。すみません) 9月9日(金)~11日(日) コージ製靴新潟工場さんの、ファミリーセールに出品します。 久しぶりのコージ製靴さんですが、今回はグッドイヤーウェルテッドのチャッカブーツ(黒)を出品する予定です。隠し球もあります。「ブログ観たよ」とお申し出ください。 10月1日(土)~2日(日) 神戸三宮 SUNさんにて、恒例の計測&オーダー会開催。今回は、SUN特別仕様のこだわりいっぱいのチャッカブーツ(ダークグリーン)を用意していきます。こちらは数に限りがありますので、早い者勝ちです。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日のお客様は、栃木県にお住いのASさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 ASさんは、今回の靴が3足目になります。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、ブラウンのELBAMATTで製作したチャッカブーツです。 ASさんはこれまでギブソンシューズとオックスフォードをご注文いただき、それらはどちらも黒でしたので、黒じゃない今回の靴をとっても楽しみにしていらしたそうです。 また、ASさんには初めてのシューリパブリックのブーツですので、そちらも楽しみだったとのことでした。 履いていただいて・・・、 「うーん、やっぱりこれだよ。靴がしっかりしているし、履いた感じもしっかりとホールドしてくれているし・・・。」 とおっしゃっていました。 毎回私たちシューリパブリックの靴を履いていただく度に、とっても感動してくださいます。 これまで、本当に靴が合わなくて困っていらっしゃったそうで、 「もう少し早くここを知っていたら・・・。」 と毎回おっしゃっています。 すでに奥様と一緒に次の靴もご注文いただいていて、さらに次の靴の構想もまとまってきているようでした。 「以前は、靴を履いていて意識が足に行っていたのが、今は全く足には意識がいかなくなりましたよ。それだけ足にストレスがなくて自然な環境にあるんですよね。」 とのこと。 とっても気に入っていただけて、作り手としても非常に嬉しいです。 今後とも、よろしくお願いいたします。 今日はありがとうございました。 靴のスペック デザイン: チャッカブーツ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日のお客様は、千葉県にお住いのMIさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、ブラウンのチャッカブーツです。 じつは、MIさんはチャッカブーツをご注文いただき、そして履いていただいたら大変気に入ってくださり、その後に3足+2足と計6足ものチャッカブーツをご注文されたのです。 今回完成したのは3足口の2足目で、トータルで見るとチャッカブーツ#3ということになります。 ちなみに、こちらがチャッカブーツ#2のダークグリーンです。 このグリーンも、履き込むごとに色が落ち着いてきていて、思っていたよりも使い勝手が良いそうです。 まだ会社でこのチャッカブーツに関して声をかけてくださる方がいらっしゃらないそうなので、せっかく冗談を用意しているのにと、ちょっと残念そうでした。 こうして同じ形のものを揃えて、自分のスタイルを作っていくのって良いですね。 もう少ししたら、ネイビーも完成します。 そうしたら、だれか声をかけてくれるかもしれませんね。 今日はありがとうございました。 靴のスペック デザイン: チャッカブーツ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日の3人目のお客様は、埼玉県にお住いのSEさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 こちらの靴は、先日までご注文を受け付けていたSRFのラストを使ったモノで、SEさんはこの#SRFラストの靴は先月納品したオックスフォードに続き2足目になります。 このシュッとした雰囲気を大変気に入ってくださいました。 たぶん、このオックスフォードの格好良さは写真ではわからないと思います。 ノーズが長すぎず短すぎず、今の時代のビジネスシューズとしてとってもスマートに見えます。 いつもは、SEさんからいろいろなことを教えていただくのですが、今日は私も靴の深い部分のことに関してお話させていただきました。 なかなか文章に落とすことができない部分なのでここに書くことはできませんが、SEさんはとっても興味深く聞いてくださっていました。 私たちシューリパブリックの靴は、作りもパターンもイギリスの伝統を引き継いているもので、 「なるほど、そういう理由で履きやすいのか・・・。」 と、驚いていらっしゃったり。 作り手によっても異なる部分もありますが、それでもイギリスの靴はよく考えられていることをお伝えできたと思います。 次回は、ぜひ秋の野菜ネタを教えてください。 今日はありがとうございました。 靴のスペック デザイン: オックスフォード レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRF+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日のお二人目のお客様は、埼玉県にお住いのNKさんです。 NKさんも、ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 NKさんは、今回の靴が4足目になります。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、紫色のチャッカブーツです。 これまで落ち着いたトーンの靴が多かったNKさんですが、こういう色も実はお好きだそうで、夏らしく明るい靴ということで、こちらの革をお選びになったのだそうです。 