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隙の心地よさ

カテゴリー: Break Time:ブレイクタイム

モンキーブーツ

今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みになります。 先週は新潟出張でしたので、2週間ぶりのお休みです。 午前中は、ウチの奥様のクルマの点検の予定が入っていたので、スズキのディーラーさんに行ってきました。 私は普段は自分のワーゲンに乗っていまして、久しぶりに奥様のスイフトに乗ると、何となくメーカーが言わんとしていることが伝わってくるような気がして、とても面白いと思いました。 ワーゲンVSスイフトなんて、全く土俵も違うクルマ同士ですが、ワーゲンはやや大味な作りで全体を見ているのに対し、スイフトは細かい部分の精度が思いのほか良くて、どちらも詰めが甘い部分があるのに全く違う性格なのが素敵です。 たぶん、100キロくらいまでの一般道の移動なら、スイフトの方が快適のように感じました。 サスペンションがもう少ししっかりとしてくれればなおさら良いのですが、ここでサスペンションをいじったらその先にはボディ補強が待っているので、70点の出来ということでバランスしているのだと思います。 こちらは、スズキのディーラーでいただいてきたバレーノのカタログ。 スペックから見るととっても良いクルマに見えるのに、あまり街中で見かけないモデルです。 デザインの好き嫌いはともかくとして、1リッターのターボでそこそこ走らせようという果敢なチャレンジは、一度乗ってみる価値があります。 ここ最近の売れ行きは、背の高い小型車や燃費が良いクルマばかりだそうで、燃費なんて走り方である程度はどうにでもなるわけですから、燃費を求めるなら低速のトルクがあるターボ車でしょうって思います。 まぁ、私は専門家でも評論家でもないので、個人的な意見はこのくらいで。   午後からは、髪を切りに行ってきました。 その時にかかっていた文化放送の番組の中で、出演者の方が言っていたことがとっても印象的でした。 「昔の曲は隙だらけでスカスカだったけれど、今の曲は完成度が高くて隙がない。でも、昔の曲の方がスカスカだけど本当に良いものもあって、そういったモノの方が聴いていて心地よい。」と。 確かに今は技術の進歩ですべてのモノの隙がなくなってきました。 昔は壁だって隙だらけで隙間風が入ったかもしれませんが、それだからこそ良かった部分があるわけですし、クルマだって隙だらけだったけれど、だからこそ運転する楽しさがありました。 音楽だって、スリーピースで十分のはずで、それでも良いものは良いです。 映画だって、カメラだって、なんだって、基本がしっかりとしていれば、スペックは低いかもしれないけれど十分に良いものになるのです。 今の時代ですから、リアルタイムで細かいコンピュータ制御が必要かもしれませんが、やはり良いものであるためには基本がしっかりとしている必要があります。 靴だって然りです。 基本がしっかりしていれば、多少の隙があっても快適に履けるのです。 むしろ、靴に関しては隙があるくらいの方が快適に履けるように思います。 人間には抜けている部分が必要で、そんな人間が履く靴ですから、当然に隙があったほうが心に余裕をもって履けるのではないかと思います。   今後しばらくのイベント情報です。 7月23日(土)~24日(日) Rifare恵比寿店さんにて、恒例の計測&オーダー会開催 7月30日(土)~31日(日) Rifare大阪店さんにて、恒例の計測&オーダー会開催 9月4日(日) Rifare自由が丘店さんにて、恒例の計測&オーダー会開催 (無理言ってスケジュールを変えていただきました。すみません) 9月9日(金)~11日(日) コージ製靴新潟工場さんの、ファミリーセールに出品します。 久しぶりのコージ製靴さんですが、今回はグッドイヤーウェルテッドのチャッカブーツ(黒)を出品する予定です。隠し球もあります。「ブログ観たよ」とお申し出ください。 10月1日(土)~2日(日) 神戸三宮 SUNさんにて、恒例の計測&オーダー会開催。今回は、SUN特別仕様のこだわりいっぱいのチャッカブーツ(ダークグリーン)を用意していきます。こちらは数に限りがありますので、早い者勝ちです。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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