NKさんは、以前にお越しいただいた時に・・・、 「身につけるモノには、あまり妥協はしたくないのです。」 とおっしゃっていたのがとっても印象的で、靴も身につけるモノのひとつであり、履き心地にはこだわっているのだそうです。 NKさんは、靴を道具としてフルに活用しながらとても大切にしてくださっています。 ぜひこれからもたくさん活用してください。 今日はありがとうございました。 靴のスペック デザイン: チャッカブーツ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRLA+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日は、朝からたくさんのお客様が納品のためにお越しくださいました。 お一人目のお客様は、東京都にお住いのSIさんです。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、モンキーブーツです。 SIさん、じつは以前からモンキーブーツを注文したいと言いつつ、ついついほかのデザインをオーダーしてしまって、なかなかモンキーブーツを履くことができませんでしたが、今回念願かなってやっと履いていただくことができました。 今回完成したのは、黒のシュリンクと紫のスムースのコンビのモンキーブーツです。 以前に、あるお客様がグリーンとキャメルのモンキーブーツをご注文いただいたのをご覧になって、 「やられた~、そういう手があったか・・・!」 と思ったそうです。 いずれにしても、この色合いはSIさんだけのオリジナルです。 履き心地に関しても、とても気に入っていただけました。 まだ初めはちょっと硬いですが、これから少しずつ馴染んでいって、もっと履きやすくなることでしょう。 SIさん、上手に育ててあげてください。 今日はありがとうございました。 靴のスペック デザイン: モンキーブーツ レザー: キップ×キップシュリンク ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRE+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む靴の履き口などの糸は、履き方にもよりますが擦れて切れてしまうことがあります。 工房の中を探してみましたが、あいにく糸が切れそうな靴がなかったので、この履き口の部分が切れそうという仮定で進めましょう。 靴のアッパーを縫っている糸は基本的にポリエステル糸で、下糸はビニロン糸です。 どちらも熱で溶ける性質のものです。 上糸でも下糸でも、糸が切れかかっているときの対処法はと言いますと、 それ以上傷口が広がらないように、ライターの火を近づけて切れている糸の先を溶かし、固めてあげるというのが一般的な方法です。 そのまま放置していると、どんどんほつれていってしまうこともあります。 このような処置は、専門家じゃなくとも簡単にできることですので、ぜひ覚えておいてください。 ポイントは、ライターの火を近づけて溶かすのであって、糸を燃やしてはいけません。 小ネタをたくさん覚えて、簡単な修理であればご自身でやっていただけると良いでしょう。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む昨日まで出張でしたが、今日からまた通常の業務に戻ります。 今日の作業はクリッキングです。 クリッキングとは、革を裁断する作業のことです。 以前に、「革には伸び方向がある」ということを書きましたが、そのほかにも注意しなくてはいけないことがありまして、革は部位によって革そのもののクオリティが異なるのです。 具体的に言うと、私は靴の素材としての革は3種類に分けることができると思っています。 ひとつは、普通に靴の素材として使える部位です。 2つめは、普通に使える部位に比べるとややクオリティが落ちますが、そのパーツに限って使える部位です。 そのパーツというのは、靴のベロです。 これは、硬い部分よりも柔らかい部分の方が、靴ヒモから足の甲を守るという本来の目的に適しています。 そして3つめは、全く使えない部位です。 これらは何が違うのかと言いますと、革そのもののしっかり感であり、パッと見たときのツヤ感であり、一言でいえばクオリティです。 牛も動物なので、やはり体の部位によって革の質感は異なります。 特に、わきの下やお腹周りは繊維がそろっていなかったり厚さが出なかったりなどの理由で、革として靴には適していないのです。 ちょっと見にくいかもしれませんが、写真の左の方の線が引いてある部分は牛のわきの下の部分で、必要以上に伸びてしまう部分です。 ですので、この部分は3つ目のカテゴリーに入る使えない部位です。 革によってはパッと見ただけではわかりにくいものもありますが、裏側を見ると革の質感が全く違うのですぐにわかります。 こちらは、靴に使えない部分の裏側。 毛羽立ってしまっていて、ボソボソです。 そして、こちらは靴に使える部分の裏側。 キメが整っていてキレイです。 こうして見てみると、わきの下の部分の質感はやはりちょっとクオリティが良くないのがパッと見てもすぐにわかります。 実際に革1枚を買ってきて、このような使えない部分と、革を裁断するときにパーツとパーツの間の捨てられてしまう部分を合わせると、なんと約3分の1が使われない部分となります。 もったいないですよね。 でも、これを無理して何とか使おうとすると、靴を履いていて変なシワが出てしまったり、場合によってはひび割れてしまうこともあります。 ちゃんと永く愛用していただける靴を作るためには、心を鬼にして捨てるべきところは捨てるようにしなくてないけないのです。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
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